私がディレクションをしているアパレル・ブランド、、おかげさまで順調です。
東京、名古屋、大阪と巡回展示をしてみました。
思った以上の売り上げで、当初の目標の倍の販売が出来ました。
新潟からも要請があったので、来週は新潟で展示会を行います。
まだ時期は未定ですが、福岡からもぜひという話しを戴いたので、福岡でも開催することにしました。
今日はその「ウェラバウツ」はどんな服だという話しを少ししたいと思います。
それと、価格戦略についてもお話ししたいと思います。
ある程度年齢を重ねて、かつ社会的地位のある男性のカジュアル感のある服というと、国産では皆無で、とかいってインポートでは高過ぎるという事を常々思っていてました。でもそんな服は一般には売ってないのです。私が欲しい服、私が思うくらいだから、きっとそういうマーケットは存在するのだろうという思いで始めたのですが、どうやらそんなマーケットは存在しているようです。
まず素材探しから始めました。
いくらデザインが素晴らしい服でも、素材が悪るいと貧乏臭くなる。特に社会的地位のある男性が貧乏臭く見えると、日本では許されても、欧米での商売をするときは、これは致命的になる。
次に、高価な素材でも、価格が高いのではなんにもなりません。
価格さえ気にしなければ、インポートではその種の服はいっぱいあります。
どうやって価格を下げるのか。
ここが次のポイントでした。
まず卸をしない事で、卸に必要な中間マージンを完全にカットしました。
これで、価格は40%下がります。
次に、一般的にはシーズンの終わりにバーゲンをして、それでも売れない服はアウトレットに持って行くか、それでも売れないと廃棄処分にするというのがアパレルの常識なのですが、
この考え方を止めました。
つまり、全ての服を定番化して、期間を決めて売り切るのではなく、次のシーズンも同じものを継続して発売するということにしました。
これによってシーズン毎に発生する廃棄コストを削減して、その分を価格に反映させました。
これで、さらに20%カットです。
この二つのコストダウンで価格は合計で48%下げる事が出来ました。
さらに、販売をショールームで行なう事によって、固定した人件費を削減しました。
この効果が更に30%のコストダウンに繋がりました。
これで合計のコストダウンが67%で来て、同等の服の販売価格に較べて3分の1の価格になります。
勿論、製品によっての生産ロットによるコストアップ分もあるので、全てが3分の1という事は難しいのですが、それでもかなりかなりお値打ちであることはお客様に分かって貰えました。
服そのものは来て頂ければ分かって貰える事が分かったので、後は広告宣伝をどうするのかという事になります。
ここはまだ手探りになると思いますが、取り敢えず秋には「ブルータス」の広告枠を確保してあるので、秋には最初の広告が打てると思います。
60歳を過ぎてからの新たな挑戦です。
さて、、どうなるでしょうか?
とりあえず滑り出しは順調です。
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