TITLE:You-TubeにISOLA

You-TubeにISOLAのムービーを上げてみました。
話題のYou-Tubeなんだけど、このアメリカのサイトの意味がどんな意味があるんだろう?とか、、著作権ついては、これからどう変わってくるんだろうとか、、いろいろ考えさせられます。
このYou-Tubeをグーグルが買収したという事実は、このサイトの可能性と社会的な意味についてもっと真剣に考えろというシグナルなのかな??とか、、
いろいろ考えててもしょうがないので、うちのプレゼンテーション用のムービーをYou-Tubeにアップしてみました。

http://www.youtube.com/watch?v=BjeRAGsNqNE
高城剛によると、これからの社会は無制限に著作権を拡大解釈すべきではなく、ある程度制限をする事で新しい社会の展望が開ける、、と、話している。
以下は坂井直樹との対談です、、とても興味深い。
http://sp-plugin.jp/sakai/01/

TITLE:ファションとインテリア

ファションとインテリアのトレンドは明らかに密接な関係があるのだけど、先日「エル・デコ」の編集長が講演で、こんなことを言ってたそうです。
「ファション関係の人はインテリアに興味があるが、インテリア関係の人はファションに興味がある人が少ない」
確かに、私もそう思う。

これは日本だけではないかと思うのは、サローネに行くと、日本人の来訪者のファションは「もうちょっとなんとかならないのかと思うほど、気を使ってないし、時代錯誤のようなファションが多い」けど、イタリア人の家具関係者はお洒落な人が多い。取引先の「イカミ」の会長は、脱帽するほどお洒落だ。
エミリオ・プッチの生地を使ったカッペリーニのソファー

「イームズ」の流行にしても、ファション関係の藤原ひろしが仕掛けたと言われるし、熊谷隆志さんと話していても、インテリア関係の興味は半端ではない。 でも、インテリアやプロダクト関係の人間がファションに気を使っているのかというと、そういう人に出会うのは殆ど稀なのには驚かされる。
2007年春夏のMUIMUI
MIUMIUが「メンフィス」のファブリック・パターンを採用したり、ちょっと前だけど、カッペリーニがエミリオ・プッチのファブリックをファーに採用したりしていて、明らかにインテリアとファションは密接な相互関係にあるのに、どうして日本のデザイナーやインテリア関係の人たちはファションへの興味が薄いのだろう??

TITLE:イタリア・デザインの秘密

なんで、イタリアは世界のデザインの聖地になりえたのか、、という話です。
勿論、独断と偏見です

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写真はメンフィスを代表するデザイナー、ソットサスの飾り棚「カールトン」
イタリアには家具メーカーとして登録されている会社が3万社と言われています。そのうち、何らかの意味で「サローネ」(毎年のミラノ家具展)に関わりあうメーカーの数は2000社と言われています。つまり、サローネで見るイタリア・デザインはほんの氷山の一角ということになります。
何を言いたいのかというと、イタリアの家具産業を支えているのは中小企業だということです。
これらの会社は殆どオーナー経営者で、おまけに、かなりのお金持ちが多いのです。私の知ってるオーナー社長でも、乗り継いだフェラーリは20台以上とか、本格的なクルーザーを所有してたり、、、ともかく、日本の同じ規模の会社の社長に比較すると(私も含む)桁違いリッチなのには驚きます。
どうしてそんなにリッチなんだろう?といろいろ聞くと、つまり相続税が日本に較べて、極端に低いようなんですね。例えば、日本では公開してない株についても、相続の折には税務署の基準で評価をされ、その評価額に応じて相続税が課せられます。その額が過酷で、3代で資産なくすとか言われています。
調べた訳ではないので、本当かどうかは知りませんが、イタリアで聞いた話では、イタリアでは公開されてない株についての評価は、日本に較べて極端に低く、非上場企業の相続が容易なので、お金持ちはずーっとお金持ちなんだそうです。勿論、会社が業績不振で倒産したりしたら、これは話は別ですが・・
つまり、「格差社会」という意味では、イタリアは日本とは比べ物にならない程の「格差社会」と言えると思います。
 1) 中小企業のオーナー経営者であること
 2) そのオーナー経営者がお金持ちであるとこ
 3) 家具産業だけをみても、企業の数は3万社と膨大であること
この社会環境が、実はイタリア・デザインの秘密だと思うのです。
つまり、その3万社のオーナー経営者が、自分の独断と偏見と価値観で、採用する製品のデザインを決める。そして、リスクについては、個人資産が豊富なので、多少のリスクについては自分の資産の範囲内で吸収することが出来るので、デザインの冒険も厭わない。
そうすると、何が起きるかというと、毎年、毎年、その3万社のオーナー経営者が独断と偏見で採用した製品と、そのデザインが世に出てくる。「サローネ」だけをとっても、出展企業2000社の社長が選択した価値観が製品となって、一同に会するわけで、まさに百花繚乱!!
デザインの先進性は、ある意味では多様性によってもたらされると思うのですが、日本ではどうしても個人の価値観が製品にダイレクトに反映され、世に出る事は少なく、合議制というフィルターを通す事で、悪くはないが、当たり障りがなく、反対も出来ないというデザインが溢れる結果になってしまうと思うのです。

カンパーナ兄弟の廃材の椅子
古くは「メンフィス」とか、最近ではカンパーナ兄弟を見出した「エドラ社」とかが世に出しているデザインは、日本では想像を絶すると思うし、日本的な大企業の合議制の中では、決して世に出ることはないと思います。
ワイャーのソファー、、座ると限りなくお尻が痛い。この世のものとは思えない座り心地の悪いソファー
最後に、もう一つの秘密は、イタリアのこういった企業は社内にデザイン部門を持たなくて、全て外部のデザイナーを使うので、デザイン会社が発達し、それに連れて世界中のデザイナーがイタリアに集まってきて、それがまたイタリアデザインを活性化してきたということもあります。
以上、、繰り返して書きますが、これは独断と偏見です。
結論、、「日本では深沢直人は評価されるが、カンパーナ兄弟は一般的に評価されない」
(ちょっと言い過ぎかな??)

TITLE:二重価格

システム・キッチンの価格体系というのは、実は二重価格と言わざるをえないところがあるのです。
「半値八掛け二割引」と言われたのが10年前、、
その後、この事態は改善されてきたのかというと、もっと悪くなってきて、「半値八掛け五割引」、、つまり定価の20%で仕入れが出来る場合があるという事ですね。
先日このの話をしていたら、ある人に言わせると、これももう古いのだそうです。
今は「高校生」と言うらしい。
何の事やら分からないでしょ、、私も「分からなかった」ので意味を聞くと、高校生、、つまり16歳、17歳、、と言うことは、定価の「16%」やら「17%」で卸すところがあるのだそうです。
これって、いくら何でも問題があると思いませんか?
ここまでいくと「システム・キッチンの価格って何?」という疑問を施主に持たれても致し方ないし、業界としてこんな二重価格が横行しているというのは、結局のところ、ユーザーの不信感につながると思うのです。

TITLE:システム・キッチンは住宅設備機器??

日本の場合、システム・キッチンは住宅設備機器の範疇になり、販売ルートについても「住宅設備機器」のルートで販売される事が多い。つまり、ボイラーやサッシや便器と一緒に販売されている。
これって、、普通??
キッチンって、どちらかというと、家具に近いのではないかと思うのだけど、、、そう思うのは私だけでしょうか!!
でも、日本ではシステム・キッチンは「住宅設備機器」なのです??

TITLE:ドルガバの新しいレストラン

ドルチェ&ガッバーナの経営する新しいレストランがオープンしたようです。
 題して『ドルガバ・ゴールド』
最近のファションのゴールド流行が、ついにレストランまで来たのかという感じかな
http://www.dolcegabbanagold.it/
ゴールドはルイビトンやコーチのゴールド・バッグもそうだけど、来年の春夏のバレンシアガのゴールド・パンツは凄い。
話だと1000万くらいするそうだ・・
写真はWWDに出てたバレンシアガのゴールド・パンツ

TITLE:ドルチェ&ガッバーナの純利益

2006年度のドルチェ&ガッバーナの売上は対前年比で118%の1、222億3,400万、純利益が対前年比111%の164億2,800万だそうだ。
 凄い!!
今年のミラノ・サローネでは自前のコレクション会場をミラノ市内に購入し、その中でロン・アラッドのロッキング・チェアーのショーが行われてた。
写真は会場内で撮影したものだ。 自前のコレクション会場を持ってるブランドは、ジョルジョ・アルマーニについで二人目だそうだ。

今月号の「カーサ・ブルータス」にドルチェ&ガッバーナの新しい別荘の写真が掲載されているが、これはインテリア好きには必見だと思う。
インテリアやデザインといえば、先週末に恒例の「東京デザイナーズ・ウィーク」が行われた。去年までは毎年行ってたが、今年行かなかった。去年の事だが、期待していたブラジル大使館の「カンパーニャ兄弟」の作品展があまりに酷かったのを思い出すと、未だに腹が立ってくる。あれは、あまりに日本人を舐めてるとしか思えなかった。
展示するならエドラのものだけチョコチョコ並べるのではなく、ちゃんとブラジル時代の作品も展示すべきじゃないか・・ と、思った。
しかし、こういった成功したブランド・ビジネスというのは、なんか別世界の企業のような気がする。
ロンアラッドのロッキング・チェアーだけど、このモチーフで彼はサローネ毎に素材が違ったり、デザインが違ったりのものを毎年発表している。
何年か前に出した『カーボン・ファイバー』のものがあり、ミラノ市内のビンテージ専門家具屋で見つけた事がある。見た瞬間に『欲しい』!!と思ったが、値段を聞いて断念した。噂では、このロッキング・チェアーはドルチェ&ガッバーナに買い上げられて、これが今年のサローネでのロンアラッドのショーのきっかけだった、、と、、いう話。
未確認情報だけど・・