TITLE:長期滞在型というホテル

 ここ「nabe forum」を始めてからそろそろ1年半になろうとしている。
 そんな長い間やってるという実感はない。あっという間の1年半だった。
 でも、長らくやっていることで、、定期的に見て頂いている方も随分と増えてきて、嬉しい限りです。
 アクセス数が増えるに従って、最近 「nabe forum 」絡みの取材も少しずつ依頼されるようになってきました。もともと、キッチンやインテリア関係の取材は多いのですが、ブログ関係の取材というのは、かなり毛色が変わってる感じがして、なんかエクサイティングな気持ちになる。

 
 東京六本木のミッド・タウンオークウッド・プレミアという長期滞在型のホテル・アパートメントが出来て話題を呼んでいるそうだ。ホテルのように短期の滞在ではなく、アパートのように何年も住む訳ではない。基本的な契約はマンスリーベースだということだ。
 このアパートメント・ホテルの体験取材の話が入ってきた。宿泊体験をして、その内容をブログに書いて欲しいという依頼だ。このホテルはもともと泊まってみたかったので、二つ返事で快諾した。
 ブログだけではなく、雑誌「エスクワイヤー」に掲載されるそうで、取材する側と、取材される側と、一度に両方の立場を経験出来るというのも面白そうだった。
 オークウッド・グループはアメリカが本社で、日本でも既に何軒かオープンさせて稼働しているが、今回は「プレミア」という名前が付いているだけあって、その中でも最高級のランクに位置するのだそうだ。
 価格も、月額ベースで70万円程度からで、一泊に換算すると2万円強になるので、そんなに飛び抜けて高い訳ではない。もっとも3ベッド・ルームという大型の部屋もあり、ここだと月額200万以上するらしい。

 オークウッド・プレミアの入り口はミッドタウンの北端にあり、ここまで来るとちょっと人通りも途絶えるので、いい意味でのプライベート感と、高級感がある。
 入り口はロックされていて、一般の人は入れない。入り口の横にはキーロックがあり、マンションのように住民はキーをかざすと入れるようだ。ちょっと秘密めかして、なかなかいい。入り口付近でウロウロしていると、オークウッド・プレミアの広報を担当している結城さんが迎えにきてくれた。

 
 入り口を入ると、大きな盛り花に迎えられて、雰囲気は高級ホテルそのもので、マンションやアパートという雰囲気は微塵もない。マネージャーや支配人に紹介をして貰って、少し会話を交わしてから部屋に案内された。

 エレベーターで5階に上がると、そこは空中庭園、、目の前にはミッド・タウンの高層ビルがそびえ立っている。

 案内された部屋は二部屋続きのワンベード・ルームで、ここも雰囲気は完全にホテル。静かだし、部屋も広いので、極めて快適。窓の外にはウッド・デッキのベランダまで付いている。
 ホテルと違うのは、キッチンと洗濯乾燥機が部屋に付いていることだ。
 極めて快適なのだが、案内された部屋にはシャワーしかなく、風呂はツーベッド・ルームかららしい。でも、シャワーも最近流行のレイン・シャワーで、シャワー室に置いてあるスツールに座って、打たせ湯のようにシャワーを浴びると、とてもリラックス出来る。シャワーを使いながら、これでいいのではと思ってしまった。でも、シャワーしかないというのは、さすがアメリカのホテルだと思った。
 ベッドも快適で、空調も適温。まるでホテル、、、ある意味ではホテルより快適かもしれない。

 翌日は早朝から雑誌「エスクワイアー」の取材とインタビュー。
 左の写真はビジネス・センターでの撮影。全てのディスクワークがここで済むので、ストレスがなくていいかもしれない。
 右の写真は、部屋でインタビューを受けてる私です。インタビューをしているのはライターの澤田さん、ブログに写真出すよ、、つて言ったら、なんか緊張するなぁぁって言ってた。
 長期滞在型のアパートメント・ホテル、日本ではまだ馴染みがないというせいもあると思うけど、お客の半分以上は外国人だそうだ。事実、朝食を食べていても、日本人はチラホラで、殆どが外国人。日本にいる気がしない。
 でも、こういった形態のホテル、非常に合理的だと思うので、これから日本でもかなり普及するのではないとか思った。