TITLE:バリのトレンドはゴージャス感とカラフル

 今回は時間がなくていつものパリの最新ファションのウインドウ チェックが出来なかったのですが、定点観測という意味ではないのですが,前回の記事のシャネルと、そして今回のエルメスとその周辺のチェックはしてきました。
 バリの春夏のファショント・レンドはゴージャス感とカラフルではないかと感じました。

 写真はエルメスのサントノーレ通りの本店のウィンドウ・ディスプレーです。エジプト風というか、中近東風というのかは分かりませんが、エルメスは2008年度のインドからさらに西に向かって動いたようです。全てが黄金色で埋め尽くされた様はゴージャスそのものです。装飾もさらに精緻になってきたようで、素晴しいディスブレーですね。

 クロエのワンピース
 立体的でゴージャスな刺繍にラメが輝いてます。
 これも中近東風といえば、そうとも言えると思う。
 

 クリスチャン・ルブタンの靴
 これもカラフルでゴージャス。これもやはり中近東の臭いがする。
 ちょっと不思議なデザインだと思った。

 クリスチャン・ルブタンの店内
 色が溢れている。

 シャンゼリゼ通りでこんなカラフルでグラフィカルなコートを来て歩いている女性を見た。冬のバリなのに、一瞬の春風を感じた。やはりこういう服が何の違和感もなく,好感度を持って迎えられる時代になってきたのだと思った。
 日本に帰って「ボーグ」の最新号を見たら、やはりカラフルなアフリカがテーマの服が特集になっていた。

TITLE:シャネルからフィギュアー ??

 世界的な不況の影響はシャネルのような偉大なブランドも直撃しているようで、以前にここでも取り上げた「モバイル・アート」の世界巡業も中止になったようだし、世界的な人員削減にも踏み込んだという話も聞いています。

 そこで、シャネルが新しい分野、、フィギュアーのマーケットに参入、なんてことではないとは思いますが、パリのサントノーレ通りのシャネル店のウィンドウにシャネルのフィギュアーが登場してました。

 フィギュアーのコスチュームは勿論ですが全身シャネル。足に履いてる編み上げのブーティーが可愛い。
 このフィギュアーが実際に購入出来るのか、それとも単なるディスプレー用なのかは不明。
 しかし、世界的なフィギュアー・ブームがここまできたのかという感じです。そのうち、エルメスのフィギュアーも登場するかもしれませんね。

TITLE:小雨まじりのパリ

 先週パリに行ってきました。
 世界的な不況のせいなのか、それとも時期的なものなのかは不明ですが、行きの飛行機は今までないくらい空いているというか、ガラガラという表現が最も適切だと思われる程でした。
 バリの天候は小雨でした。気温の方は日本よりは寒いのですが、この時期のパリとしてはむしろ暖かったので、滞在も楽でした。私がパリに到着する一週間前はマイナス10度だったという話で、珍しく積雪もあったようです。
 小雨まじりのバリというのは、私自身はあまり経験がなかったのですが、雨に煙るパリというのもなかなか風情があり、少しカメラに納めてみました。

 雨の中のカフェ。
 気分はマッチ売りの少女かな、、、光が恋しいっていう感じです。

 雨の凱旋門に続く道。

 帰路を急ぐバリジェンヌ

 雨のセーヌ川越しに見るエッフェル塔
 小雨でも、やはりパリは「麗しのパリ」でした。

TITLE:野菜が面白い

 最近野菜に興味が出てきました。
 きっかけは東京の「なりさわ」という私の大好きなフレンチ・レストランの5周年のパーティーの時にたまたま隣にいた方が「なりさわ」に野菜を納入している農家の方で、その方にいろいろ野菜の話を聞いてから、「野菜ってなんか面白いなぁぁ」って思うようになったのです。

 写真はそのパーティーの時にディスプレーされた野菜です。
 この野菜は全てその同席した野菜農家で栽培されたものだそうです。あまり見かけない不思議な野菜がありますね。味の方は分かりませんが、とても美しいって思いました。根が付いていると野菜もなんか生命力を感じるって思いませんか?
 
 地方に出張に行って、地元の市場とか食料品店に行くと、見た事がないような野菜を見かけることもよくある。野菜に興味がない時は気が付かなかったことなんだけど、地方によっていろいろな野菜があるものだと感心すると同時に、野菜探検隊もなかなか面白い。

 金沢の近江町市場で見つけた「丸いも」
 自然薯の一種だという話だけど、みてくれは自然薯とは似てもつかない。でも食べ方はやはり摺り降ろして食べるのが一般的だとか。それと、自然薯と同じくスタミナ食らしく、ヤンキーズの松井選手のスタミナの元はこの「丸いも」だとか、店のお父さんが言ってました。そう言えば松井選手は加賀出身でしたね。

 同じく近江町市場に見つけた「なめこ」です。普通スーパーで見る「なめこ」と較べてかなりおおぶり。みそ汁に入れて食べてみたけど、これは絶品でした。かおりが凄かった。表現すると野趣溢れるというか、キノコのジビエだね。

 
 野菜、、なんか面白いですね。
 そのうち、カタログにでも使ってみようかなって思ってます。
 最後にちょっと余談になりますが、「なりさわ」の厨房の写真です。

 「なりさわ」の厨房は以前には雑誌等でよく取り上げられていたので、厨房に興味がある方は憶えて見えると思いますが、シェフのこだわりが全面に出た厨房で、デザイン的にもかなり面白い。食事も創造性溢れる料理を出してくるのだけど、その拘りがこんな厨房にまでも及んでいるというのが凄いと思った。

TITLE:新年の慌ただしさも一段落して  その3

 映画の話はここまでにして、食べ物の話です。
 以前に書いた京都「ほし山」のキムチですが、取引先の社長さんやら、友人やら、nabe forumを愛読して貰っていて、個人的な接触のある方から「絶賛」のメールも戴いたのでちょっとホッとしてます。
 これで調子に乗った訳ではないのですが、今日はお菓子の話です。
 

 紹介するのは「ダックワーズ」というお菓子で、写真を見て戴くとお分かりのように、よくあるお菓子で、各地のいろいろなお菓子屋さんから発売されていますが、でもここの「ダックワーズ」は別物。
 福岡の「16区」という名前のお菓子屋さんで、ここは日本経済新聞に取り上げられたこともあり、全国的にもかなり知名度は高いお菓子屋さんです。もともとこの「ダックワーズ」は、この「16区」のオーナーシェフの三嶋隆夫さんがパリで修行時代に開発したものだというのは有名な話。

 店は福岡の中心から少し離れた浄水通りの近くにあるだけで支店はない。デパートにもイベントで出展することはあるそうだけど、基本的にはここに行かないと購入出来ないというゲット難易度が高いお菓子。でも、FAXでのお取り寄せはできそうです
 詳しくは → ここ

 余談ですが、最近携帯電話をi-Phoneにしました。内蔵のカメラもシャッターがタッチ・タイプなのでカメラブレがしにくいのと、なんか発色がいいような気がして愛用してます。最近撮影した写真で気に入っているのを紹介します。場所は伊勢湾岸道路から長島スパーランドを撮影したものです。時間は黄昏時の、ちょうど日が水平線から消え去った瞬間です。不思議な空の色が印象的でした。

TITLE:新年の慌ただしさも一段落して  その2

 続きです。
 2つ目の映画は「潜水服は蝶の夢を見る
 

 WOWWOWの番組表のタイトルだけ見て録画した作品。どこかで聞いた事があるような気がしたのと、なんかタイトルだけ見ると詩的な匂いがして録画しておいた。
 ある朝、妙に早く起きてしまって、特に何もする気もなかったので、映画でも見ようということになった。
 見始めて、あまりにも悲惨に主人公の話だったので、こんな朝から見る映画じゃないとちょっと後悔した。
 ストーリーは雑誌「ELLE」の編集長だった主人公が突然に脳梗塞で全身が不随になり、耳と、左目と、そして瞬きだけが出来るだけという悲惨な境遇にに追い込まれてしまい、人生に絶望するのだが、自分には「記憶」と「創造力」が自由に使えると思い直して本の執筆を始めるという話。当然口は聞けないのだから、記述は記録する女性がアルファベットを読み上げて、該当する文字が読み上げられた時に瞬きをするという、気の遠くなるような忍耐力のある作業を通して一冊の本を書き上げる。この本を書き上げる為に主人公が目を瞬きをした回数は20万回だという。(凄い)
 本を書き上げて10日後に主人公は亡くなってしまう。
 映画の中の主人公の蝶や花の幻想的なイメージと、こんな境遇に追い込まれても前向きに自分の人生を作り上げていく姿勢が見る者を感動に誘う。 見始めた時には悲惨な映画だと思ったけど、見終わると何故か主人公の生き方にとても爽やかなイメージを持ってしまった。
 驚いたのは、これが実話だということだった。
-続く-

TITLE:新年の慌ただしさも一段落して  その1

 新年は何かと慌ただしくてnabe forumの更新もサボリ気味だったので、定期的に読んで頂いている方にも忘れられそうで、申し訳ないと思ってます。
 今日は最近見た映画の話をしようと思います。
 映画を見るといっても、映画館で見るのではなく、(本当は映画館の大画面で見たいのですが)、、もっぱら自宅で、それもWOWOWで録画した映画を見ることが多い昨今です。

 最初の映画は「<a href="http://www.amazon.co.jp/プロヴァンスの贈りもの-DVD-リドリー・スコット/dp/B000WPEJ5K/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=dvd&qid=1232238084&sr=1-1″ target=”_blank”>プロバンスの贈り物」
 ロンドンの証券トレーダー(ラッセル・クロウ)が、幼い頃に過ごしたプロバンス。そこでワイナリーを経営する叔父が亡くなったことで、遺産相続の為に10年ぶりに訪れた。このプロバンスでの滞在で自分の今まで生き方に疑問を持ち、ロンドンを離れてプロバンスに永住する決意をするという、ライフスタイル系のラブロマンス。
 とても幸せな気分してくれると同時に、プロバンスに行ってみたいと思わせてしまう映画。緩やかな丘陵地に広がる葡萄畑、溢れる光と木漏れ日、そしてその中で暮らす人たちの心豊かな人生模様。
 個人的な話になるけど、私は悲しい映画で涙する事はあまりないのだけど、幸せな映画を見ると涙してしまう。この「プロバンスの贈り物」、飛行機の中で一度見たのだけど、その時も涙が出てしまった。そして、こんかい、、また「涙」してしまった。

 「ノッテング・ヒルの恋人」という映画があるが、これもとても幸せにしてくれる映画で大好きで何度も見ているのだけど、何度見ても涙が出てしまう。友人はこんな幸せな映画を見て涙するのは変だと言うけど、涙がでてしまうものは仕方がない。
 写真は映画のラストで妊娠したジュリア・ロバーツがヒューグランドに膝枕をして貰いながら公園で佇むシーン。このシーンになると何故か「涙」が出る。
 余談になるけど、この映画に出てくるヒューグランドが経営する本屋さんを見たくて、ロンドンに出張した折に空いた時間を見つけてノッティングヒルにまで足を延ばして探したけど見つけられなかった(涙)
 - 続く-

TITLE:正月休みも今日で終わりです

 長いようで、終わってみればあっという間でした。
 皆様のお正月は如何でしたか?
 私の正月は、キムチと散歩の正月でした。
 まずキムチです。
 数少ない私の好きなテレビ番組の一つに「たかじんのそこまで言って委員会」という番組があります。「東京以外全国ネット」という不思議な番組なので、東京の方は U-TUBE で見る以外に見る事ができないということになります。政治的な話題を妙にオプラートに包む事なく、まさに番組名の如く「そこまで言っていいのかい?」というのが妙に痛快で面白い。

 その番組の中で大阪市立大学朴一教授が「ヤバイ」とまで絶賛したキムチが京都「ほし山」のキムチ。キムチ大好き人間として、これを見過ごす訳にはいかないということで、早速に正月用に購入したが、実にこのキムチが「ヤバ」かった。もうおせちはそっちのけで、ご飯とキムチ、お餅とキムチ、あげくの果てはワインとキムチという案配で、あっという間に完食。
 まさにキムチ漬けのお正月でした。
 キムチのお好きな方はぜひお試し下さい。

 最近どうも運動不足だったので、なんか体が重いと思ってたのですが、openersというweb magazine の撮影があり、その撮影された写真を見て愕然とした。
 「デブだ!」
 いつもならゴロゴロ寝正月の私だけど、今年の正月は心を入れ替えて、腹八分目の食事と、適度の運動を、、ということで、名古屋は東山公園の1万歩散歩コースにチャレンジした。

 散歩コースと言っても、東山の丘陵地帯の中を抜けていく、全長は6,200mのロングコースで、ちょっとしたトレッキング気分も味わえるという、全て踏破すると普段運動不足の私にとっては結構な運動量になる。

 コースは雑木林の中にあるので、小春日和の中の木々の木漏れ日がとても爽やかで、気持ちがいい。でも滑りやすい枯れ葉が敷き詰めたようになっている箇所もあるので、きちんと足下を踏みしめて歩かないといけない。

 丘陵地帯なので、こんな急勾配の登りもある。でも、こんな登りで息が弾んでしまう自分が少し情けない。

 一万歩コースの最後は東山タワーを横目で見ながら終わる。早足で1時間、ゆっくり歩けば1時間半はかかるので、結構な運動量になると思う。

 正月の三日間このコースにチャレンジしたので、ちょっとはダイエットの効果はあったのかなと、少し期待して体重計に乗ったけど、針は無情だった。(涙)

 そんなことで、私のお正月は「キムチ」と「散歩」で終わったようです。
 さてっと、、明日からまた仕事モードです

TITLE:おめでとうございます

あけましておめでとうございます
本年もnabe forumトーヨーキッチンを宜しくお願いします。
新年早々にnabe forumを見て頂いたお礼に、社内でもまだ公開されていない今年の新製品をチラリと・・・

 職人の手で一本、一本丁寧に創られた、不思議な美しさを持つ白のシャンデリアです。
 なんとも言えない透明感
 イタリアで見つけて、その美しさに吸い込まれるような気がしました。
 2009年3月頃には南青山のショールームでご覧戴けます。

 本年も「キッチンに住む」をテーマに、いろいろ新しい試みを展開する予定です。
 ぜひご期待下さい。

TITLE:いよいよライター・デビューか??

 昨日は今年の仕事納めでした。
 今年は公私ともにいろいろな事があった中で、私としては始めての経験もありました。
 「公」の仕事については、3年がかりで作り上げてきたキッチンのラインアップがようやく完成し、トーヨーキッチンが次の時代に向けてどうキッチンを提案していくかというイメージがお客様に少し理解して頂けるようになりました。
 また、その新しいキッチンのラインアップとしてのコンセプト「キッチンに住む」も、出来上がった製品ライン・アップを見て頂いた事で、お客様により分かりやすくご説明が出来るようになったと思います。
 「私」の方はさておいて、「公」と「私」の中間みたいなところで、いろいろ面白い事がありました。
 例えば、雑誌「GOETHE」の読者モデルとして登場したことで、モデル・デビュー?というのがあり。雑誌「ミセス」でオフィスを公開したのですが、オフィスににフィギュアーがいっぱいあるのが知られた事で、フィギュアーのコレクターとして認知される??ということにもなるわけです。さらには名古屋にGDC NAGOYAというアパレル・ショップをオープンさせたので、服屋さんのオーナーとしてデビューしたということになります。更には、そのGDC NAGOYA で「アラフォーの為のスタイリング」という催しをやりました。これはまさしくスタイリスト・デビュー??という事になります。スタッフの中には「無理無理スタイリスト」という話もありましたが、まあ、それは、それでいいとして、ともかくスタイリスト・デビューということにしておきましょう。

 そのいろいろデビューの最後を飾ったのは、遂に念願のライター・デビュー??をしてしまいました。
 現在発行中の「AXIS」の2月号の紙面に、なんと書評なんかを書いてしまったわけです。それも2ページ渡って、それも英訳付きというのが凄い。

 書評を書いたのは「藤田嗣治・異邦人の生涯」という講談社から出ている単行本で著者は近藤史人氏。サブタイトルには「私が日本を捨てたのではない、捨てられたのだ」とあり、日本とフランスの社会の狭間の中で歴史に翻弄されていく画家藤田の生涯を綴った本です。

 掲載されているページはp.90~p.91です。
 ぜひ本屋さんで手に取ってご覧下さい。
 本屋さんに行けない方の為に、触りの部分をちょっと写真に撮ってみました。