TITLE:サローネ2010 その4 Established &SONS(1)

 今日は今年からトーヨーキッチンの仲間入りをするEstablished & SONS(エスタブリッシュト アンド サンズ)の紹介です。
 ご存知のように創業6年目のイギリスのメーカーですが、ここ数年のサローネでは台風の目のような存在で、世界にイギリス旋風を巻き起こしているメーカーです。最新のデザインの中に、どこか懐かしさを感じさせる製品が多く、独特の風合いです。
 私の大好きなメーカーの一つでしたが、このメーカーを日本で扱う事が出来るようになるとは思いませんでした。でも、こうやってエスタブリッシュト アンド サンズ(略してエスタブ)の日本での正規代理店として商品を日本のマーケットに紹介出来るのは凄く嬉しいというのが実感です。
 Established & SONSの日本でのお披露目は今月29日から東京、名古屋,大阪のトーヨーキッチンショールームで開催されますので、このブログを見て興味を持たれた方は是非お出かけ下さい。
 それでは今回のミラノサローネでのエスタブのプレゼンテーションを紹介しますね。

 エスタブの代表作の一つ、カーボン・テーブル。
 長さが2400mmと3000mmの2サイズ
 驚くべき事には、4本の細い足だけでこの長いテーブルが支えられていていること。
 もう一つ驚くべき事は、写真を見ても分かるように、そのテーブルの薄さが驚異的で美しい
 強度は十分にあり、この上を人が歩くことも出来るそうです。
 素材は名前の通りカーボンファイバーです
 このテーブルは数々のデザイン賞を獲得しています
Best Furniture Design,Wallpaper,2008
Best Furniture Design,Design Week Award,2008
Best Innovation,Home & Garden Awards,2008

 エスタブを代表するサイド・ボード「WrongWoods」のカラーバリエーションも展示してあった。この今まではホワイト、グリーン、レッドがあったが、今回はピンク。
 この「ロングウッド」世界的なヒットになって、エスタブの名前を世界に浸透させた商品であり、5月末のお披露目でも展示される予定です。

 Brick (ブリック) と名付けられたソファー
 名前の通り,レンガ状のファブリック・パタンがポップでお洒落です。
 色は黒と赤
 このソファーは秋の東京デザイン・ウィークで紹介予定です

 Quilt (キルト) と名付けられたソフアー
 ちょっと有機的で、どこかクラシックで可愛い。
 
 色は紺と赤、、、オットマンもあります。
 このソファーも秋の東京デザイン・ウィークで紹介予定です。

 ベーシックな木製のフレーム・チェアー
 名前もそのままの「Frame Chair」
 5月末のお披露目でご覧頂けます
 

 有機体のような不思議な形状の椅子「Tudor Chair」
 デザイナーのイメージは8人の妻を持ったイギリスのヘンリー8世の妻達のイメージだということだけど・・・、、私もちょっと理解出来ないので説明は後日ということになる。
 

 最後に紹介するのは引き出しの箱を積み上げたような不思議な収納システム「STACK」。
 引き出しの箱のように見えるのはダミーではなく、本当の引き出しとて機能する。
 百聞は一見にしかずというので、U-Tubeに上げたムービーで動きを確認して下さい。

 キッチンのアイランド化が進んだのにもかかわらず、収納については相変わらず壁に向かって整然と並ぶというイメージしかないのですが,今後はキッチンとリビングの垣根が取り払われたのですから、こういった部屋の真ん中に置く、ちょっとオブジェ的な収納があってもいいのではないかと思います。
 勿論、こういった収納は収納量という意味では劣ってるのは間違いはないのですが、この時代、物が家庭に溢れるということが果たして幸せのパロメーターなのかという疑問を考えると、こういった印象的な収納システムをキッチンの横に侍らせる生活というのも、なんか想像すると楽しくないですか??
 この「STACK」は5月末のお披露目で見て頂けます。