TITLE:キッチン・アウトレット・ビジターの為のお薦め昼食ガイド(3)

 キッチン・アウトレット・ビジターの為のお薦め昼食ガイドも今回で3回目となります。
 今日は、関の地元の人しか行かないけど、昔からそこにあって、関の人に愛されているという店を紹介することにします。地元相手の店なのて,店の外観はかなり、、それなりで、、一見のお客はまず入るには勇気がいるだろうという、、ある意味では不敵な面構えをしています。
 味の方は、私の場合は子供の頃から食べているので、美味しいと思うのですが、ひょっとしてその味覚には懐かしさというスパイスが効いてるのかもしれません。食べてみて、なぁぁんだと思われるかもしれませんが、もしそうでしたらご容赦を戴きたい。

 中華料理店「若竹」
 関市の市街地の東の外れにある,昔からの中華料理店。20年前に支店も作ったけど、ここ本店のほうがやっぱり落ち着くし、昔の味が楽しめるので,私はもっぱらこの本店に行く。

 内部は改装されているので,昔に比べると遥かに清潔な感じになった。写真に写っているのが親父さんで、昔から淡々と料理をしているのが印象的だった。長いカウンターと、椅子席がある、店の奥には座敷もある。

 いつも食べるのが、この天津飯、ちょと塩味で、一般的な天津飯より酢も薄く,甘みも薄い。卵は絶妙の半熟加減、、 写真には写ってないが、スープ付きというのがメニューにあって、この天津飯とスープがセットになって出て来る。スープは、少し胡椒辛くて、大きめの野菜が無造作に放り込んである。このスープは始めて食べる人は、きっと美味しいとは思わないような気がするけど、私は昔から食べているせいか、スープ付きでないと物足りない。

 写真は中華飯と餃子
 中華飯も美味しいけど、実はこの餃子が独特。ここ以外で食べた事がないので、このタイプの餃子が「若竹」オリジナルか、それとも他の地域でもあるのかは知らない。
 この餃子は焼いてあるわけでなく、揚げてある。その揚げた餃子に片栗粉でトロミを付けた餃子のタレが直接かかって出て来る。
 私にとって、これが餃子の原点だったので,大人になって普通の餃子を食べた時は不思議な感じがしたし、、 「若竹」で今まで食べてた餃子は一般的な餃子でないという事が分かった時は、オーバーでもなんでもなく、私にとって人生の価値観をひっくり返す程の出来ごとだった。
 きっとこの事が私にとってトラウマになり、「もっと世界を見ないといけない、世界は広いんだ!」という強迫観念に捕われて,それが若い頃から世界を飛び廻ってきた動機につながっているのかもしれないとか思ってます。
 そうすると、この「若竹」の餃子が 今の、TOYO KITCHEN STYLE の原点ではないかということになったりするけど、「TOYO KITCHENは、実は餃子から始まった・・」と言うと、なんか変だな。
 写真には写ってないが、ここ「若竹」には究極のソース焼きそばがある。なぜ「究極」かというと、この焼きそばが突然に食べたくなる衝動に駆られる時がある。きっとこの焼きそばに習慣性があるのかもしれない、、とか、、思ったりするけど、、な、わけないよな。
 で、、この焼きそばを食べてしまうと、数時間後にはとんでもない「胸焼け」に襲われる、それも、必ず、、それが分かっていて、食べてしまう「若竹」の焼きそば、、まさに「恐るべし
 
 「若竹中華飯店」
 岐阜県関市出来町7
 TEL 0575-22-1837