サローネから帰ってから、何かとバタバタしてしまって、サローネ・レポートも少し遅れ気味で申し訳ないです。その代わりと言っては何ですが、5月8日の梅田さんの講演会の場を少し拝借して、私のサローネ・レポートをライブで聞いてもらう事にしました。
今年のサローネに関しての私の 独断と偏見 を生で聞いてみたいと思われる方、まだ席は若干残っているようですので、ぜひHPから参加をお申し込み下さい。サローネやユーロクッチーナについて、いろいろな見方を知りたいと思われている方、きっと面白いと思います。
→講演会の情報はここ
さて、それではまず TOYO KITCHEN STYLE が日本の総代理店を努めている YCAMI 社の新製品から紹介しますね。
今年の新製品の中で、一番の話題はアルミに鏡面仕上げを施した椅子です。
アルミの鏡面というのは、メッキとかとは違って、質感が不思議にレトロっぽくなります。独特の風合いはこれから日本でも本格的に始まってくるインテリアのデコの流れの中で,独特のアクセントを与えてくれるような気がします。
全体がアルミだけで出来ているので、ガーデン・ファニチャーとしても使用できます。
アルミの座面が横方向ではなく,縦方向に流れているので、極めて座り心地はいいのに驚きます。この椅子は私自身もかなり気に入ったので秋以降には日本で見て頂けるように発注しました。ご期待下さい。
同じタイプのスツール
写真のツールは白塗装ですが、私は鏡面の方が好きだったので、日本に持ってくるのはスツールも鏡面仕上げです。
昨年発表してセンセーショナルな話題となった「ORIGAMI」のローテーブルです。
ご存知のようにこの ORIGAMI は橋梁で使われるトラス構造を椅子に使った,極めて建築的要素の強い椅子です。非常に印象的なフォルムで、空間に置いてトップライトで照らすと、椅子の影と一緒になって空間のイメージをがらりと変えます。極めて軽いのも特徴です。
このORIGAMI のテーブルは秋には日本にお目見えするので、椅子とセットするとかなり面白い空間になるのではないかと、今から楽しみにしています。
ミラーの新製品。
縦長の細身で美しい。
ミラーですが、欧米ではインテリアのなかでかなり多用されていますが、日本では極めて稀です。このせいか,日本で紹介されているミラーのバリエーションは極めて少なく、雑誌等でも紹介されることもあまりないようです。ミラーを使ったインテリア空間は今回の CORE のプレゼンテーションでも使われてますので、ぜひ注意してみて下さい。
TOYO KITCHEN STYLE では、もっとインテリアにミラーを使って頂こうと何年も前から,積極的に欧米のミラーを日本で紹介を続けていますし、今後とも継続していろいろなデザインのミラーを日本市場に紹介を続けていきたいと考えています。
ちょっと余談になりますが、今回の新製品COREで使われているミラーの中で一番のお気に入りは KIRAKIRA ビアンコのプレゼンテーションで使われている ICE(アイス)とネーミングされた、氷のように見えるフレームを持ったミラーです。 ミラーICE は東京、名古屋、大阪、福岡の各ショールームで現物をご覧頂けます。
写真の YCAMI のミラーはプロトタイプで、まだ製品化するかどうかは不明だそうですが、もし生産入るようでしたら,日本で紹介するつもりです。
次回のサローネ 2008 は、「デコは定着したのか?」です。
ご期待下さい
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