2012.01.18
デザイン
「キッチンは調理するだけの場所」
使いやすさや機能性は、キッチン選びの重要な要素です。けれども、キッチンが「空間と調和する機能」に目が向けられていませんでした。
「キッチンはインテリア」
キッチンの素材、テクスチャー、ディテールにこだわりながらも、インテリア性にも注目。キッチンを、家具としての美しさも備えた上質なインテリアと考えます。周りの照明や家具とともに、個性を映し出すデザイン空間をつくります。
ショールーム
「キッチンだけを見る」
従来のショールームは、様々なキッチン単体を見比べる場所です。キッチンが並んでいるだけなので、それを自宅に設置した場合のイメージは湧きにくいものでした。
「インテリア全体を体感する」
キッチンだけではなく、照明、家具、床材や壁材も含めた空間全体を、ショールームで体感。キッチンのディテールまで見たりふれたりできるほか、照明、テーブル、イス、収納庫などとのコーディネートも楽しめます。自分のライフスタイルに合った空間づくりに役立ちます。
動線
「奥行きはたった65センチ」
実は、キッチンの奥行きが65センチだと非常に窮屈。奥行きが小さいため、作業スペース、シンク、コンロが横に広がり、作業するには体を左右へ移動させなければなりません。また、吊り戸棚を頭に当たらない設計にすると、手が届かないのが一般的。ものを出し入れしづらいものです。
「奥行き75センチでゼロ動線」
通常よりも奥行きを10センチ長くすると、十分な調理スペースを確保しながら、左右の間口を短くできます。お料理をする時に、左右への移動が少なくなり、その場からほとんど動かずに調理が可能。手の届く範囲内でほとんどの作業をこなせる、ストレスのない「ゼロ動線」になります。
通気性
「キッチンが空気を遮断」
従来のキッチン下はケコミでふさがれていたり、ストッカーとして活用。この場合、キッチンをリビング側に設けると、空気の流れを遮ります。キッチンでは「暑い」「寒い」という悩みが生じます。
「キッチンを床から浮かせ、全体を通気」
キッチンを床から浮かせると、風が通り抜け、足元の通気性がよくなります。空気がスムーズに循環するので、暑さや寒さも解消し、心地よくお料理ができます。さらに、空気の流れがよいため、住宅を長持ちさせる効果も。料理をする時は、つま先が踏み入れられることで、作業負荷の軽減に役立ちます。もちろん、お掃除もしやすく清潔さを保てます。
収納
「"量"に注目」
収納スペースは多い方がいい。確かにそう思いますよね。でも、「ココにもアッチにも引き出しが。一体、何をしまうの?」なんてこと、ありませんか?
オタマとシャモジだけであふれてしまったり、取り出しにくかったり。たくさんはあっても、結局使いづらい収納でした。
「"機能"も"量"も両立」
大切なのは、「ひと目で見渡せ、サッと取り出せる」こと。火回りで使うものはコンロ下、水回りで使うものはシンク下というように適材適所なら使い勝手がいいですね。ラクな姿勢でものが出し入れできる大容量スペースもポイントです。
さらに、壁一面に広がった収納より、料理のしやすさとインテリア性を兼ね備えたものを。中身の見渡せる吊り戸棚や収納庫なども、ほしいものがすぐに見つかり便利です。
扉の構造
「硬度はたった"3H"」
一般的な各ユニットの扉材には、パーティクルボードに紙とフィルムを貼った化粧板が使われています。その表面硬度は3H。衝撃、熱、水にさらされるキッチンでは、キズやシミがつきやすく、熱による変色の悩みもありました。
「堅牢な硬度"9H"」
熱硬化性樹脂でパーティクルボードをはさんで圧着させた「トリプルガード構造」の熱硬化性樹脂扉なら、表面硬度が9H。優れた耐衝撃性と耐熱性、耐蒸気性を発揮します。湿気や汚れに強く、長く使ってもキズつきにくいタフなキッチンを実現。お手入れもさっと拭き取るだけの簡単さです。
素材
「強度に不安のある人工大理石」
白系の色だったり石目調だったりと多くのバリエーションがある人工大理石。しかし、衝撃に弱く、強度に疑問があります。樹脂製のため、酸や熱に対しても心配です。
「高品質で温かみを感じるステンレス」
料理のプロが選ぶ厨房は、ほとんどがステンレス。なぜなら、耐久性と堅牢性を持つタフな素材である上、耐熱性や抗菌性にも優れているからです。においやシミがつくこともなく、衛生面で安心。金属の冷たさはチタン研磨によって緩和され、使いこむほどに美しさも増していきます。
一方、堅牢であるため加工が困難で、確かな技術が必要。熟練の職人による高度な加工技術を持つメーカーを選ぶことが大切です。