TITLE:Is’t that cool !!

スティーブン・ジョブスが今年のサンフランシスコで開催された「Mac Expo」の基調講演で繰り返し出てきた言葉は「クール」だった。
 「Is’t that cool !!」
日本語に訳すと「なんて、カッコいいんだ!!」とか、
       「なんて、いけてるんだ!!」とか、
       「なんて、お洒落なんだ!!」
という事になるけど、こんな言葉をデニムとタートルのT-シャツとスニーカーでステージに登場して話す経営者が日本にいるのだろうか?
日本の経営者は「過去の実績」と「現実の会社の経営状態」と、後はひたすらマスコミの前で平身低頭するというイメージしかなのだけど、アメリカの経営者は社員だけに対してではなく、誰もが共有できる「将来の夢」を語ることが出来る。特に、ステーブン・ジョップスは・・・
この違いは一体どこから来るのだろうと思うことがある。
まさに「アメリカン・ドリーム」の伝統なのかもしれない。
随分と前になるのだけど、ジョッブスがアップル社を去ることになり、NEXTという新しいコンピューターを立ち上げた事がある。NEXTはフロッグ・デザインでデザインされた、今までに見たことがないような美しいコンピューターだった。
その「NEXTコンピューターは何を目指しているのか」というジョップスの講演のテープを聴いたのが彼の講演を聞いた最初だと思う。
今この講演で鮮明に記憶に残っている言葉は「パーソナル・コンピューターからインター・パーソナル・コンピューターへ」というフレーズだった。
当時、インターネットという言葉は聞いたことがある程度で、それがどんなものなのか、ましてや、全てのパーソナル・コンピュターがインターネット回線で結ばれるなんて事は、もう私の想像の限界を遥かに超えている事で、ましてやそれが現実になるなんて事は考えもしなかった。
そんな時代に、ジョッブスは「世界中のパーソナル・コンピュターが互いに通信回線で結び合う時代」の話をし、その時に何が起こるのかという夢を語り、そしてそれが実現できるNEXTコンピューターを現実のものとした。
まさに、ジョッブスは誰もが共有できる「夢」を語ったのだった。
私にとってはかなりの衝撃だった。
今回、サンフランシスコで開催された「MAC EXPO」でのジョッブスの基調講演はiPONEというまったく新しいコミュニケーション・エンターティメント・ツールを現実の道具として提供しながら、それを機軸とした「夢」を語っている。
凄い!!
http://events.apple.com.edgesuite.net/j47d52oo/event/
全て英語なのだけど、私の言ってる意味は雰囲気から感じて貰えると思う。二時間という長時間に渡って、ジョップスが夢を語っている。
余談だけど、iPhoneはアメリカでは6月発売、アジアでは2008年の発売らしい。価格は4GBのモデルで$499、8GBのモデルで$599。
欲しい!!
一週間アメリカに行ってでも使ってみたい!!
・・・・と、思ってしまった。
では、日本ではこのiPoneは発売されるのかという事だが、なかなか難しいようだ。
http://nextxp.net/archives/2007/01/iphone_gsm.html

投稿者 nabe : 2007年01月14日 20:54