久々のブログの更新です。
ご存知の通り、最大寸法6500mmでシンクが3つ、IHが3つという巨大なMEGA KITCHENを4月25日に東京で発表ました。その巨大さを目の前にたお客様の反応は予想通り「賛否両論」でした。
写真は朝日新聞に掲載された全30段の広告です。
MEGA KITCHENに否定的な意見を述べられるお客様は現実的に日本の住宅ではこのような巨大なキッチンが入るスペースがない。そんな意見が主流でした。あるテレビ局の番組の取材を受けた時にこんなやりとりがありました。「うちには入りませんね」って言われるので、「どんな所にお住まいですか?」って聞くと、賃貸マンションにお住まいで、おまけに独身だということでした。MEGA KITCHENはターゲットとしている住宅は賃貸マンションでは無いということはお分かりだとは思うのですが、このキッチンの大きさを目にして、一般的に狭小と言われている日本の住宅の大きさから考えると非現実的だと思われる訳ですが、最近の日本の住宅は意外と大きな空間が生まれつつあるという事と、リビングルームに割くスペースをもう少し考えると更に多きな空間が生まれてきます。
MEGA KITCHENはその大きさだけに注目される方が多いのですが、実はこの大きさはこれからの日本人の生活スタイルを想定した結果を強調するシンボリックな意味が大きいのです。
日本の住宅設計は応接間的なリビング・ルームを軸として設計される事が多いのですが、私がイメージするこれからの日本人のライフスタイルはキッチンの設計から始めるべきだと考えて、その象徴的な商品としてのキッチンがMEGA KITCHENなのです。
これからの日本の住宅で一番大切なことは、家族が集まり易く、そこで長時間ともに過ごすことが出来るということだと思っています。その場所というのはリビング・ルームではなく、キッチンだと考えています。リビング・ルームに家族が集まるという光景は過去のもののような気がします。
家族が集まり易く、過ごしやすいキッチン、それが今回のMEGA KITCHENです。
余談ですが、キッチンで長い時間を快適に過ごすには、スツールをもっと座り心地のいいものをセレクトする必要があると考え選んだのが「モンスター・バー・スツール」です。背もたれが付き、座面も背もたれもクッションがある事で快適な座り心地を実現しています。従来のスツールの価格より少し高いので、この考えたかをお客様に納得して賛同して頂くために、現在特別価格を実施ています。
一度ショールームで座り心地を体験してみてください。
MEGA KITCHENの展示は現時点では東京、名古屋、大阪、福岡ですが、9月からはその他の地域での展示も始まれますので、ぜひお出かけ頂き、確認して頂けると嬉しいです。
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