光格子時計というものがあるそうだ。
精度は従来のセシウム原子時計が3000万年に1秒の誤差なのに比較して、この光格子時計は300億年の1秒の誤差というから驚きだ。
この時計を開発したのは日本人の東京大学の香取秀俊博士。
日本では一般的にはあまり話題になってないが、世界的にはかなりセンセーションを巻き起こしているようで、世界の20のグループが一斉にこの香取時計の理論を基にしての開発競争が始まっているらしい。
原理はレーザー光線で100万個の格子を作り、その格子の一つ一つに絶対零度まで冷やしたストロンチームを埋め込んで、そのストロンチームが放射する光の周波数を測定し、それを基に時間を計測するというそんな仕組みで、この格子に閉じ込めた100万個のストロンチームを同時に計測するので、極めて高い精度の時間の測定が出来るという事らしい。
300億年に1秒という時間を測定して何が出来るかというと、時間というものは絶対的なものではなく、相対的なものなので、物体の位置やスピードによって変化する。それをこの時計は計測出来て、これを計測する事で時空の歪みを計る事ができるそうだ。
なんか、SFの領域に入ってきたような話だが、素人の勝手な想像だと、時空の歪みを利用したワープなんてアニメの世界の話も将来的に可能性があるのかもしれないと、、
こんな世界的な発明をした日本人がいるというのは、日本というのはまだまだ捨てたものじゃないという事だと思います。
新聞やテレビを見ると日本悲観論のような論調が目立つけど、自分自身を自虐的に見るのではなく、こういった世界に冠たる発明が日本で生まれたというようなニュースをもっと積極的にニュースで流して欲しいものです。
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