TITLE:nabe collection 第3弾はさらにメタリック

 少し間が開いてしまいましたが nabe collection 第3弾です。
 今回はさらにメタリック感と、それにリアル感を加えたPig Figureです。
 全長は約46センチ程度はあるのでちょとした玄関の置物にもなります。

 豚の毛まで妙にリアルなのが少しアートぽくはないですか?
 お値段は 8,800円(税込み) です。
 お買い求めは Shop TOYO KITCHENnabe collectionで → ここ

 しかし寒くなりましたね。
 紅葉シーズンも最盛期の秋本番というより、晩秋の気配が濃厚になってきました。先日の連休に京都に行く機会がありましたが,京都市内は紅葉見物のお客さんで溢れていました。市内も大渋滞で上京区から京都駅までタクシーで行ったら、なんと1時間もかかってしまいました。
 でも、京都の紅葉は美しいですね。

TITLE:「消費者のためになった広告コンクール」で受賞しました

 JAA(社団法人日本アドバタイザーズ協会)の「第48回消費者のためになった広告コン
クール
」でトーヨーキッチンの広告が受賞しました。

 受賞したのは「赤のイゾラ」を古民家で撮影した広告です。憶えてみえますか?
 この賞は消費者が選ぶというのがとてもユニークで、こんなユーザーに近い賞を戴いたというのはとても光栄に感じます。それと、殆どの賞には「電通」が関わり合っているようですが、トーヨーキッチンのように社内で独自にディレクションをしている広告が選ばれるのは稀なようで、そうそう意味からもなんか嬉しいですね。

 授賞式には専務が出席しました。写真は壇上に並ぶ受賞者です。
 面白いのは他の受賞者の方は殆どダークスーツなのですが、一人だけ異端児がいますね。勿論それが当社の専務です。写真を見ながら、なんかトーヨーキッチンらしいなと思ったりしました。彼の着ているのはGDCの兄貴ブランドVENTURAのブルーのベルベットのジャケットです。決まってますね。
 

 出席した担当からの報告が興味深かったので、その報告メールの一部を抜粋します。

 最後に、経済産業省の方の話が印象的だったので、要約を記しておきます。
日本の企業は機能や性能主義に囚われ過ぎてしまい、結局は価格競争に陥って競争力を
失ってしまっているという現実がある。
バブルの頃、日本の作る半導体技術はベンチマークでは圧倒的にインテルを上回ってい
た。にも関わらず、技術革新への投資を続けた国内企業に反して、米インテルが行った
のは、ネットワークの構築やPCがもたらす新しいライフスタイル提案とそのサポートに
徹底的に投資した。その結果、現在、「インテルインサイド」はブランドとして確立
し、圧倒的なシェアを獲得し、このIT産業戦争に勝利した。
日本は技術、性能の競争だけに没頭することなく、その商品を得る事によってどのよう
な暮らしが実現するのか?どのような具体的メリットがあるのか?その向こうに広がる
新しい未来とは?というクリエイティビティの創出を失ってはいけない。
日本は本来、ものづくり大国で、アニメーションやキャラクターなどを見ても判るよう
にコンテンツにおいては世界で最も優位性が高い国である。しかしながら、現在はコピ
ーや模倣品にそのクリエイティビティが生む利益をむさぼられており、それに甘んじて
いる状態。
今後近い将来アジア諸国の台等は時間の問題。国際社会国際経済で日本が生き残ってい
くにはこのクリエイティブを生かした手法をもっともっと磨いていく必要がある。
そういう意味で、この広告、そしてこの賞には大きな意味があり、寄せられる期待もと
ても大きい。

 なんか考えさせられるコメントだと思いませんか?
 
 余談になりますが、nabe forumの「雑誌「GOETHE」の読者モデルになりました」という日記を憶えてみますか?その時の写真が掲載された「GOETHE」(ゲーテ)が発売されています。149ページです。ぜひというか、、気が向いたら見てやって下さい。

TITLE:キッチンは設備? それとも家具?

 
 今日の話題は珍しく「キッチン」の話題
 キッチンメーカーの社長のブログで「キッチンの話題」が珍しいというのも妙なものだが、でも今日はその稀なキッチンの話題なので、内容はちょっと固くなってしまうかもしれない。

キッチンと一口に言っても、実は大きくわけて2つの考え方があるのをご存知ですか?
 一つは、キッチンは「料理をする設備」だという考え方
 二つは、キッチンは「料理をする家具」だという考え方

 日本のキッチンの大半が前者、つまりキッチンは「設備」だという考え方で設計された製品が殆どで、市場では「住宅設備機器」というくくりでボイラー等とも同じジャンルとして捉えられています。
 市場ではよく「三点セット」という言葉があります。
 つまり、「キッチン」「洗面化粧台」「浴室ユニット」が一つのセットとして提案され、販売されているのをよく見ます。この三点でまとめて一つのメーカーで購入すれば価格もお値打ちになるらしいです。なぜこの三点が一つのセットかということですが、つまりキッチンが住宅設備機器というくくりの中で考えると、一つのまとめたセットとして提案出来るという事だと思います。でも、住宅のインテリアという視点で考えると、この三点がデザインとしての整合性を求められる事は普通はありません。
 つまり、日本ではキッチンが「設備」として捉えられる事が多く、キッチンの流通についても「住宅設備」ルートで殆ど販売されています。

でもキッチンにはもう一つの捉え方があります。それは「キッチンは料理する家具」だという考え方です。欧米ではキッチンはインテリアの一部として捉えられる事が多く、販売も家具と同じルートで流れることが多いようです。見本市についても、イタリアのキッチンの見本市「ユーロクッチーナ」は、家具の見本市である「サローネ」での併設展示として開催されてます。また、実際の販売もキッチンは家具やインテリアのルートで販売されることが多いのはご承知の通りです。
 では、トーヨーキッチンはどうでしょうか?
 トーヨーキッチンのショールームに来られたお客様が一様に、「なんか他のキッチンメーカーのショールームとは随分と雰囲気が違う」と感じられるようです。どうしてそう感じられるお客様が多いのでしょうか?
 理由は同じキッチンでも商品開発の捉え方がまるて違うという事だと思います。まず、他のキッチンメーカーはキッチンを「料理をする設備」ととい切り口から開発された商品である事が多いのですが、一方、トーヨーキッチンは「キッチンを料理をする家具」という切り口から開発されています。この捉え方の差が、ショールームに来て頂いたお客様の印象をまるで違うものにするのだと思います。
 「料理をする設備」「料理をする家具」、同じキッチンでも二つの考え方があり、その考え方の差が同じキッチンでもまったく違うタイプの商品になってしまいます。
 例えばキッチンを「設備」と考えると、料理をするという為の機能に特化すればいいという結論になり、デザインとかキッチンを取り巻くライフスタイルについてはキッチンの主な機能として考えなくてもいいという事になります。勿論、ボイラーでもデザインがいい方がいいので、設備としてのキッチンが必ずしもデザインが悪いという意味ではありません。
 では、キッチンを「料理をする家具」と考えると、料理をするという機能は当然満足させないといけないのですが、「料理をする」という機能と同じレベルで、キッチンのデザインだったり、キッチンを取り巻くライフスタイルについても機能の一つとして考えていく必要があるということになります。
 例えば、アイランド・キッチンを「料理をする設備」と捉えると、排気効率の問題であったり、収納量の問題であったり、旧来のオンウォール・タイプと比較して劣る場合が多いのは事実です。しかし、キッチンを「料理をして」「食事をする」という生活の場面を通しての、家族や友人のコミュニケーションを大切にしたいというライフスタイルを一つの機能として考えると、アイランド・キッチンは遥かに優れているキッチンだということが出来ます。

 例えばトーヨーキッチンのキッチンは全て足が付いていて、キッチンが床から浮いている構造になっています。他のキッチンメーカーはこの部分は全て収納として利用されています。キッチンが「設備」と考えた場合、収納量は多ければ多い程いいということになります。しかし、キッチンを部屋の中央に於く家具として考えた場合、床まで詰まったキャビネットは少し醜悪な感じがします。むしろ、インテリア的には部屋の中央に存在する家具は、少しデザイン的には抜けたような軽さがあった方が、他のインテリアとの整合性が格段に上がります。また衛生的なイメージからでも、底が掃除が出来ない家具が部屋の中央に存在するというのは問題だと感じます。
 トーヨーキッチンはキッチンの照明にシャンデリアを合わせてプレゼンテーションすることが多いのですが、キッチンが「設備」だと考えると、キッチンにシャンデリアを合わせるというのは論外ですが、「家具」だと考えるとシャンデリアというのは良く理解して貰えると思います。
 キッチンは果たして「料理をする設備」なのか?  それとも「料理をする家具」なのか?

 どちらも選択肢の一つで、ユーザーがキッチンをどう捉えて理解しているかによると思います。ただ、キッチンといっても「設備」と「家具」とは同じ商品ではなく、「設備」という視点で「家具」としてのキッチンを見ても意味がないし、「家具」という視点で「設備」としてのキッチンを見ても何の意味もないということだと思っています。つまり、どちらが優れているかという議論をしても何の意味もない事ですが、キッチンを語る時、往々にしてこのような議論を聞く事が多いようです。
 トーヨーキッチンの大阪ショールームの同じビルの中にINAXのショールームが入っています。隣同士なので、興味のある方は「設備」としのキッチンと、「家具」としてのキッチンがどう違うのか、見較べてみると面白いかもしれませんね。

 余談になりますが、今月号の「I`m home」という住宅・インテリア誌の162ページに私、Takao WatanabeとTOYO KITCHENが4ページにわたって特集されています。ぜひご覧下さい。

TITLE:干し柿と、栗きんとんと、あかね雲

 以前に岐阜県八百津町の「緑屋」の栗きんとんの話は書いた事があると思うのですが、その゜緑屋」さんから季節の新しいお菓子の案内が届いたので注文してみた。干し柿と栗きんとん、まさに秋の風物詩
 お菓子の名前は「栗白寿

 小ぶりの干し柿の中には栗きんとんが入っている。食べると、干し柿の甘みが勝ってしまっていて、中身の栗きんとんとはちょっとバランスが悪いような気がするけど、そこはまあ、季節を食べるという醍醐味を優先して楽しんで食べました。
 このお菓子は、秋の岐阜県の東濃地方の定番だという話で、この地方のいろいろなお菓子屋さんからも同じお菓子が出ているという話だ。私はこの「干し柿と栗きんとん」のお菓子を食べ較べた事がないのでなんとともコメントがないのですが、もし興味がある方がいたら、ぜひ食べ較べて教えて欲しいと思います。

 いよいよ秋本番ということで、私の東北の友人が綺麗な秋のあかね雲の写真を送ってくれました。なんか、本当に秋という感じじゃないですか??

 ということで、次回は真面目な議論、、
 「キッチンは料理する設備なのか、それとも料理をする家具なのか??」
 という話をしたいと思います。
 それと、トーヨーキッチンがプロデュースするアパレル・ショッブ「GDC NAGOYA」のFORMAL PARTYの様子を通して、
ストリート・ファションは果たしてアラフォーのファションと成り得るか

というテーマの話をしたいと思います。

TITLE:シーガルフォーと聴導犬

 シーガルフォーという浄水器がある。料理の鉄人の中で使用されていたり、イタリアンの落合シェフや中華の陳健民さんがが使用してたり、プロの料理人が使っているという事でも有名な浄水器。価格も他の浄水器よりもかなり高いが、プロだけでなく一般の家庭でも水に拘る方には人気がある。 トーヨーキッチンでもこのシーガルフォーを指名されるお客様も少なくない。

 そのシーガルフォーの日本代理店のグランド・デュークスの代表からチャリティー食事会のお誘いを受けた。日本ではまだ数少ない耳の不自由な方を補助する「聴導犬」の育成の為のチャリティーで、4人の有名シェフがボランティアで一つのディナーのそれぞれのパートを担当するという極めてユニークな食事会だった。
 今回のシェフ。名前を見ると早々たるメンバーである事がお分かり戴けると思う。

 壇上に並んだ今回ボランティアで参加する有名シェフ。
 会場は目黒雅叙園のパーティー・ルーム。参加者は200名ということで、会場はもう満杯でした。料理研究家で衆議院議員の藤野真紀子さんの顔も見えた。トーヨーキッチンでも最初のINOの開発の際、随分とアドバイスを戴き、現在でもトーヨーキッチンをご愛用戴いている。ご挨拶したら「あら、、渡辺さんって犬好き?」って聞かれた。藤野さんは犬好きで有名で、このチャリティー食事会もいつも参加されているとか。

 食事会のテーブルセッティング
 同じテーブルには元の資生堂パーラーの総料理長や大先輩の千鳥屋の原田会長がみえた。原田会長は日本でも有名なグルメの一人。料理の話は尽きない。

 食事はそれぞれのシェフの個性を生かした感じがして、普通のコース料理のリズムと違って面白かった。こういったフレンチの食べ方は普通のレストランでは不可能なので、とても貴重な体験をさせて戴いたシーガルフォーの引地代表に感謝です。

 最後に聴導犬の紹介と実演があった。訓練するのは特別な犬ではなく、普通の雑種を使うのだそうだ。盲導犬と違って、吠えたりして身障者を誘導するのではなく、接触したり、身振りで身障者を誘導するのだそうで、実際の実演を見るとちょっと感動した。
 聴導犬の育成は最近始まったばかりだそうで、まだ日本には10数頭しかいないのだそうだ。

TITLE:雑誌「GOETHE」の読者モデルになりました

GOETHE」という雑誌があります。その雑誌のOMEGAとのタイアップ記事に読者モデルとして選ばれたので、先日青山のスタジオで撮影がありました。

 打ち合わせ風景です。
 どうして私が選ばれたのかって伺うと、「伝統の中にも革新のイメージのOMEGAとしては、キッチンという保守的な製品の中に、革新のイメージを持ちこんだトーヨーキッチンのイメージが良かった」とのコメントでした。
 ちょっと嬉しかった。
 カメラマンは以前「CASA BRUTUS」でトーヨーキッチンのISOLA-Sの撮影をしたことがあるとか、人と人とは、どこか何かの縁で繋がっているもんだと、妙に納得した。

 撮影風景です。
 上半身だけの撮影なので足下がサンダルというのが、なんかちょっと滑稽だったので落ち着かなかった。いつも撮影はショールームで行われるので、スタジオでの撮影はちょっと勝手が違ったのと、いつもは笑い顔だけど、今回はすまし顔、ということで緊張気味の私です。
 発売は12月とか、、

 当日のスーツはGDCの兄貴ブランドVENTURAのジャガード生地で、肘にレザーのパッチが付いてて、イメージはかなりスポーティーで気に入っている。
 トーヨーキッチンがプロデュースしているアパレル・ショップ、GDC NAGOYAで販売しているのでぜひご覧下さい。

TITLE:今年もELLE DECO アワードを頂きました

 昨年に続いて、今年もキッチン部門でトーヨーキッチンELLE DECO アワードを頂きました。
 来年ミラノのサローネ時に開催されるELLE DECO アワードのキッチン部門の日本代表としての審査対象なりますが、まだ一度もここでは頂いた事がないので、一度は頂いてみたい物だと思っています。
 写真は表彰式で盾を頂いた後のショートスピーチをしている私です。同じ写真の中に深沢直人氏や日本FLOSの社長の顔が見えます。私の隣にいるのはELLE DECOの木田編集長です。

 写真は頂いた表彰の盾です。
 盾は手作りのミニチャーのINOが立体的に貼付けてあり、ちょっと感激しました。さすが木田編集長ですね。

 同じ会場で表彰された吉岡徳仁さん。彼はMOROSOから発売された花のソファーで表彰されていた。彼は私がいま日本で一番好きなデザイナーなので、同じ会場で表彰されたのはとても光栄に思いました。

 彼が今六本木のMID TOWNで開催している DESIGN SIGHT 第4回企画展 吉岡徳仁ディレクション 「セカンド・ネイチャー」は素晴らしかった。結晶の椅子という不思議な発想はどこからくるのだろう。

TITLE:INO発表会 南青山ショールーム

 トーヨーキッチンのフラッグシップである「INO」が新たに「バビロン」と「ビブロス」のシリーズを加え、一新されたのでその発表会を全国の基幹ショールームで開催しました。わたしは、南青山のショールームの発表会に出席してきました。

  バビロン・シリーズは日本で始めてのサーボ・モーターで引き出しが自動開閉するシステムを使ったハンドルがないデザイン。ハンドルがない分、デザインがすっきりしてキッチンが一つの塊に見え、他の家具との相性が極めていい。
 展示でビブロス・キッチンと合わせてあるのは、従来ムーブルで展示してあるベネツィアで製作された伝統的な鏡の家具。精緻なクラシックな模様に、鏡そのものはエイジング加工が施されているのでアンティーク的なイメージの家具になっている。
 展示では、こういったインテリアとして合わせる事が難しいと思われる家具も、INOバビロンでは何の問題もなく溶け込んでいるということを実感して貰えれば嬉しいですね。

 壁面には同じくベネツィアで製作された鏡とサイドボード。仕上げはテーブルと同じくエイジング加工とクラシックな文様が施されている。余談ですが、サイドボードはムーブルで展示されていた製品だけど、鏡はムーブルで展示されていたものが売れてしまったので、急遽私物の鏡を展示した。私物だけど、未使用なので販売をする事になったけど、売れても嬉しいような、悲しいような複雑な気分かもしれない。

 INOの新シリーズ「ビブロス」ハンドルは従来のステンレスにクローム・メッキを施したフラットバー・ハンドルに黒クローム・メッキを施したもの。材質は同じくステンレスのSUS304。扉は同じくブラック・クローム調のラミネート板を使用しているので、巨大なフラットバー・ハンドルが扉に溶け込んでいるように錯覚する。このデザインも室内に共存す他の家具とのインテリアとしての整合性を高める為のもの。
 このキッチンのレイアウトはD-LANDと命名した新しいアイランドの形。キッチンとダイニング・テーブルが一体化したキッチンで、「食」を中心としたライフスタイルをイメージしているユーザー向けに開発したもの。

 収納家具で「DARK SIDE」という新しい試みをした。製作は長野県の安曇野の「デラ工房」、デザインはトーヨーキッチンの開発部とデラ工房のコラボレーション。実はこのデラ工房のご主人小野寺さんとは私の講演会に来て頂き、その時始めてお会いして少し話してカタログを頂いたのがきっかけ。忙しかったのでその時はカタログを見る時間はなかったけど、少し後にカタログを拝見して興味を持ち、安曇野の工房まで出かけて行って、製品と工場を拝見した。真面目な物作りの姿勢と、独学で学ばれたという技術力、そして人柄に魅力を感じて一緒に物作りをしたいと思って進めてきたプロジェクトだ。
 トーヨーキッチンとしても始めての試みで、何かと難しい局面も会ったけど、小野寺さんの全面的な協力を得て、こうやって世に出す事が出来た。出来上がった展示を見ると、なんか感無量だった。
 トーヨーキッチンのフラッグ・シップの全面リニューアルということで、事前からかなり評判を呼んで、おかげさまで南青山だけでなく、全国の発表会に沢山お客様に来て頂き、本当に嬉しい。経済情勢がこんな時期になってしまった時に、価格的には上位に位置するキッチンを発売するというのは、少し不安感もあったのは事実ですが、こうやって沢山のお客様に興味を持って頂き、少しホッとしています。
 実は、もうトーヨーキッチン・ウォッチャーは気がついて見えると思うのですが、ここ三年ぐらいをかけて、キッチンの製品ラインを全て変えてきました。今回のINOでとりあえず全ての製品ラインが一新しました。後はこの製品ラインに枝葉を付けて行くという作業が始まりますが、現時点でも、製品的にも、価格的にも、他のキッチン・メーカーに圧倒的な差を付ける事が出来たと自負しています。
 

 発表会が終わって、デラ工房の小野寺ご夫妻と南青山で私が行きつけのイタリアン「AWーキッチン」に繰り出した。名物の「農園バーニャカウダ」とパスタ。ワインはアメリカ産のピノとメルローを二本開けたら疲れも取れた・・ような気がした(笑)
 えっと、料理の写真を撮ろうとしてたけど、完全に忘れてしまったので、写真はダミーで落合シェフのパスタ。当日食べたのは、タマネギだけのパスタで、、タマネギの甘さとパスタが微妙に絡み合って、堪能しました。

 レストランでの小野寺御夫妻、、とても仲が良い御夫婦で、一緒にいて当てられっぱなしでした。奥様はとても優しそうなのだけど、若い頃はチベットを放浪したって聞いて、ちょっとびっくりした。優しさの中に、そういった強烈な冒険心や探究心があるんだと思った。そういった一面が安曇野でのデラ工房を支えてみえるのだなぁぁ。

 翌日はGDCの10周年記念イベントが渋谷のクラブを借り切って行われるので、その為に体力を温存しないといけないので、食事が終わってすぐに帰宅した。なんせこのGDCのクラブイベント、なんと始まるのが夜の10時からというのが、さすがというか、聞いただけで疲れそう。でも、とても楽しみです。