オーナーズボイスVol.19 アッシュ・ヴィラ富士河口湖
CASE STUDY
24.08.26 Mon
自然とつながる。人とつながる。
富士北麓、プライベートヴィラの非日常
2023年12月、富士北麓に誕生した「ASH Villa Fujikawaguchiko(アッシュ・ヴィラ富士河口湖)」。
静かな森の中に建つプライベートヴィラは、10名を定員とする1010棟と6名定員の2020棟という2つの棟で構成され、各棟にはオーナーの勝俣さんご夫妻が一目惚れしたというトーヨーキッチンスタイルの製品が設置されています。
ここではヴィラづくりへの思いやこだわり、そして非日常を楽しむためにキッチンに求めたものについてお話しをうかがいました。
自分のふるさとの魅力を世界の人に知ってほしくて
山梨県で生まれ育ったオーナーの勝俣 周さんが、奥様の朱里さんとともにヴィラを開設するにあたり、迷いなく選んだのが地元・富士北麓の森でした。
「理由は、都会や海外からやってくる人たちに自分のふるさとの魅力を紹介したいと思ったからです」
その魅力とは、日本を代表する富士山と、その山麓にある富士五湖へのアクセスのよさ。
また、標高の高さから夏は涼しく、秋は紅葉、冬は樹氷、春は芝桜と四季折々に楽しめる自然環境も、このエリアの特徴です。
そんな豊かな自然との調和をゆっくりと楽しむために、ヴィラでは「非対面・非接触」のスタイルを採用。
フロントスタッフと対面することなく、宿泊者自身でチェックイン・チェックアウトができるため、プライベートが守られた空間で、ストレスフリーな滞在が叶います。
「そのため、自分たちはお客さまと直接顔を合わせて会話をすることはありませんが、その代わり、ネットを通じていただくコメントには必ず目を通しています」と周さん。
コメントでは、室内に配置されたキッチンへの高評価が少なくありません。
「すごくうれしいですね。
ヴィラのインテリアは、デザインとともに使い心地にもしっかり満足いただける上質なものを選びました。
なかでも空間のメインとして据えたのがキッチンでしたから」
緑に抱かれるように建つ「ASH Villa Fujikawaguchiko」
1010棟に設置されたのは「iNO Q-LAND」
個性の異なるキッチンを中心とした、ふたつのヴィラ
高級感のあるヴィラに仕上げたいと考えていた周さんがトーヨーキッチンスタイルを知ったのは、設計士からの提案がきっかけでした。
「そこからウェブサイトを見てインパクトのある独特のデザインに惹かれ、東京の青山ショールームを訪ねました。
訪ねる前から、かなり気になっていましたが、実際に見ると想像以上に高級感があって。
展示されていた『iNO』に一目惚れをした感じです」
色使いや形状の斬新さとともに周さんが感動したのが、シンクとコンロの距離を最短にして調理作業のムダをなくした「ゼロ動線キッチン」。
「使う人のことをここまでキメ細かく考えて設計しているのかと感銘を受け、このキッチンをヴィラの顔にしようと思いました」
そして1010棟には、滝から流れ落ちる「水しぶき」をメタリックカラーで表現した「iNO Q-LAND」のスプラッシュブラックを、2020棟には「BAY CUBE」のチタンを採用することに。
いずれもスクエアタイプのフォルムのため、4方向からアクセスできるのが特徴です。
照明の光を受けて美しく輝く「iNO Q-LAND」スプラッシュブラック
人と人、キッチンと空間との“つながり”を大切に
先ほど周さんの言葉にもあったように、このヴィラの主役はキッチン。
特に1010棟では、玄関から廊下を抜け、8段ほどの階段を上がった先に広がる明るいリビングで、真っ先に目に飛び込むのが「iNO」という印象的な配置となっています。
1010棟のコンセプトは、「みんな一緒の時間」。
そして空間づくりでは“つながり”を大切にしたと周さんは話します。
「普段はバラバラの場所で生活し、違うコミュニティをもつような時代ですが、集まって旅に行くと、いつもと違う時間の中で普段しないような話をするなど、さまざまな思い出や体験ができるもの。
そんな時間をより楽しんでいただけるよう、リビングは縦と横に広く空間をとって、ものはあまり置かないシンプルな設計にしました。
滞在中、食事はご自分たちでつくっていただくこととなりますが、できた料理を食べるだけではなく、つくる人も囲んで、その過程も楽しんでいただきたいので、リビングとつながるキッチンとしています」
一方、ベージュを基調とした落ち着いたデザインの2020棟は「調和」がコンセプト。
「こちらは2ベッドルーム+リビングという空間構成で、リビングには『iNO』ほど主張しない、でもトーヨーキッチンスタイルならではの高級感と存在感を持った『BAY CUBE』を配置しました」
どちらのヴィラからも、部屋に居ながら雄大な富士山頂が眺められるのが大きな魅力となっています。
このキッチンを使うと、毎日の調理がまるで新しい経験のよう
「実は、知人や従兄弟らを招いてプレオープンをしたのですが、その際、見ていると男性が楽しみながら料理をつくっていることが多くて。
水栓やシンクの大きさがカッコイイと評判でしたし、炊事をしながら鍋を加熱したりできるパラレロシンクも使い勝手がいいと高評価でした。
このキッチンはどうやら男性受けするようですね」と話す周さん。
一方、朱里さんは「私もオープン前に実際に使ってみましたが、全体のサイズ感や機能性に高級感があるので、いつもの料理がまったく新しい作業のように思えて新鮮でした。
普段、料理をつくる私にとってもすごく魅力的なキッチンです。
お客さまからは『置いてあるもののセンスがいい』とか『お洒落な空間で、非日常を味わうことができた』いった声をよくいただきますが、それは多分、キッチンが空間作りを引き立たせてくれているおかげ。
これが一般的なものだったら、そこまでの感想はもらえなかったんじゃないかなと思いますね」と話します。
普段料理をしない人でも心惹かれ、普段料理をしている人でも新しい体験のような感覚を得られるキッチン。
それがトーヨーキッチンスタイルの特徴かもしれません。
雄大な自然と洗練の空間。
その相互作用によって癒される休日がここにあります。
夜の景色も美しい「ASH Villa Fujikawaguchiko」。庭ではファイヤーピットも楽しめる
[Delax villa 1010 採用アイテム]
キッチン
ゼロ動線キッチン iNO Q-LAND
サイズ:W170/D165/H90cm
扉:スプラッシュブラック
シンク:パラレロシンク
取手:VFBハンドル
ワークトップ:ステンレスチタン研磨仕上げ
加熱機器:Miele
食洗機:リンナイ
水栓:ゼロ動線水栓+トールボーイホース付
インテリア
オンダスツール
[2 bedroom villa 2020 採用アイテム]
キッチン
BAY CUBE
サイズ:W139/D135/H90cm
扉:チタン
シンク:3DSシンク
取手: Lハンドル
ワークトップ:ステンレスチタン研磨仕上げ
加熱機器:Miele
食洗機:リンナイ
水栓:トールボーイホース付
[プロフィール]
勝俣 周さん・朱里さんご夫妻
2020年からの2年間、朱里さんと一緒にオーストラリアでホスピタリティやマーケティングについて学んだ周さん。帰国後の2023年12月に「ASH Villa Fujikawaguchiko」をオープン。この夏には公式サイトも開設。富士河口湖の魅力を多方面に発信していきたいと話す。
ASH Villa Fujikawaguchiko
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