TITLE:インナーモストからウイニールイの新作が登場

 インナーモスト社からイゾラ・リニアのプレゼンテーションで使用した照明のデザイナー「ウィニー・ルイ」の新作が発表されていました

 今まで見た事がない有機的なフォルムの照明器具です
 ここまでアバンキャルドなデザインが日本で受け入れられるかどうかはちょっと分からないと思いましたが、でも個人的には凄く好きなので、秋の東京デザイン・ウィークには皆さんに見て頂けるようにします。
 実際の現物を見て頂いて、いろいろな意見を頂戴したいと思います。

 ちなみに、イゾラ・リニアで使用したウィニー・ルイの照明は左の写真です。
 今回の新作の照明と両方を見ると、彼女がアクセサリー・デザインから始まったということが良く理解出来ます。
 新しい潮流のデザインは、同じストリームの延長線上からはなかなか生まれにくいということかもしれませんね。
 まったく分野が違うアクセサリーのデザインの発想があるから生まれた照明デザインのような気がしました。

 インナー・モスト社からはこなん新作も展示されていました。
 少し「和」のテーストのような気がしました。

 また話は全然変わるのですが、いま話題の映画「アバター」を見てきました。iMAXの3Dが一番迫力があるという話だったので、予約をして見に行きました。

 あんなに面白くて、あんなに疲れる映画は始めてです。
 ジェームス・キャメロン、、凄い監督ですね。
 あと、この映画で驚いたのは実写とCGの視覚的な差を感じなかったことです。何処までが実写で、どこまでがCGなのか、区別はまるで出来ませんでした。CGの進化は想像以上に進んでいるようですね。

TITLE:バルセロナ・デザインの新作

 今回のパリ出張の二番目の目的はパリで開催された「メゾン・ド・オブジェ」の視察ですが、実は一番の目的ではありません。一番の目的は何かという事ですが、いまはちょっと秘密です。恐らく5月頃には皆さんお話し出来るとは思いますが、その時のお楽しみということで・・
 この「メゾン・ド・オブジェ」は家具とインテリアのフェアーで、日本からも沢山のバイヤーが訪れます。このフェアーがサローネと決定的に違うのは、対象がプロのバイヤーなので、サローネのようなお祭り騒ぎがないことかなぁぁ つまりとても地味で、サローネをイメージして行くと期待は完全に裏切られる事になります。
 トーヨーキッチンが日本での総代理店をつとめている「バルセロナ・デザイン」もこのフェアーに出展していて、新作が展示されていたのでそれをまず紹介します

 ラウンジ・チェアーとオットマンです。
 デザイナーは勿論ハイメ・アジョン。
 

 ハイメにしては、ちょっとシンブルで、悪く言うと「遊び」がないなぁぁと思って見てましたが、担当の営業に聞くと、実はこのチェアーは「カラー」で遊ぶのだそうです。
 実際に赤のチェアーも展示されてました。
 鮮やかな赤で、美しいのだけど、日本の建築家でここまで大胆な色使いをこなす人がいるのだろうかと思いました。
 でも、、美しい
 サローネでは、グリーンのバージョンも発表するそうで、ぜひ見てみたいものです。
 このラウンジ・チェアー、今年の秋の東京のデザイン・ウィークに東京ショールームにお目見えする予定なので、ぜひ楽しみにしていて下さい。

 新作のラウンジ・チェアーに座ってご満悦の私です
 座り心地もかなりいい。

 新作ではないのですが、こんなんも展示されていました。

 話は完全に余談になるのですが、Apple社からiPadが発表になりました。いよいよメディアはモバイルの時代に本格的に突入しつつあります。韓国でも、今回のパリでも、香港でも、このモバイルの時代に対応するように、ホテルや空港、展示会場のようなパブリック・スペースにはWi-Fiの環境がかなり充実しつつあります。FreeWi-Fiも当たり前になりつつあって、もう殆ど社会のインフラ化しつつあるような気がしています。パリでの定宿でも、前回まではパスワードがないとホテルが用意するWi-Fiには繋がらなかったのですが、今回行くとパスワードも何もまったくなしで、ホテルに入った途端に会社からの電子メールが滝のようにi-Phoneに注ぎこまれてきて、ちょっと驚きました。
 振り返って、日本はどうかというと、このWi-Fi環境は世界に較べて著しく遅れているとしか言いようがありません。これから本格に迎えつつあるモバイル・メディアの時代に、その基礎的なインフラでもあるWi-Fi環境がこれだけ遅れているのはどういう訳なんだろうと、イーチョン空港を見て感じた日本の航空行政への疑問と同じような疑問を感じました。

TITLE:パリは雨でした

 イーチョンから約12時間、小雨煙る真冬のパリに到着しまた。
 パリの冬は本当に寒い。
 あまりに寒過ぎて、到着した晩に食事に出かけてワンブロック歩いただけて、寒さに震えてホテルに即引き返したことあった。そんな寒いのに、タクシー待ちの行列が延々と続いた時があって、そういう時ほどタクシーが来なくて、待つ事2時間、あまりの寒さに、、それこそ「死ぬかと思った」事も思い出した。
 今回のパリも寒いのには寒かったのだけど、耐えられない寒さではなかったので、ホテルにチェックインしてすぐに食事に出かけた。

 パリは恋人達の街
 肩を寄せ合って歩くパリの恋人達の姿は一幅の絵を見るように美しい。

 翌日も雨だった。
 少し高いところから見るパリの街は淡い水彩画のようにも見える。

 パリでのお気に入りのカフェ
 このカフェで一杯のシャンパンを頂くのが楽しみ

TITLE:パリに行ってきました

 パリに行ってきました。
 今回は予定が詰まっている中を無理して都合をつけた出張だったので、バリ滞在なか二日という慌ただしいスケジュールで昨晩に帰ってきました。
 JALの名古屋→パリ便が無くなってしまったので、どうせ直行ではなくトランジットなら今回は運賃も安い大韓航空を使ってソウルの仁川国際空港経由でパリに入りました。
 時間的には殆ど変わらず、料金はJALの75%とお値打ちでした。
 名古屋国際空港から1時間半のフライトで仁川国際空港に到着します。

 仁川国際空港は行った事がある方も多いと思うのですが、ともかく巨大です。端から端までブラブラ歩くと、冗談ではなく1時間くらいは十分にかかってしまいます。ただ巨大というだけではなく、始めての人にも分かり易い空港で、香港のように道に迷ってウロウロしてしまうということはまずないと思います。

 この空港の成田と比較していいところは、時間を潰すのに困らないということです。トランジットの場合、待ち時間が数時間あるのが珍しくないので、その間どうやって時間を潰す事ができるのかは、結構トランジットのお客にとって大切な問題だと思うのに、成田は食事をする場所も貧弱だし、免税店も本当に貧弱。成田の殆どの施設は出国前の施設に集中していて、出国してからは本当に何もない。成田がオープンした当初はもっと酷くて、食べるところが一カ所しかなく、それもうどんとカレーライスだけというありさま。まさに東京に住む人の為の空港で、地方のお客は陸上交通だけで来る事を想定していたような気がします。
 今回のJALの倒産を目の当たりにして、日本の航空行政というのは、何か根本的に間違っていたのではないかという、、そんな事を仁川国際空港を降り立って考えてしまいました。
 数時間の待ち時間の後、仁川国際空港を後にしてパリに向かいました。

 写真はパリのお土産物やさんに並ぶエッフェル塔のミニチュア、、こうやって接写してみると、、なんか一つのアートみたいに見えない事もない、とか、、現代アートといえば、ポンピドーセンター、、今回なんとか時間を作って行けたらいいなと思ったりしました。

TITLE:東京吉兆の続き

 東京吉兆の続きです。
 今回は印象に残った料理です。
 まず、なんと言っても「フカヒレとスッポンの鍋

 まさに贅沢の極みのような鍋で、まさに吉兆ならではなんでしょうね。
 味は、、そりゃ、、コメントするのも失礼なくらいの美味。
 
 始めて食べたので吉兆だけのメニューかと思って調べたみたら、「赤坂菊の井」に定番メニューとしてあった。もっと驚いたのは,新潟の「粋廣」というラーメン屋さんには「ふかひれ・スッポン・ラーメン」なるものがあるそうだ。一杯5,000円という凄い値段にも驚く。

 最後のご飯は「生湯葉のあんかけごはん」
 ご飯の上に生湯葉が乗って、それにあんがかかっている・
 一見、天津藩に見えない事もない。
 ほのかに甘いあんが生湯葉にとろりとからんでとても美味しい。

 ご飯の後にはフルーツが出て、最後に和菓子とおうすになる。
 和菓子が北陸の雪吊りをかたどった器でちょっと可愛かった。

 もともとが肉食なので、懐石を食べる事は少ない私ですが、こうやってたまに懐石料理を食べてみるとなかなかいいもんだなと思いました。

TITLE:東京吉兆の釘隠し

 ある食事会で始めて東京吉兆に行ってきました。
 さすが東京吉兆だあって、食事と器はさすがという感じでした。
 食事はともかくとして、ちょっと感激したのが座敷の柱の飾りの釘隠しでした。

 この釘隠しは全て富士山の模様で、凄いのは七寶のベースが一つを除いて全て金無垢だった事です。
 ちなみに、その一つは右の写真で、ベースがなんとプラチナだと言われました。
 さすが吉兆、料理も器も豪華だったけど、座敷の飾りまでここまで凝るのですね。
 ちょっと感激しました。

TITLE:MAGIS製品を本格的に扱う事にしました

 東京ショールームでテスト的に展示,販売していたイタリアMAGIS社の家具を本格的に取り扱う事にしました。

 こんなカラフルで可愛いMAGISの家具がショールームにお目見えするのはもうすぐです。
 詳しくは MAGIS JAPANのオフィシャル・ホームページをご覧下さい
 キッチンだけを単独で考えるのではなく、キッチンを取り巻くインテリア全体を考えていく事がこれからはユーザー・ニーズになってくる。そう考えて扱い商品を増やしてきました。おかげさまで時代がやってきたようで、家具、照明、モザイク、床材の取り扱いもかなり増えてきました。
 インテリア商材の取り扱い増えてくるに従って、今までは家具ルートでしか流れなかったXOのような世界的な有名家具もトーヨーキッチンのショールームで見て頂き,購入して頂けるようになってきました。今回のMAGISの取り扱いが出来るのはとても光栄だと思っています。今後とも、世界で一番旬で美しい家具や照明をショールームで紹介していきたいと思います。

TITLE:GDCのニューショップが代官山にオープンします

 GDCのニューショップが代官山にオープンすることになりました。
 アパレル不況と言われている中で、GDCは今期も着実に歩みを進めています
 ディレクターの熊谷隆志のパワー全開で迎えるニューショップ、2010年の春夏はこのショップからスタートです。
 オープン記念の限定グッスもいろいろ企画中です。
 ぜひ楽しみにしていたください
 オープン 2010年2月11日(木) 建国記念日です
 場所   〒150-0021
      東京都渋谷区猿楽町19−8
 電話番号 03-5728-2947

東京都渋谷区猿楽町19−8

 2月11日はショップに詰めていますので、ぜひ声をかけて下さい

TITLE:キッチン・オブ・ザ・イヤー2009

 オールアバウト・ジャパンでは毎年キッチン・オブ・ザ・イヤーを発表してます。

 このキッチン・オブ・ザ・イヤー2009のコンセプト賞をトーヨーキッチンのイゾラ・リニアが受賞しました。
 このコラムはキッチン評論家の黒田秀雄さんが主宰するページで、ご存知のように黒田秀雄さんは日本を代表するキッチン評論家でもあります。
 黒田先生、、ありがとうございました。

 詳しくは「2009年キッチンオブザイヤー・部門別優秀賞コンセプトキッチン賞:トーヨーキッチン ISOLA LINEAR」の記事をご覧下さい → ここ

 残念ながら「キッチングランプリ・大賞」は当社ではなく、IKEAが受賞しました。
 IKEAが受賞した理由は少し面白いので、ぜひ大賞のページも参照して下さい。
 「キッチングランプリ・大賞
 この中で黒田秀雄さんがいみじくも指摘しているキッチンの流通の問題は、恐らくこれからの日本のキッチン市場を考える中で、大きな変動要素になってくるだろうと思っています。

TITLE:「豊かさ」って、、 何だろう?

 お正月も開けて、いよいよ今日から仕事始めです。
 正月は基本的に暇なので、いろいろ余分な事,普段は考えないような事を考えてしまいます。
 景気の落ち込みという事もあって、日本中に安売り旋風が巻き起こっています。
 人間は物を所有する事によって、豊かさを実感するということになる筈ですが、ユニクロのヒートテックを大人買いしても、「豊か」とは感じないのはどういう訳なんでしょうね?
 人間が「豊さ」を実感する所有と、実感しない所有の差はいったいどこにあるのでしょうか?
 そんなつまらない事を考えていました。
 その感覚の差は所有する物の値段によって生まれるかというと、そういう訳ではないような気がします。

 写真はモナコのカジノの夜景です
 ヨーロッパに行くといつも思うのは、日本に比べて圧倒的な社会的な豊かさの蓄積です。
 もし、ヨーロッパ的な富が「豊かさ」の象徴だとしたら、日本の「豊かさ」の象徴は何なのでしょうか?
 日本人は何をもって「豊か」だと感じるのでしょうか?
 キッチンという商品を市場に供給する側として、今年はこの「豊かさ」について考えながら物作りをしてみようかと思いました。