title:Jakuchu collectionの伊藤若冲に注目!

トーヨーキッチンスタイルで取り扱いをしているJakuchu collection
今回は伊藤若冲に注目しました。

伊藤若冲(1716-1800)
江戸時代中期の京にて活躍した絵師で、写実と想像を巧みに融合させた「奇想の画家」として称せられています。
作風は、多種多様の動植物を繊細に描き、さまざまな色彩と形態が重なることで織り成す、華麗な作品が特徴です。
そして色彩豊かでありながら絹地に染料と顔料を巧みに組み合わせ表現された全体のイメージは、 淡い色彩にも深みが同居しています。
特に、若冲の特徴的な技法「裏彩色」は、絹地の裏からも着色することで全体の立体感や透明感を生み出し、繊細な描写と相まって動植物が生きている瑞々しさに溢れています。
代表作の「動植綵絵」30 幅は、綿密な写生に基づきながら、近代のシュルレアリスムにも通じる幻想的な雰囲気が漂います。
また、当時の最高品質の画絹や絵具を惜しみなく使用したため、200年以上たった現在でも保存状態が良く、褪色も少ないという一面もあります。
「動植綵絵」は、若冲が相国寺に寄進したものですが、のち皇室御物となり、現在は宮内庁が管理しています。

〇伊藤若冲作品の一部をご紹介致します

老松白鳳図_00.jpg

老松白鳳図」(1765-1766)は、老松と中国に伝わる伝説の鳳凰を描いた作品で、動植綵絵の中でも特に優れた代表的な作品として挙げられる作品となっています。

薔薇小禽図00.jpg

薔薇小禽図」(1761-1765)は、3種類の薔薇が描かれた作品で、薔薇の形状はほとんど同じですが、ずっと見ていても飽きが来ない作品となっています。
また、小禽(小鳥)が片足で立っているのも特徴です。

雪中綿鶏図00.jpg

雪中綿鶏図」(1761-1765)雪化粧をしたかやの木に1対の綿鶏鳥を描いた作品で、所々にある鮮やかな暖色が、雪の中にも暖かさを感じさせてくれる作品となっています。
*画像はすべてこちらから引用致しました。(http://blog2.hix05.com/2015/11/post-2104.html)

伊藤若冲の作品が現在でも注目されている理由は、その絵の繊細さや色彩、またその人生にあるのだろうと考えられます。
繊細さについては、輪郭線を描かずに1本のものすごい細い線から描かれていたり、画像処理でやっと分かるほどの気づかないようなところにも色が使われていたりします。
色彩に関しては、裏彩色を用いているということで、同じ赤でも何百通り以上のパターンが使われていて、ひとつとして同じ色がありません。
また、色に対してもこだわりがあり、ある作品ではプルシアンブルーという当時ではとても貴重な色を使用していたようです。
伊藤若冲は、生涯独身で絵以外にはほとんど興味を示さなかったと言います。
それほど、絵に打ち込んでいたからこそ現代になって理解されるようになったのではないでしょうか。

MOSAIC×JAKUCHU
イタリアンモザイクブランド-シチスの手によって、伊藤若冲の作品が忠実に再現されています。
生命感溢れる動植物の色や今にも動き出しそうな躍動感あふれる筆のタッチに至るまで感動的な描写のすべてを1ピースずつ手割りで作ったベネツィアンモザイクによって完成させています。
日本が誇る至高の芸術が、これからはご自宅でゆっくりとご堪能いただけます。

薔薇小禽図_02.jpg

薔薇小禽図」の小鳥まで忠実に再現されています。

ぜひ、トーヨーキッチンスタイルで日本美術とイタリアの技の融合をご覧ください。

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