TITLE:ムラーノ・クリスタッロの妖しい輝き

 9月19日に南青山で新たにオープンする「LUCE TOYO KITCHEN STYLE」にはちょっと面白いシャンデリアが展示されます。
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 広報資料ではこんな風に記されています。
このシャンデリアは、サウジアラビアの前国王ファハド氏のコモ湖畔の別荘で飾られていました。1800年代に建てられた別荘の改修をファハド 氏自らが監修し、その際に特別に制作されました。ファハド氏の息子が別荘を譲り受け、別荘の大改修を行ったことで、この特別なシャンデリアと巡り遇うことが出来ました。

最大の特徴は、圧倒的存在感を放つオーナメント。高品質なムラーノクリスタッロを無垢な三角柱状に仕立てています。このオーナメントを同心円上に重ねていくことで光は乱反射し、角度によって様々な表情にかわる透明感ある輝きが特徴です。シンプルな形状ながら、真鍮で作られたフレームのサイズや構造によって様々な形状のデザインを実現しています。トーヨーキッチンでは5種類のデザインを入手しました。

<ムラーノ・クリスタッロとは>
15世紀~16世紀ルネッサンス期、ヴェネツィアが最も繁栄した時代に生み出された技法。ソーダガラスに消色剤を加え、透明度の極めて高い無色透明のガラス 「クリスタッロ」の製法が確立されました。これは他国には無い技術であり、王侯貴族の間で高く取引されました。

<サウジアラビア王国第5代国王>
ファハド・ビン・アブドゥルアズィーズ・アール・サウード
在位 1982年6月13日~ 2005年8月1日」


 イタリアのあるアンティークの収集家に訪問した時に今まで見た事もない妖しい輝きに魅せられてお願いして譲って戴いたいう経緯の収集品です。
 それまでは「ムラーノ・クリスタッロ」という種類のクリスタルがある事も知りませんでした。
 恐らくは、日本での初めてのお目見えではないかと思います。
 ぜひ「LUCE TOYO KITCHEN STYLE」でその妖しい輝きをご確認下さい。