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オーナーズボイス Vol.3 K様邸

“プロ仕様”を追求したこだわりのキッチン


緩やかな丘の中腹に建つマンションの最上階で暮らすK様ご夫妻。1年前、入居にあたりフルリフォームを施したという住まいは、モダンで洗練された印象です。なかでもキッチンは奥様の一番のお気に入りの場所。そこに詰まったこだわりの数々をご紹介します。

“プロ仕様”を追求したこだわりのキッチン

インテリアとの相性のよさに惹かれて選んだのは「iNO」

玄関から廊下を抜けてLDKに入ると、目の前に広がるのは壁一面の大きな窓。白いカーテンを通して、明るい陽ざしが来訪者を迎えてくれます。そんな心地よい大空間の中に、まるで美しい家具のように配置されているのが、トーヨーキッチンスタイルのハイエンドモデル「iNO」です。

「リフォーム前はキッチンとダイニングの間に壁がありましたが、お客様を手料理でもてなすことの多いわが家ではそのスタイルは合いません。壁を取り払い、作り手が集いに参加できるようなキッチンに変えました」と奥様。
その際、選んだのが「iNO」の「スプラッシュブラック」。滝から流れ落ちる水しぶきのイメージを金属で表現した洗練されたキッチンです。
「主人も私もシンプルでモダンなデザインが好きなので、以前からトーヨーキッチンスタイルの製品には憧れがありました。特に『iNO』は愛用しているカッシーナの家具やトムディクソンの照明とも相性がいいのが魅力でした」。

ペニンシュラタイプのキッチンの背面には、コンロやグリルといった加熱機器を組み込んだシステム収納と大型の冷蔵庫を配置。機能性とインテリアとしての美しさを兼ね備えた、こだわりのキッチン空間となっています。

業務用コンロやバキューマーなどの加熱機器を採用

奥様がゲストを手料理でもてなす以外に、シェフを招いて料理をつくってもらうこともよくあると話す奥様。そのためキッチンでは高火力のガスコンロやBBQグリル、スチームオーブンといった数々の業務用加熱機器が採用されています。
「業務用のガスコンロは9段階の火力調整ができるので、中華料理から繊細な和食までいろんな料理に対応できます。またBBQグリルには溶岩石が敷いてあり、お肉の脂がそこに落ちてふっくら焼けるとシェフからも好評なんです」。

そして、BBQグリルの脇にはプロ仕様のスチームオーブンとバキューマー(真空器)もビルトイン。
「この二つは私がこだわって入れてもらったものです。スチームオーブンについているミートセンサー(食品の中心温度を測るセンサー)を使うと、ローストビーフがとてもおいしくできるんです。そしてバキューマーは、スープや生ものなどつくったものをそのまま真空にして保管するのに便利。どちらもプロ仕様で見た目も格好よく、気に入っています」。

3口設置されたガスコンロ。左端はBBQグリル。

上段がスチームオーブン、下がバキューマー。


効率的な調理に欠かせない「パラレロシンク」も大重宝

背面にあるガスコンロやグリルのほか、K様邸ではキッチンのシンク脇にIHクッキングヒーターも設置されています。普段の調理では、どのように使い分けをされているのでしょうか。

「油を使った料理はガスコンロで行い、IHは野菜を茹でたり、お味噌汁をつくったり、お湯を使った簡単な調理に使っています。加熱機器はいずれもパラレロシンクのそばにあるので作業がとても楽ですね」。

調理台とシンクが一体となったパラレロシンクは深さも幅も奥行きもあるため、シンクで食材を洗いながら別の食材を切るなど、同時に二つのことを行うことができ、時短にもつながります。また、「洗う」「切る」「盛り付ける」などの調理作業がシンクの中で完結するため、調理台を汚すこともありません。
「シンクが深くて大きいので、洗い物をしても水が飛ばないのは嬉しい点。それにシンク内でいろんな作業ができる分、ワークトップが広く使えるところにも使い勝手のよさを感じています」。

シンクとIHクッキングヒーターの距離が短いため、調理動線が少なくて済む。


立つ人が“映える”キッチンだからこそ

「iNO」を使い始めて約1年。その魅力を改めてうかがうと――。

「ひと言でいうと、『iNO』はその場に立つ人をきれいに見せてくれるキッチンです。それを実感するのが、シェフが作業しているのを見るとき。手もとまできれいに見えて、改めて“映えるな”と思います」。
それだけに、いつもきれいな状態をキープしていたいと話します。
「ですから、キッチンを使った後はいつもきれいに拭くなど、丁寧に大切に使っているんですよ」。

その言葉を裏づけるかのように、キッチンは隅々までピカピカ。さらに奥様の“キッチン愛”を感じさせるアイテムがセンスよくコーディネートされているのも目を惹きます。例えば、ストウブの限定モデルやロースター等々。
「ほとんどは日頃から愛用しているものばかりですが、なかにはインテリアとして楽しんでいるものもあります。例えば、左端のワインボトルは主人のお気に入りのカリフォルニアワイン。空き瓶ですが、艶消しのブラックボトルがここに合う気がして(笑)」。
ご夫婦揃ってワイン好きで、リビングの一角に立派なワインセラーのあるK様邸。ワインを飲むのはたいていお店だそうですが、予定のない週末にはご主人がキッチンに立ち、BBQグリルでお肉を焼き、お料理に合わせてご主人が選んだワインを一緒に味わうこともあるのだとか。

つくることと食べることを、ともに楽しむK様ご夫妻。そこにはプロ仕様の包容力を秘めたキッチンから広がる、心豊かな時間がありました。

[採用アイテム]
キッチン:iNO
サイズ:
ペニンシュラ側 W244/D90/H90cm
壁側 W390/D65/H90cm
扉:スプラッシュブラック
シンク:パラレロシンク
取手:ローレット25
ワークトップ:エンブレムトップ アイス
水栓:ゼロ動線水栓/トールボーイ
レンジフード:FLATオンウォール
加熱機器:ガゲナウ(ガスコンロ×2、BBQグリル、IH、スチームオーブン、バキューマー)
食洗機:ガゲナウ
収納:W60cmトール収納スチームオーブンビルトイン
インテリア:ラビットランプ(moooi)

(photo:Kentaro Isibashi / text:Shihoko Tomibe)


これまでの「オーナーズボイス」はこちら。

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