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SICIS「伊藤若冲コレクション」新作登場

日本美術×イタリアの技による究極のアート
2/21(水)「SICIS 伊藤若冲コレクション」に新絵図が登場

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SICIS 伊藤若冲コレクション|SICIS Jakuchu Collection
SICIS 伊藤若冲コレクションは、トーヨーキッチンスタイル代表取締役渡辺孝雄がキュレーターとして、 ベネツィアンモザイクアートブランド「シチス|SICIS」とコラボレーションを行った事で誕生。 江戶時代を代表する絵師として有名な若冲の作品を、シチスの手によって忠実に再現しました。

作品を SICIS のアートコレクションとして生まれ変わらせるために最も重要かつ困難なことは、オリジナルの作品を尊重し、作者が描いた 作品の詳細を深く表現することです。 特に伊藤若冲作品は綿密に描かれた多くの細かい部分(花びら、葉、目、羽、とさか等)で構成され、SICIS ブランドの壁面モザイクの中で最も複雑なアーティスティックコレクションのひとつとなっています。 これを成し遂げる為には SICIS の擁するモザイクアーティスト達が不可欠です。彼らは 5 年間に及びモザ イクに特化した美術学校で様々な知識やノウハウを専門に学び、プロフェッショナルとなります。

輪郭線がなく陰影の濃淡や重なりで、平面上の対象物を立体的に見せようとする表現に⻑けた伊藤若冲の 作品を再現するのに、うねりや表面の表情が豊かなモザイクガラスは適していました。 全ての作品はハンドクラフトの才能豊かなアーティスト達による、微細なガラスモザイクチップの集中的 で精密な手仕事でつくりあげられています。

また彼らは、作品の持つ陰影を再現するために、どのようなシリーズのどのようなカラーを選択すべきか の知識と豊かな経験も兼ね備えています。 伊藤若冲作品の特徴でもある裏彩色の技法を用いた透き通るようなグラデーションや、顔料を盛るような 立体的な着色を、モザイクガラスを熟知した SICIS のアーティスト達が見事に再現しています。 現に伊藤若冲の作品を再現するためには SICIS の全てのガラスシリーズが用いられています。

全ての作品におけるディテールのクオリティの高さは、実際に実物を見ていただければ一目瞭然です。 類い稀な技術と環境を兼ね備えた SICIS のみがオリジナルの作品を再現でき、それを完全な形で作り出すことができるのです。

日本が産んだ才能とイタリアの技術、ふたつの文化が出会い実現した SICIS 伊藤若冲コレクションは、世界中の様々な文化や様式をもつ空間に、新しいアート作品として選ばれているのです。


■New Collection■(サイズは全て W1350×H2400×t17mm)

Autumn Millet and Sparrows_w250

秋塘群雀図(しゅうとうぐんじゃくず)

粟の穂の身をついばむ雀たちを描き、実りの秋を表現した作品です。
下半分で描かれた粟の身をついばむ雀と、上半分で空間を覆うように描かれた同 じ形の反復で舞い降りようとする雀が対象的に描かれています。同じ雀でも自由に粟の穂をついばむ一羽一羽の可愛らしい姿と、粟の穂に向かう 群衆の同じ姿の対比が、お互いを引き立たせています。舞い降りる雀の中に一羽だけ混じっている白い雀は、吉祥を意味しています。

宝暦九年(1759)
『 動植綵絵 』全三十幅 より 四
宮内庁 三の丸尚蔵館 所蔵

Hibiscus and Pair of Chickens_w250

芙蓉双鶏図(ふようそけいず)

動植綵絵のなかでも不思議な構図が特徴の作品です。
咲き乱れる芙蓉を背景に、雌雄一対の鶏が描かれています。
力強く弧を引く土手が墨で描かれ、そこに一本脚で立つ雄鶏。身体を反転させて後ろを振り向き低く身構えたポージングが、見ているひとを幾度となく惹き寄せ ます。上下が逆になった雄鶏の頭の鮮烈な赤いとさかが、全体のワンポイントになって います。背景の芙蓉はよく見ると数種類の品種が同じ白と濃いピンクのトーンを整えられ、深い緑色の葉は葉脈までもが一筆一筆丁寧に描写されています。咲き乱れる芙蓉の花を啄む小さなルリカケスがアクセントとして沿えられています。

宝暦十一年(1761)まで
『 動植綵絵 』全三十幅 より 十
宮内庁 三の丸尚蔵館 所蔵

Nandina and Rooster_w250

南天雄鶏図(なんてんゆうけいず)

南天の鮮烈な赤と、軍鶏の奥行きのある深い黑の対比が美しい作品です。
赤い房を実らせた南天の実は、赤の表現にも微妙な調子がつけられ工夫をこらした表現になっています。対する猛々しい軍鶏が身にまとう黑は、羽の光沢感を細かく描写することで、立体的で奥行きのある黑となっています。軍鶏の鋭い爪や獰猛なくちばしと、燃え上がる炎のような南天によって動植綵絵 の中でも一際力強い作品です。

明和二年(1765)
『 動植綵絵 』全三十幅 より 十四
宮内庁 三の丸尚蔵館 所蔵

Tiger_w250

⻁図(とらず)

家業の⻘物問屋を弟に譲って画業に専念し始めた年の記念すべき作品です。
若冲は画業に専念当初、千点もの中国画の模写を経て、写生に移行していったと されています。この⻁図も、実際に日本には居ない⻁を描くには模写せざるを得ないと、若冲自ら作品に一筆記しています。この3年後に代表作である動植綵絵に着手したとされています。
毛並みの一本一本を筆で繊細に描く模写であるにも関わらず、墨で更に細かな陰 影を書き加えるオリジナリティを施しています。この技法は後の作品にも見ることができます。

宝暦 5 年(1755)
プライス・コレクション 所蔵

Phoenix_w250

孔雀鳳凰図(くじゃくほうおうず)

2016年、83年ぶりに発見された幻の作品。
若冲の画業の中では早期、代表作である「動植綵絵」よりも前に描かれたと考えられています。
作品は二幅からなり、こちらはその鳳凰の一幅で、鮮やかな色使いが特徴です。 素直で若々しく、細部まで施された綿密な描写が素晴らしい、初期の作品と『動植綵絵』をつなぎ、若冲の成⻑を伺わせる傑作のひとつです。

江戶時代中期 18 世紀中頃
広島藩浅野家 12 代藩主浅野⻑勲 旧蔵
岡田美術館 所蔵

伊藤若冲(1716 - 1800)
江戶時代中期の京にて活躍した絵師、 写実と想像を巧みに融合させた「奇想の画家」として称せられる。
作風は、多種多様の動植物を繊細に描き、さまざまな色彩と形態が重なることで織り成す、華麗な作品が特徴。そして色彩豊かでありながら絹地に染料と顔料を巧みに組み合わせた表現された全体のイメージは、淡い色彩にも深みが同居しています。特に、若冲の特徴的な技法「裏彩色」は、絹地の裏からも着色することで全体の立体感や透明感を生み出 し、繊細な描写と相まって動植物が生きている瑞々しさに溢れています。 代表作の「動植綵絵」全三十幅は、綿密な写生に基づきながら、近代のシュルレアリスムにも通じる幻想 的な雰囲気が漂う。
また、当時の最高品質の画絹や絵具を惜しみなく使用したため、200年以上たった現在でも保存状態が良 く、褪色も少ない。「動植綵絵」は若冲が相国寺に寄進したものであるが、のち皇室御物となり、現在は宮内庁が管理している。


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