50th Anniversary COMPONIBILI

 インテリアのマスターピース『コンポニビリ』が50周年。
ミラノのカルテルショールームでは、カルテルの歴史上もっとも重要なインテリアピースのひとつ、「コンポニビリ」の50周年パーティが開催されました。この日のために、トップデザイナーたちがトリビュート作品を披露し、コンポニビリの現在と過去をクロスオーバーさせた特別な展示となった。

今年も見どころ満載だった、ミラノサローネ（国際家具見本市）。中でも一番の盛り上がりをみせたのは、カルテルとモーイの２つの展示会場。カルテルは、フィエラと呼ばれるメイン会場で世界中からカルテルを目指して集まった多くの来場者とともに、フィリップ・スタルクや吉岡徳仁といった世界的なスターデザイナーが集結し、31もの新商品を発表。

一方モーイは、トルトーナ地区にあるヴィアサヴォーナの会場で、今年のベストインスタレーションの１つと言われる圧巻の展示をみせた。薄明かりのエントランスを抜けると、ホテルのロビーのような演出からスタートし、イギリスの写真家レヴォン・ビスの昆虫のアート写真が張り巡らせた展示セットで、モーイの世界観が表現されていた。デザイナー兼ファウンダーのマルセル・ワンダースも随所に登場し、会場を湧かせていました。

今年はエウロ・ルーチェ（奇数年開催の照明の見本市）のせいか、カルテル、モーイをはじめ各ブースとも多くの照明が展示され、多くのメディア、インテリア関係者で埋め尽くされていました。