広さに限りがある住空間でも、調理のしやすさや収納力をあきらめたくない──。
そんな声に応えるのが、ゼロ動線キッチンの進化形「ゼロ動線プラス」です。
今回ご紹介するのは、間口199cmのゼロ動線キッチンに間口62cmの収納ブロックを拡張し、トータル261cmで本格的な調理設備と動線設計を兼ね備えたアイランドキッチンです。
調理の流れをシンク内で完結させる〈パラレロシンク〉、大容量で静音性にも優れた〈ガゲナウ製食洗機〉、さらにキッチンをコンパクトに設計することで生まれたゆとりに、家電収納を搭載した収納ブロックを組み込むことで、料理・収納・後片付けまでも一歩も動かずに行えるゼロ動線を実現しています。
機能を絞るのではなく、動線を研ぎ澄ます。
コンパクトな設計が、暮らしをより自由にしていく。
そんなキッチンの新しい可能性をご紹介します。
INDEX
ゼロ動線キッチンの中核を担うのが、〈パラレロシンク〉です。
調理の第一工程である“洗う”から“切る”、“盛り付ける”までの流れを、すべてシンクの中で完結できるよう設計されています。
作業スペースとして使える標準装備のマルチプレートやまな板は、調理器具や食材の移動を最小
限に抑え、シンク内での一連の動作をスムーズに。
水を使う作業と火を使う作業が交互に繰り返されるキッチンにおいて、“動かずにすべてが完結する”設計は、大きな意味を持ちます。
食材を洗ったあと、体を移動させることなくその場でカット。下ごしらえを終えたら、すぐ隣のコンロへ手を伸ばす。調理中に出る洗い物も、広々としたシンクの中に溜めておくことができ、その上でストレスなく作業を続けられます。
日々の調理の中で、私たちは知らず知らずのうちに、「立ち位置を変える」「道具を取りに移動する」「振り返って作業する」といった小さな“動き”を繰り返しています。
パラレロシンクは、そうした動作そのものを見直し、“一歩も動かずに調理が進む”という新しいスタイルを提案します。
ゼロ動線キッチンの快適さは、このシンクからはじまります。
▶パラレロシンクについて詳しく見る
大容量で高性能。洗浄力の高さと、美しいビルトインデザインで人気の海外製食洗機。けれど、国内では「キッチンが狭くて入らない」と、そもそも選択肢にすら入れていない人も少なくありません。
その理由のひとつは、設置における制約の多さにあります。
海外製食洗機は、キッチンの端に単体で設置することができません。天板を支えるために、必ず隣接するユニットが必要となるため、キッチン全体の間口に、ある程度の余裕が求められるので
す。さらに、そもそも海外製食洗機の選択肢が用意されていないキッチンメーカーも多く、その存在すら“夢のまた夢”になっていることも。
トーヨーキッチンスタイルのゼロ動線キッチンでは、そうした海外製食洗機を間口わずか199cmの中にスマートに収めることが可能です。
※下の写真はキッチンの間口199cmのゼロ動線キッチン。海外製食洗機をビルトインする場合、最短で間口184cmから設計可能。
60cm幅のガゲナウ食洗機をガゲナウIHヒーターの下に設置することで、パラレロシンクとともに限られたスペースに美しくレイアウト。一般的に2.5m以上の間口が必要とされる構成を、ゼロ動線設計によってコンパクトに実現しています。
本格的な料理を楽しみながら、洗い物も任せられる。キッチの“夢”が、現実になるレイアウトです。
▶関連記事:ゼロ動線キッチンに新しい選択肢
ご紹介してきたように、ゼロ動線キッチンは必要最小限の間口で高機能を実現。アイランドレイアウトにしても、LDKにゆとりが生まれます。
その余白を有効に活用し、キッチンの機能を拡張する新たな選択肢が〈ゼロ動線プラス〉です。
ゼロ動線キッチンの隣に収納ブロックを設置することで、キッチンでの動線はさらにスムーズに。2段家電タイプの収納ブロックであれば、これまでキッチンから振り返っていた動作も不要になり、キッチンに立ったまま手を止めずにオーブンレンジや炊飯器などの家電が使えるようになります。
さらに、収納ブロックのダイニング側にはガラス扉付きの大容量収納を装備。日常的に使うグラスや小皿もテーブルからすぐに手が届き、スムーズな動線はダイニングにまで広がります。内部には照明も標準装備されており、機能的でありながら美しく魅せる収納としても活躍します。
収納ブロックは、家電タイプのほかにも、海外製ビルトインオーブンを組み込むタイプや、調味料を整理できるスライドバスケットタイプ、ダストボックスタイプなど、用途やライフスタイルに合わせたカスタマイズが可能です。
コンパクトな設計のなかに、無駄のない動線と実用的で大容量の収納を両立できるのは、ゼロ動線という発想があるからこそ。暮らしに本当に必要な機能を、空間のゆとりとともに備える。それが、ゼロ動線プラスの魅力です。
家の中での「動線」を見直すことは、実は間取りそのものを見直すことにもつながります。どこで料理をして、どこで食事をして、どこでくつろぐのか。これまでの「分ける」発想ではなく、「ひとつにつなげる」発想で暮らしを組み立てると、空間の使い方も時間の使い方も、大きく変わってきます。
ゼロ動線キッチンは、調理に必要な工程をすべて“その場”で完結できる設計。
さらに集ダイニングと一体でレイアウトすることで、移動が最小限になり、暮らしに生まれるのは“時間のゆとり”です。
間取りは、その家の暮らし方を決める設計図。
“動線”から見直すことで、暮らしはもっと自由に、もっと軽やかに変えられるのです。
▶関連記事:「広さ」より「心地よさ」へ。ゼロ動線空間がかなえる、新しい暮らしのカタチ。
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