ベネツィアにガラス製造が伝わったのは13世紀。
貴族や富豪のためのテーブルウェア制作を中心に、多彩な技法が生み出されてきました。
やがて高い評価を受けるようになり、ビザンティン様式が花開きました。
モザイクが大聖堂を飾り、モザイクはヨーロッパ全土に広まりました。
以後、約700年もの歴史に支えられ、伝統と技を守り続けているのです。

特にラヴェンナは「モザイクの首都」と呼ばれるほどたくさんの遺産が残り、モザイクの研究や教育が今も盛んに行われています。
決して大量生産では出せない本物の味わいを保ちながら、現代の高い技術と確かな品質を備え、伝統的ガラス工法の技術は受け継がれています。

SICIS | シチスのベネツィアンガラスは、天然鉱物を使用した伝統工法で製造されています。
一般的にはシリカは80%以上使用されるところ、SICIS｜シチスは純粋で高価なミネラル75%に対し、シリカは25%で製造されています。

セレニウム、マンガン、コバルトなどのミネラルパウダーをガラスに混ぜ、高温で溶かすことで生まれる、SICIS｜シチスだけのオリジナルカラーは現在約600色を誇ります。
炉の温度によっても色合いが微妙に変化するため、同じ色を平面に貼っても独特の表情が生まれ、見る者を魅了します。
大量生産品で見られる鉛や汚染物質を一切含まない純度の高い材料を使用するため、大量生産では出せないシチスならではの輝きを放ちます。

一般的にガラスチップを生産する際は、コストを抑えるために大型ガラスを製造し、それを細かく分断して生産します。
しかし、SICIS｜シチスは1チップずつ抽出される工法によって生産するため、ひとつひとつの表情が異なります。
さらに、1チップが合わせ構造となっているため、耐久性も増し、透明感にも立体的な奥行きがあり、輝きに上品さが表れます。

それだけでなく、SICIS｜シチスのガラスチップはローリングを行うことで角を丸く仕上げ、ガラスの鋭利さを取り除きます。
世界中のホテルやリゾートで採用されているように、プールやスパ等、肌が直接触れる場所にも使用できます。
けがをしないどころか手触りがとても良く感じるはずです。

モザイクの歴史は紀元前2000年以上前に遡るとされています。
一般的な絵画に比べ、圧倒的な耐久性を誇る為、古の時代から、カテドラルやモスクの内部空間や外壁に装飾技法として用いられ、今も美しい色彩を保っています。

トーヨーキッチンスタイルでは、SICIS｜シチスのベネツィアンガラスモザイクでカスタムアートも承っています。
絵画のように繊細なタッチで、生命感溢れる人物像や静物描写をマイスターと呼ばれる熟練のモザイク職人たちが紡ぎ出します。

トーヨーキッチンスタイルが選ぶSICIS｜シチスのモザイクタイルは、人の手が創り出す美しい芸術です。
壁面のタイルとして、床材として、そして芸術｜アートとして空間に今までにない感動を与えてくれます。

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