TITLE:「MINT」という不思議なロンドンの家具やさん

 ロンドンのコンラン・ショップの近くに「MINT」という不思議な家具屋さんがある。
 先日ロンドンに行った時、エスタブのスタッフから「ぜひ見ておいて損は無いですよ」と言われて見に行った。
 なるほど、不思議な家具やさんで,並んでいるものは一つとして私が今まで見た事がある家具はなかった。

 ロンドンの家具らしく、少しアイロニックで、アーティスティックで、何か少し振り掛けられているスパイスが違うという感じだった。
 上の家具は、スツールの一種だと思うけど、もう家具というより空間アートといって方が正してのではないかと思う。

 これも不思議な椅子というか、複数の椅子とサイド・ボードを布や飾り紐で結びつけて一つの長椅子に表現した家具。
 一瞬エドラのマミーを思い出したが、こちらの方がアーティステックでエレガント

 椅子に毛皮を巻き付けてクッションにしたもの。
 こういう発想って、、どこから出てくるのだろう??

 木の株の年輪を表現したような椅子。
 舞うから見ても、後ろから見ても、とてもシュール

 引き出しの内装のデザインがとても可愛い。
 引き出しの配置も間隔を置いてまばらで、まるで収納力よりも引き出しの配置の美しさを優先させているようなサイドボード。
 日本の家具って、、実利的というか、プラグマチックな側面だけで評価すする事が多いし、ましてやキッチン家具については、その側面からしか評価しないことが多い。こんな考え方もあってもいいのではないかと思った。
 この不思議な家具ショップ「MINT」、、見終わってちょっとしたカルチャーショック状態だった。
 新しい家具のデザインの方向性や切り口を探している方には、ぜひ言って貰いたいショップです。

投稿者 nabe : 2010年11月16日 17:52