キッチンを多層構造にして、そこにプレートを置き、垂直方向の使い勝手を向上させるという考え方は世界で初めてのTOYO KITCHEN STYLEのイノベーションなのですが、ご存知のように今では殆どのメーカー、オーダーキッチン・メーカーも含めてこの考え方を基にしたキッチン・シンクを採用するようになってきました。まさしく、日本のキッチン・シンクの標準であるかの程をなしてきました。キッチン評論家やライターに至っては、その多層シンクをあたかもそのメーカーのオリジナルかのような記述する人がいたりして、いいものはコピーされるという宿命だとはいうものの、この状況にはさすがに私も苦慮しています。
これらのシンクはうちの特許を外す為の工夫をしながら再設計しているので、実際に使ってみると妙に煩雑で、使いにくいものが多いのですが、それでもイメージが同じという事で選択するユーザーも多いようです。
住宅着工数が増えていると言っても、大半が相続税対策の安価な賃貸住宅が大半で、キッチンもセット数としては伸びてはいても、キッチン・マーケットとしては金額的に縮小している現実から考えて、各社色々商品的なイノベーションが必要な時代という事はそうなんだと思うけど、だからと言って各社横並びという状態は日本のキッチン・マーケットとしては決して望ましい状態ではないと思うし、そんな事をしてたらますます消費者からキッチンが見放されていくような気がしてます。
CEO TOYO KITCHEN STYLE
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