TITLE:TDWについて考える

 TDW、Tokyo Design weekが先日終わりました。
 日本を代表するインテリア・デザインのお祭りなのですが、ここ数年このTDWについて思う事があります。
 Tokyoという名前を頭に付けながら、実は日本の企業、デザイナーもほんの一部しか参加していないという現実に疑問を感じています。
 うちは、このTDWに本腰を入れて参加している数少ない企業であるのはご存知と思います。
 このTDW、一時デザインというキーワードをイメージとして持ちたい日本の大企業が参加、協賛をした時代もあったのですが、その大企業も一部を残すだけになってしまいました。
 いきおい、TDWの中核をなすのは、欧米、特にヨーロッパの家具・照明メーカーとその日本での代理店となりつつあります。
 ミラノ・サローネはイタリアの企業が中心だし、ケルンの家具展はドイツ企業が中心なのですが、日本だけは、東京という冠をつけながら日本の企業は殆どいないという現実。
 いっそ、Tokyoという言葉を外してEuropean Design Week in Tokyoと名称変更した方がいいくらいと思う程の惨状です。
 もっと日本の企業、デザイナーも積極的に参加出来る下地を作って、本当の意味でのTDWにできたらと思います。