TITLE:ゴールドのインテリア

 現代のむ日本のインテリアにゴールドはあまり用いる事は少ないのですが、安土桃山の時代には金箔というのが多用された襖絵とか、金糸を使った服とかが好まれた時代もあったし、もっと遡れば金閣寺のような絢爛豪華な建物も好まれた時代もありました。これからインテリアがデコに振れるにつれて、インテリアにもゴールドという選択肢もあるのではないかと考えています。
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 写真は名古屋ショールームでのゴールドのプレゼンテーションです。
 流石にゴールドのキッチンやテーブルが売れるのはまだまだ先だとは思いますが、写真の照明器具は内側がゴールドで覆われています。この照明器具「サーカス」が最近良く売れるようになってきました。まだまだ照明器具の段階ですが、意外とインテリアにゴールドを使う時代はそんなに遠くないのかもしれませんね。
 日本の保守的なインテリア専門家は眉をひそめるかもしれませんが、、
 余談ですが、随分と前になりますが、日本にイタリア家具を持ってきた事で有名な経営者が、その頃はまだミニマルという言葉がインテリアでは使われてない頃ですが、私が「これからのインテリアの傾向はミニマルという流れがあり、アルミやガラス等を多用したインテリアも視野に入れています」と話したら、即座に「インテリアに金属のような冷たくて無機質な素材が入ってくる事はあり得ない」と言われました。その後、数年してミニマルなインテリアが日本に本格的に入り込み始めた時には、その経営者の会社はようやくアルミを自社の家具に使い始めたという事がありました。
 インテリアももう少し受け入れる幅のキャパをもっと広くして、今後デコの時代の多様性を受け入れる必要があると思っています。

投稿者 nabe : 2014年09月08日 12:00