TITLE:メゾン・ド・オブジェ(1)

資料の整理も付いたので、メゾン・ド・オブジェについて、ボチボチ報告します。
「ミニマルの終焉」と「デコラティブの時代」という話はここ5年くらいしているので、最近ではこのトレンドを日本でも実感として感じる人が増えてきたと思います。
当初「デコラティブ」を「モダンバロック」という言葉を使ってましたが、どうもこのトレンドはもう少し広範囲に広がるだろうと感じるようになり、「ウォーム・テースト」という言葉に置き換えて話しています。
このトレンドの先駆けとして3年前に「キッチンにシャンデリア」をというプレゼンテーションを行い、キッチンに似合うシャンデリア「クランカー」を発売しました。発表してから大反響を呼び、まさに爆発的に受注を戴き、当初はお客様に数ヶ月お待ち戴くという事もありました。マスミクのあんずパパの施工現場でも実際にこのクランカーを使っているキッチンの施工写真が彼の日記に上がっています。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=306047369&owner_id=5916438

最近では、若者向けのインテリア・ショップから、高級照明店まで、シャンデリアの展示が増えてきてるのは気がついて見えると思います。
ヨーロッパでもこのトレンドは益々顕著になってきて、今回のメゾン・ド・オブジェには、今まで見たことない数のシャンテリアの展示ブースがありました。
トレンドは、もう明らかに「ミニマルの終焉」であり、「ウォーム・テースト」の時代になってきました。
しかし、日本ではいろんな住宅雑誌を見ても「ミニマル」という枠から一歩も踏み出てないインテリアが殆どです。これから、日本の住宅のインテリアも急激に「ウォーム・テースト」に移行するだろうと考えています。

写真はメゾン・ド・オブジェの会場全景です。写真だと会場は少し小さく見えますが、扇状に奥に広がっている会場なので、全部をざっと見るだけでも2,3日はかかるという広大なものです。場所はシャルル・ドゴール空港から一駅パリに向かったところで、パリ市内からだとタクシーで20分程度です。

写真(左)と写真(右)は会場で見かけたシャンデリアです。写真からはなかなか判別しにくいかもしれませんが、クリスタル・グラスではなく、本物の水晶を使ったシャンデリアです。私も、こんなのは始めて見ました。(写真を拡大して良く見てください)
凄いの一言です。
価格は、日本に持ってくるとすると、(2)は市価で400万円、(3)だと700万円の価格が付くと思います。
シャンデリアも、今まではなかなかいい物を探すのが難しかったのですが、これだけ会場にシャンデリアが溢れてくると仕入れはかなり楽でした。それと、この水晶のシャンデリアのように、今まで想像も付かないようなシャンデリアを見ることができました。
そういう意味からも、今回のメゾン・ド・オブジェは興味深かかったです。
余談ですが、今週末に「神戸ショールーム」がオープンします。三宮の旧居留地の東で、大丸から徒歩で5分もかからないので、旧居留地や中華街にお買い物の節はぜひお寄り下さい。
 住所 神戸市中央区伊藤町106番地
    ライオンズ・タワー神戸旧居留地1F
    078-326-2680
8日は私も午後からここにいます。

投稿者 nabe : 2007年02月07日 13:23