シンクとコンロを別々のカウンターに分けて、平行に配置する「セパレートキッチン」は、Ⅱ型キッチンや二列型キッチンと呼ばれるレイアウトの一つです。動線が明確に分かれることで調理や片付けがしやすく、コンパクトな空間でも作業効率が高まることから、住宅の間取りやライフスタイルに合わせて採用されるケースが増えています。
本記事では、セパレートキッチン(Ⅱ型・二列型キッチン)の特徴やメリット・デメリット、プランの選び方、参考価格などを、事例を交えながらわかりやすくご紹介します。
INDEX
セパレートキッチンとは、シンクとコンロが別々のカウンターに設置された、2列型のキッチンレイアウトのことを言います。各カウンターに調理スペースを確保できるため、作業エリアを広くとることができます。
セパレートキッチンには、調理スペースが広く取れる・動線がスムーズになるなど、他のキッチンレイアウトにはない魅力があります。ここでは、具体的なメリットを4つ紹介します。
シンクとコンロが別々のカウンターにあることで、それぞれに調理エリアを設けられます。
シンクとコンロと調理台が一列のキッチンより広く調理エリアをとれるのが魅力です。
家族の人数が多い場合や来客のある場合に、調理や配膳などをするのがスムーズで、複数人で作業するのにも便利です。
セパレートキッチンは、シンクとコンロが二列に分かれて配置されるため、調理工程ごとに体の向きを変えながら作業を進めるスタイルになります。たとえば、シンク側で下ごしらえをしてから、振り返って加熱調理へと移ることで、作業の切り替えにリズムが生まれる点が特徴です。
キッチンにおける動線のあり方は、空間の使い方や暮らし方によってさまざま。動かずに“洗う・切る・盛り付ける”が完結するゼロ動線キッチンという選択肢も、トーヨーキッチンスタイルではご提案しています。
カウンターを二列並べるセパレートキッチンは、キッチン下の収納スペースも充実しています。
一列型キッチンの標準的な間口が約255cmに対し、II型キッチンは約180cmが2列となり、全体の間口は約1.5倍になります。調味料や調理器具、食器類など十分に収納ができ、パントリーや背面収納などの追加の収納設備をプラスする必要がない場合があります。
セパレートキッチンは、自由度の高いデザイン性があります。海外のインテリアのようなおしゃれで洗練された空間の演出や、奥行きがあることで部屋を広く見せることもできます。
また、シンク側をリビングやダイニングに向けて設置すれば、家族や来客との会話を楽しみながら調理が可能に。
来客時にも会話が途切れず、お茶の準備をしながら楽しい時間を過ごせるのが魅力です。
セパレートキッチンの施工事例やレイアウト例はこちら
トーヨーキッチンスタイルが展開している、部屋の中心に加熱調理ができるカウンターを設置する「COOK ISOLA(クックイゾラ)」は、まるでライブキッチンのようなスタイルが魅力です。加熱調理した料理をすぐにダイニングに配膳できるなど、キッチンからダイニング、さらにリビングへの動線効率が良いのも魅力です。
メリットも多いセパレートキッチンですが、いくつかの注意点もあります。リフォームや導入後に「思っていたのと違った…」とならないよう、あらかじめデメリットもしっかり把握しておきましょう。
トーヨーキッチンスタイルでは、デザイン性と機能性を兼ね備えた多彩なキッチンモデルを展開しています。ここでは、セパレートキッチンにおすすめのモデルをピックアップしてご紹介します。
実際にセパレートキッチンを採用した住まいは、どのような空間に仕上がっているのでしょうか。
ここでは、トーヨーキッチンスタイルが手がけた2つの事例をご紹介します。具体的なレイアウトや活用法の参考にご覧ください。
料理を愛し、ゲストとの時間を大切にするK様ご夫妻が選んだのは、トーヨーキッチンスタイルの最高峰モデル「iNO」でした。
マンション最上階のリフォームで実現したこのキッチンは、単なる調理場を超えて「人が美しく映える空間」として設計されています。業務用ガスコンロからBBQグリル、スチームオーブンまで、プロ仕様の調理機器を完備しながらも、日常使いでの利便性を追求。
特に注目すべきは、効率的な調理を可能にする「パラレロシンク」と最適化された動線設計です。「立つ人をきれいに見せてくれるキッチン」というK様の言葉通り、機能性とデザイン性が見事に調和したこの空間では、日常の料理からシェフを招いてのおもてなしまで、あらゆるシーンで豊かな時間が生まれています。
キッチンの導入において、費用は大きな検討ポイントのひとつです。新築・リフォームのそれぞれで、セパレートキッチンにかかるおおよその費用感を解説します。
新築またはリフォームをしたキッチンの使い勝手が悪いと、がっかりしてしまいます。後悔のないキッチンづくりを叶えるための、ポイントをお伝えします。
導入したセパレートキッチンを、より快適に使いこなすにはちょっとした工夫が鍵になります。ここでは、日々の使い勝手を高めるために押さえておきたい5つのポイントをご紹介します。
セパレートキッチンは、シンクとコンロを分けることで、効率的な作業動線と広々とした調理スペースを確保できるのが魅力です。対面型にすれば家族や来客との会話も弾み、壁付けにすれば調理に集中できるなど、ライフスタイルに合わせた自由なレイアウトが可能です。
また、アイランド型やペニンシュラ型など、間取りに合わせてさまざまなプランが選べるのも嬉しいポイント。複数人での調理や、空間を有効に使いたい方にもぴったりです。
ご家庭のスタイルや住まいの広さに合わせて、あなたにとって最適なセパレートキッチンを選んでみてはいかがでしょうか。セパレートキッチンに興味を持たれた方は、ぜひショールームで実物をご覧ください。理想のキッチンを実現するために、スタイリストに相談してみるのもおすすめです。
▼セパレートキッチン(II型)の基本と特徴
セパレートキッチン(II型)とは?メリット・デメリットや選び方、価格など事例付きで解説
セパレートキッチン(Ⅱ型)は実用的なレイアウト?魅力や注意点を解説
セパレートキッチンがおすすめなのはどんな人?Ⅱ型キッチンの魅力まとめ
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セパレートキッチンで後悔してしまう理由とは?他のレイアウトとの比較
セパレートキッチンは使いにくいから後悔する?失敗しないコツを解説
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