TITLE:INOシリーズの10年保証を始めました

 ここ15年位TOYO KITCHEN STYLEが一番真剣に取り組んで来た事は品質管理とアフターメンテナンスです。
 まだまだ、至らぬ点はあるとは思いますが、かなり大きく改善する事が出来たと思っています。
 その成果もあって、取り敢えずINOシリーズと収納システムMIAMIに関しての10年保証を11月21日受注分よりスタートしましたので、より安心してTOYO KITCHEN STYLE製品を使用して戴けると思います。
 また今後、状況を見ながら他のシリーズにも対応していたきたいと考えています。
 TOYO KITCHEN STYLEの15年前はシステム・キッチンの売上はそなんに多くなかった事もあって、アフター・メンテナンスは担当の営業マン任せで、品質管理も通常の検査体制等は一応あったのですが、トータルで管理をするというシステムにはなっていませんでした。そんな事から、製品に問題が発生しても暫く気が付かなかったり、アフターメンテナンスも担当する営業マンによる対応のバラツキ等もありました。
 将来的にプレミアム・プランドを目指そうとすなら、この部分を抜本的に改善しないといけないと感じていて、それに本格的に着手したのが15年前です。
 品質管理部門の確立と、窓口の一本化にまず着手しました。
 この事で、製品の不具合が発生した場合、工程での発生から、施工先での発生から、使用後の発生までトータルで一元的に管理をする事を目指しました。いまでは、全ての品質問題に関しての情報が一元化する事が出来たことで、製品の品質の大幅な改善をする事が出来るようになりました。
 また、アフターメンテナンスは担当の営業マンではなく、アフターメンテナンス専門の部署で受け付け、管理する事で正確で迅速な対応が出来るようになりました。
 キッチンは製品を納入してそれで終わりではなく、施工をして初めて納入という事が言える商品なので、施工をどう管理をしていくかというのが大きな問題です。これに関してはメーカーの責任施工を目指していますが、業界の慣習というのもあって、まだまだ施工レベルでの品質管理は正直万全とは言えませんが、納入全製品のメーカー責任施工を目指して取り組んで行きます。
 勿論ですが、メーカー施工が行なわれない場合でも、施工時に発生する問題に関してもメーカーとして責任を持って対処する事は言うまでもありません。
 こうやって振り返ってみると、企業規模の大きなメーカーでは普通にやられている事だと思うのですが、私としてはここ15年の取り組みの中で一番苦労した取り組みの一つでした。
 今後ともTOYO KITCHEN STYLE製品をより安心して使用して戴けるよう真剣に取り組んでいきたいと考えています。