TITLE:「悪」のファションが熱い

 「坊屋春道」と聞いて、鈴蘭高校?って答える人は、かなりのアニメ通か、若い。若年層では常識的な知識でも、おじさんは知らないってこと、かなり多いですよね。まさに情報のゼネレーション・ギャップ。
 「CROWS」という不良中学生の喧嘩話で大ヒットしたコミックの主人公が「坊屋春道」。やたら呑気で、かなり天然が入っているが、喧嘩だけはやたら強い。のし上がろうという意欲も薄いので、何故か仲間どころか、敵の不良中学生にも人気があるというのが、如何にも日本的。

 このコミック「CROWS」が三池崇史監督で映画化されて話題を呼んでいる。

 この「CROWS」のヒットが契機かどうかは分からないけど、いわゆる「」ファションというのがトレンドになりつつある。この所の「ロック・ファション」ブームの日本的解釈という見方もある。
 どんなファションかは映画「CROWS ZERO」のオフィシャルサイトからメニューの左にある「ENTER ABOUT THE MOVIE “MEN`S SUZURAN」に入って、三番目のメニュー「SUZURAN HIGHSHOOL COLLECTION」を参照して下さい。

 なんで、こんなファションが、、って思う方もいると思いますが、ファション誌「HEART」の今月号でも特集されている。西欧の「悪」ファションとも言えるロック・ファションが一般化したように、日本のロック・ファション「」はトレンドとなるしれない。
 また、コスプレ・ファションか世界に波及したように、日本のファション・サブ・カルチャー「」が世界のファションにもし影響を与える事が出来たとしたら、ちょっと痛快かもしれない。ガクラン着流しファションのイギリス人がロンドンの街を闊歩するなんて、、なんか凄い。

 写真は「CROWS」全26巻。私の好きな坊屋春道は、残念ながら映画には登場しないようだ。

投稿者 nabe : 2007年10月29日 08:34