【FLOSオープン記念期間限定展示】名作「IC Lights」10周年モデル

INTERIOR 25.11.17 Mon

フロスデザインスペース青山のオープンを記念し、FLOS社を代表するアイコニックな照明「アイシーライツF1 10 anniversary【限定品】」を2ヶ月間限定で展示いたします。

世界限定2024台、24Kゴールドの輝きを纏う特別なアイシーライツ

2024年に発表されたこの記念モデルは、アイシーライツ誕生から10年を祝して製作された世界限定2024台の希少なコレクターズアイテムです。最大の特徴は、支柱に施された贅沢な24K(24金)ゴールドコーティング。通常モデルとは一線を画す、ラグジュアリーな佇まいが空間に特別な存在感をもたらします。
各個体にはシリアルナンバーとデザイナーのマイケル・アナスタシアデスのサインが刻印されており、その希少性と価値を証明しています。日本国内でも実際にご覧いただける機会は極めて限られており、このたびのフロスデザインスペース青山での展示は貴重な機会となります。

このスペシャルエディションは、テーブルランプT1 Low、フロアランプF1、ペンダントランプS2の3モデルのラインナップがあり、フロスデザインスペース青山では、フロアランプF1、テーブルタイプT1 Lowの実物をご覧いただけます。

FLOS史上最も愛されるアイコン、アイシーライツの魅力

アイシーライツは、2014年の発表以来、世界中で愛され続けるFLOSの代表作です。近年においても世界市場および日本市場で最も人気の高いプロダクトであり、ブランドのアイコンとして確固たる地位を築いています。
デザイナーのマイケル・アナスタシアデスがコンタクトジャグラーの映像からインスピレーションを得て生まれたこの照明シリーズは、球体がジャグラーの腕や指先で静止した瞬間を捉えることをスタート地点としています。細い棒の上で優雅に置かれた、あるいはその下に吊されたガラスの球体は、重力に逆らうかのような繊細なバランスで存在しています。

「このコレクションはバランスを探求しています。テーブルライト、ウォールライト、ペンダント、シーリングライトというシリーズがあり、すべて棒の端で完璧にバランスが取れた球体を基本形としています」とデザイナーは語ります。
アイシーライツシリーズは、デザイナーの工業的なシンプルさへの愛と、複雑なシンボリズムを融合させています。吹きガラス製の乳白色ディフューザーを通して拡散光を提供し、通常モデルは真鍮仕上げまたはクローム仕上げのスチールフレームで支えられています。

「IC」という名前は、英国入国管理局が使用する移民識別コードに由来しており、デザイナー自らが外国人として感じるアイデンティティの不安定さやバランス感覚を象徴的に表現しています。

詩性と幾何学が交差する、現代照明デザインの革新者

マイケル・アナスタシアデス

1967年、キプロス島生まれ。インペリアル・カレッジ・ロンドンで土木工学を学んだ後、ロイヤル・カレッジ・オブ・アートにてインダストリアルデザインの修士号を取得。1994年にロンドンで自身のスタジオ「Michael Anastassiades Studio」を設立し、照明、家具、オブジェなど多岐にわたるデザイン活動を展開しています。
彼の作品は、球体や円筒などの幾何学形状と反射素材を用いたミニマルで詩的な構成が特徴です。代表作「IC LIGHTS｜アイシーライツ」では、光と影のバランスを視覚化し、空間に浮遊するような存在感を生み出します。照明の「オン／オフ」に着目し、物質性と詩性を融合させるレディメイド的アプローチを展開。ブロンズや大理石など年変化する素材を用い、空間との対話を重視したデザインを追求しています。
FLOS社との協業を通じて国際的評価を得ており、MoMAやV&Aミュージアムにも作品が収蔵されています。光を通じて空間と人との関係性を再定義するデザイナーとして、現代照明デザインに新たな詩的次元をもたらしています。