TITLE:キッチンは家具なのか?

 キッチンを単なる料理をする道具として捉えるのではなく、家具のようなインテリアの一部として捉えるべきだというのが TOYO KITCHEN STYLE の主張で、キッチンのでデザインや設計もそれに沿って開発してきました。
 TOYO KITCHEN STYLE が他のキッチン・メーカーと一線を画すのがこの一点で、ショールームに入った瞬間に他のキッチン・メーカーとまるで違うプレゼンテーションに暫し迷うお施主様もいるくらいです。
 ところが、ある量産メーカーが最近になって「キッチンは家具である」というフレーズをカタログや展示会で盛んに使うようになってきました。
 かなりマーケットで影響力があるメーカーなので、これが日本のメーカーに多い、開発は開発屋、宣伝は後付けで宣伝屋さん、、というのでなかったとしたら、これからは日本のキッチン・マーケットもインテリアとしてのキッチンが増えてくるという事になるのかもしれないですね。
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 写真は京都の奥座敷「美山荘」の大広間の収納庫の扉に描かれた絵です。
 とても気に入ったので写真に収めました。
 扉の絵そのものは収納としての機能を上げる事にはなりませんが、その収納に描かれた絵によって空間が突然に和み始めます。道具としてのキッチンと、インテリアとしてのキッチンの差は、ちょうどこの絵のようなものだと思っています。

投稿者 nabe : 2013年06月22日 12:00