印象的な照明を数多く世に送り出してきたmoooiで、唯一の日本人デザイナーとして活躍する三宅 有洋氏。彼が手がけた照明「コッペリア」が、神戸のフレンチレストラン「onomatope(オノマトペ)」の空間演出に採用されました。 本記事では、オノマトペの美しいインテリアを通して、コッペリアの魅力を改めて紐解いていきます。
INDEX
照明「コッペリア」の名は、バレエの名作《コッペリア》に由来します。
バレリーナの軽やかで繊細な動き、舞い上がるチュチュの軌跡。
そのイメージを照明に昇華させた、空間に優美な浮遊感をもたらすデザインです。
先端に灯る光源は蝋燭をモチーフにしており、伝統的なシャンデリアの記憶に、最新のLED技術を融合させた“新しいシャンデリア”です。
彼とmoooiの出会いは、2009年のミラノ・サローネに遡ります。
まだ無名だった三宅氏に、moooiの創設者マルセル・ワンダースが声をかけたこと。
それがすべての始まりでした。
moooiは、若手デザイナーの登竜門として知られ、異なるスタイルや視点を持つ才能を集め、独自の世界観へと昇華させています。
コッペリアもまた、三宅氏のアイデアとmoooiの美学が融合することで誕生しました。
三宅氏はデザインをパスタのアルデンテに例えます。
アルデンテとは、料理した瞬間ではなく、食卓に乗った瞬間が一番美味しい茹で具合。
コッペリアもまた、デザインが完成した瞬間ではなく、空間に置かれ、光を灯した時に初めてその美しさが完成します。
神戸・旧居留地で70年以上にわたり、地元経済界の交流の場として親しまれてきた神戸銀行協会ビル。その趣きと賑わいはそのままに、新たに生まれ変わるビル『神戸旧居留地91番館』の1階に、フレンチレストラン『onomatope』(オノマトペ)がオープン。
クラシカルなフランス料理をベースに、焼ける音や煮える音、柔らかさや重さといった、触れることのできない感覚を「オノマトペ」という音のイメージとして捉え直すことで、食体験の輪郭をより豊かに描きます。かつて神戸で愛されたミシュラン星付きレストランのDNAを受け継ぎ、この地にふさわしい“新たなグランメゾン”としてonomatopeは始動しました。
キャンドルのような灯火が、食空間をより親密に、そして詩的な雰囲気へと導きます。
料理と空間を優雅に照らす〈コッペリア〉── その光を、もし擬音で表すとしたらどんな音がふさわしいでしょうか?
天井の高い、広々とした空間に採用された実例。 ブラックフレームが周囲に自然と溶け込み、軽やかな浮遊感を演出しながらも、確かな存在感を放っています。 開放的な景観を損なうことなく、静かな佇まいと優しい光で、空間に優雅な余韻をもたらします。
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ダイニング・リビングに採用された実例。視線が抜ける軽やかなデザインは、壁にかけられたアートやオブジェを楽しむための視界を確保しつつ、空間をやわらかく照らします。
あらゆる空間に自然と溶け込む「抜け感」もコッペリアならではの魅力のひとつです。
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いかがでしたか?クラシックな趣と最新のLED技術を掛け合わせた、全く新しいシャンデリアが空間を優美に、そして軽やかに彩ります。
moooiの照明には、印象的でありながらもインテリアに自然と調和するデザインが数多く揃っています。ぜひ、自分だけのお気に入りの一灯を見つけてみてください。
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