TITLE:INFOBAR2

深沢直人の名作、AUの「INFOBAR」が進化して「INFOBAR2」(写真1 写真2)として企画されている。また発売時期は未定らしいが、今月号の「エスクワィアー」にも広告が出てるので、恐らく近日中に発売されるのだと思う。
久々に携帯が欲しいと思った。
同じ企画で、坂井直樹がディレクションをした新しい携帯も「エスクワィアー」の広告に出ていた(写真3)。これもなかなかいい。
坂井直樹と深沢直人が「携帯」をテーマに対談をしている。
この対談は興味深い
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/31808.html
この対談の中で深沢直人がこんな事を言っている。
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「僕のプロダクトデザインに対する考え方から言うと、ある程度、今空中に浮いている、中間領域にあるものは、2つの方向に分かれると思います。1つは壁の中や建築の中に取り込まれていく方向性。もう1つは人間の身体の中に取り込まれていく方向性です。これは紛れもない事実で、逆らうことはできません」(深澤氏)
深澤氏によると、昔の大きなブラウン管のテレビは、液晶やプラズマテレビとしてどんどん薄くなって壁の方に近づき、扇風機という空間に露出していたものは、エアコンとしてだんだん壁に入っていっているという。また一方で、昔は大きなテープレコーダーだったものはどんどん小さくなってiPodになり、さらに小型のMP3プレーヤーになって体に近づいていっている。そこに限度はあるが、そういうものの行き先は決まっているのだという。そして、空間に残るものは家具くらいしかないと結論付けた。
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この事は、私も以前から思っていた。
さすがに「人間の中に取り込まれいく」とは思わなかったが、今まで住宅の中で露出していたのが、次第に建築の中に取り込まれていくのではいかと思った。
そして、住空間に残っていくのは「家具」と、そして「キッチン」、、 そして空間の主役は「家具」ではなく、「キッチン」になっていくのではないかと考えていた。
最近の当社のキッチンの写真を見て貰えば分かるけど、「家具」と「キッチン」だけで住空間を構成しているという写真にしている。そして、その住空間の中心にあるのは「アイランド・キッチン」。
まさに「キッチン」こそ住空間の主役!!!