Craftmanship職人のこだわり・ノウハウ

こわれないだけが良い品質だろうか?

品質の良し悪しで判断すべきは、つかうひとの満足感だと考えます。

2019.9.25 Wed

Our-Quality_01

「昔からとにかく重いね、トーヨーキッチンは。」
ベテランのキッチン施工職人たちが口を揃えて言う。
「この歳になると担ぐのイヤになるよ。でもガンガン乱暴に扱っても頑丈なんだろうね。長くつかえるよ、買えないけど(笑)。」

この会話で気づかされたことがある。
そう、トーヨーキッチンは重い。
このご時世、コストを抑えるためにつかう材料を薄くして、見えないところは貼り合わせて強度を保つ、なんてことはよくある。
よく言えば企業努力のコストダウン。
でもトーヨーキッチンはそれをしない。
だから基材のパーティクルボードは厚く、見えないからと言って安い貼り合わせで満足するようなことはない。
社内には重力の魔術師と揶揄されるデザイナーすらいるらしい。天板のステンレスもかなり肉厚だ。
(それでも使ってる材料は再生可能で、環境にも配慮されていた)

Our-Quality_02

基材のパーティクルボードは、一般材(左)にくらべてかなり厚い(右)ものを全機種に使用している。良質で再生可能な素材だけなく、シックハウスの原因となる物質を抑えた、健康にも配慮した素材を業界にさきがけて採用した。

社長の清本さんに聞いたことがある。
もう少し安くしたらもっと売れるんじゃないですか?
返ってきた答えは、

「ウチの良さは、他社ができないことをすることにあるんですよ。こんなに分厚くて重い材料つかって、それを極細の脚構造で支えるって、そりゃあ開発するのは至難の技ですよ。世に出るまでは試験試験の繰り返しだし。ぼくもいちデザイナーですから、自分のデザインしたものがたくさんのひとに認められるのは嬉しいですよ。でも、値段含めてほかと同じならウチをつかってるお客さんは満足しないですね。トーヨーキッチンを選ぶお客さんは、美的センスだったり品質を厳しい目で見る。というか期待する。この期待を裏切らないために、ほかのキッチンメーカーではやらないことを敢えてするんです。でも最終的に、それがユーザーの満足感につながっていると思います。トーヨーキッチン品質というか、デザインから素材の質感まで含めてね。やっぱり見てわかりますからね、雰囲気というかディテールから滲み出るものが。」

それを聞いて、またショールームに行って、キッチンに触れてみたいと思った。
トーヨーキッチンの品質に対する考え方が如実にあらわれているだろう。
横に並べて比べられないのが口惜しいが、キッチンを選ぶなら、重い方がいい(笑)。

Our-Quality_03

タグ:

関連記事

Read More