TITLE:海外でトーヨーキッチンはどう評価されているのか? その2

 11月18日に「海外でトーヨーキッチンはとう評価されているのか?」という内容の記事を書きましたが、その同じサイトで、今回は「イノ・プロバンス」を取り上げてくれました。
http://cft411.com/2010/11/10/toyo-3/
内容を訳してみました。
**************************************************************************
「違いを作る」
2010/11/10
 いろいろな物事がどのように一体化するかということに興味がある。 私の人生で最大の関心事の一つが、20世紀への変わり目に流行ったアーツ・アンド・クラフツ運動だ。 結局、こうした運動家は継続し続けるあらゆるアイデアに関与している。その1つはグレート・ルームの考えで、私がつい先頃Craftsman Perspectiveと題する素晴らしいウェブサイトを探索している間に発見したものだ。 ウェブサイトを企画したKen Lonsingerは、次のように言っている。「皆が同じスペースに集まることができるので、グレート・ルームや一体となったキッチン/ファミリールームが素晴らし発想だと考えるとしたら、貴方はアーツ・アンド・クラフツ生活様式をおくっていると言える。その理由は、アーツ・アンド・クラフツ運動以前は、ビクトリア生活様式で、料理人が家族から区別されるように部屋が切り離され、男も女も自分たちの喫煙ルームや居間に引きこもることができたからだ。 アーツ・アンド・クラフツの哲学は、こうした分離や孤立化を好まず、できるだけオープンスペースを作るため、屋内の壁を取り除くよう改造し、居間の暖炉の周りに家族が集まれるようにした。これは、過去の生活様式への願望の反映なのだ。」
 トーヨーキッチン&リビングは、特にグレート・ルームのコンセプトによく合ったキッチンをデザインし、製造する企業の一つだ。というのは、周りの住まいによく調和できるためで、また、キッチンには小さな設置面積にも関わらずよく設備が整っており、細かいところにもよく注意を払われて設計されており、誰でもこのようなキッチンを使いたくなるだろう。
 私がこの特定のキッチンライン、本年早期にリリースされたINO PROVENCEに特に興味を持ったのは、意識的に自然と調和した田舎暮らしを思い出させる質素で懐かしいインテリアを提供していることだ。最近は益々、私たちは速過ぎる生活をしているように思えるが、このキッチンは日常生活に安らぎを与える田舎風のインテリアを提供しており、田舎に住んでいるような気分になる。 新たなラインのキッチンに使われている3つのモチーフは、材木ブロックや風雨にさらされた材木のようなイメージを模倣するように設計されており、過去の名残を思い起こす。
 それらの田舎風モチーフにもかかわらず、このキッチンは、家庭環境の一部になるように設計されており、そのような構造形態を望む方々の希望に沿って、グレート・ルームの片側と融合する。それは、私が3月25日の「全てが一体」と題するブログでキッチンのデザインについて述べたように、TOYOは自ら開発したシンクのコンセプトを含め、全てをまさに一体化した。トーヨーが創出したものは、キッチンで調理する際の、私が今までに見た中でも最も革新的な方法の1つだ。そして、このキッチンのコンセプトは、トーヨーにとっては難しくないデザインだとしても、最新のキッチンラインに使用されている。つまり、私が以前にブログで指摘したように、トーヨーはこうしたデザインをおろそかにしないのだ。
 ここで示したシンクの切り取りイラストで分かるように、これはシンクの3段階のスライド式の調理台とまな板の配置だ。本当に最も革新的なシンクだが、一方で、革新性、デザイン、使い易さ、およびキッチンデザインに力を注ぐ会社の姿勢に本当に驚いた。それは、容易に家庭の不可欠の部分になり得るというだけでなく、優れて上手に設計されたキッチンなのだ。 違いがあり、その違いが全てを作っているのだ。
***************************************************************************
 なんか嬉しいですね。