TITLE:今年の傾向は石

今年はユーロクッチーナの年なのでキッチンだけの展示会場がフィエラに設置されています。 うちはキッチンメーカーなので、本来ならここを一番に視察すべきなのですが、以前にも書いたように最近のイタリアキッチンは退屈極まりないと思うので、ユーロクッチーナの会場も駆け足で見る程度で十分だと思ってます。
サローネに来始めて35年は経つのですが、以前のイタリアのキッチンは本当に面白く、随分と刺激を受けました。しかし現在のイタリアのキッチンは所謂「Dead End」というか袋小路に入ってしまった感があります。
今年の傾向はやたら石を使っているのが特徴で、特に石のキッチンで衝撃的デビューした「ミノッティ」がここに来てイタリアのキッチンに大きな影響を与えたのだと思います。
補足ですがキッチンの「ミノッティ」は家具の「ミノッティ」とは何の関係はありませんので間違えないように。

しかし、うちがデザイン キッチンを始めた時は、キッチンをインテリアだと捉える感覚が日本のインテリア関係の方には皆無でしたが、今ではインテリア雑誌も挙ってキッチンを取り上げているのを見ると隔世の感があります。

もう一度補足ですが、凄いっと思ったキッチンメーカーが一社だけありましたが、それは秘密です。

CEO TOYO KITCHEN STYLE(フェイスブック)
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