今回訪ねたのは、千葉の海沿いに建つリゾートマンションの一室。
大海原を一望できるこの住まいは、スタンダードプードルのローランド君とメロンパンナちゃんという2頭の愛犬とともに、ゆったりとした時間を楽しむH様の週末の家です。
大好きなものだけで構成された、こだわりの空間をご紹介します。

「BAY」との出会いから始まった、住まいのインテリアコーディネート

「犬が好きで、以前はこの家でチワワを11頭飼っていました。
その子たちもみんな虹の橋を渡り、3人の子供達も独立したのを機に、4 年前に2LDK だった住まいをスケルトンリフォームしたんです」。

普段東京で暮らすH様にとって、この海辺のマンションは週末を過ごす場所。
セカンドハウスとしての非日常感を演出するために、室内の壁を取り払い、ワンルーム＋ウォークインクローゼットという現在の間取りに変えました。
その際、H様が重視したのがキッチンだといいます。
「ワンルームの中のキッチンですから、見た目が大切。
そこで、以前から気になっていたトーヨーキッチンスタイルの東京ショールームに行き、インテリアとのサイズバランスを考えて、「BAY」シリーズに決めました。
少しコンパクトなものを選んだのは、週末だけを過ごす家だということと、部屋の中に気に入った椅子や照明をあちこちに置きたかったからです」。

そのうえで、以前はカウンターを介してダイニングとつながっていたキッチンをオープンスタイルにし、キッチンの向きも海が正面に見えるように変更。
南の窓からの陽ざしを受けて煌めくアートのようなステンレスのキッチンは、H様の大のお気に入りの空間となりました。
「シンクが工夫されているなど機能性ももちろんですが、何といっても私はこのキッチンのビジュアルが好き。
収まりがよく、インテリアとして美しいので、「BAY」にして本当によかったと思います」。

H様は、この「BAY」をきっかけに週末の家のテーマカラーをブルーグレー＋白と決め、照明やチェア、ソファなどを選んでいったと話します。

煌めきをより印象づける、表情豊かなモザイクタイルを住まいの随所に

そしてもうひとつ、キッチン、照明とともに、H様が週末の家にぜひとも取り入れたかったのが、やはりトーヨーキッチンスタイルのショールームで出会った、ベネツィアンモザイクタイルです。
「たくさんあるモザイクタイルの中から私は、デイジーとマリーゴールドを選びました。
デイジーはこの家のテーマカラー（ブルーグレーとホワイト）に調和するので、キッチンの前壁や室内の壁、柱に。
そして、玄関のニッチではクリスマスやお正月など季節のディスプレイを楽しみたかったので、ちょっと暖かい感じのするマリーゴールドを張っています」。

日中は大きな窓からの陽ざしが、そして夕方から夜は煌びやかな照明の光がタイルの輝きを際立たせ、心地よい非日常感を醸し出します。