TITLE:パリで見かけたカラフルな家具

 ファションはカラフルな時代に向かいつつあるという話はしましたが、ではインテリアや家具はどうなんでしょうか?
 気にして見てると、結構カラフルな家具っていうのはあるんですね。
 パリで見かけたカラフルな家具の一部を紹介します。

 今は世界的な不況で、家具・インテリア業界も大変な時代を迎えています。
 不況になるとデザインは禁欲的になり、一定期間その禁欲的デザインが続いた後、その反動として装飾的なデザインが復活してくるという法則があるといいます。
 例えば;
 1920年代の大恐慌でアール・デコは死滅したのだが、戦争が終わるとアール・デコは見事に復活しました。 また、オイル・ショックの後にソットサスを中心としたメンフィスが誕生したというのも同じ法則に当てはまるということになるのかなぁ。
 
 もし、この法則が普遍的なものなら、現在の世界的な不況の後にはカラフルで装飾的なデザインが主流になってくるのかもしれないとか、、そんなことを思いながら,パリのカラフルな家具達を眺めていた。

 最後の写真はネオン管で装飾されたシャンデリアが閉じ込められたガラスのテーブル。
 ちょっと奇麗でしょ

TITLE:パリの話題は少し横に置いといて、、師崎の話

 パリの話も後残り少なくなってきました。
 予定ではあと2つで終わる予定ですが、今日は少し話題をパリから少しそれて、愛知県は知多半島の先端、師崎の魚料理屋さんの話でもしようかと思います。
 この料理屋さん、屋号を「朝日屋」といって、師崎港から少し戻ったあたりにある、外見はこの辺りに沢山ある普通の魚料理の店なので知らないと通り過ぎてしまいます。この辺りで有名な「まるは食堂」のような立派な建物ではありません。

 この朝日屋、お刺身を中心とした魚料理なら殆ど網羅しているのですが、私がお目当てなのはそういった魚料理そのものではなく、刺身に浸ける「韓国風のコチジャン・ベースのタレ」なのです。写真には「ひらめの活き造り」と、その前の鉢に入っているのがその「秘伝のタレ」。
 辛くて、甘い、、白身の魚の刺身にもうぴったりです。

 一ヶ月に一回くらい、このタレを刺身に付けて食べたい誘惑に突然にかられるのです。
 余談ですが、この朝日屋はその他の魚料理も美味しいし、値段もリーズナブルなので名古屋近辺の方はぜひ一度お試し下さい。昔はそんなに混んでなかったのですが、最近は満席の時が多いので土日にお出かけの方は事前に予約された方がいいかと思います。
 詳細はここから → ここ
 名古屋市内からだと車で1時間ぐらいです。

TITLE:テレビゲームから生まれた車が実物大に??

 パリのシャンゼリゼ通りのシトロエンのショールームで面白い車を発見した。
 PlayStation3のゲーム「グランツリスモ」の中で登場するシトロエン・デザインのプロトタイプ・カーが実物大になって展示してあった。

 上の写真は「グランツリスモ」のゲーム画面に登場しているシトロエンのプロトタイプ・カー

 実際にシトロエンのショールームに展示してあった実物大の車。
 実際に走る車ではないらしいけど、今にも走り出しそうな雰囲気はある。

 内装の仕上げもかなり本格的で完成度は高い。
 しかし、シトロエンも面白い事をするもんだと感心した。

 ちょっと余談ですが、nabe collection の第一回目で発売された迷彩のソファーのジュエリーBOXですが、ショップに出すと同時に瞬時に売り切れました。
 その後問い合わせも多かったので、メーカーに問い合わせたら少しだけ在庫があるということで、再入荷しましたので明日、2月19日の午後より発売を再開します。
 → ここ

TITLE:バカラとハイメ・アジョン

 あのバカラが今年のデザイン・コラボレーションの相手にハイメ・アジョンを選んだ。
 ハイメにデザインさせると、あの重厚なバカラも何故か軽快でコミカルなイメージになってしまうのがちょっと可笑しい。

 上の写真以外にも作品は7点展示されてあった。
 価格は未定、日本での発売も勿論未定らしい。

TITLE:ハイミ・アジョンのピアス

 昨年からトーヨーキッチンから発売されているハイメ・アジョンの家具についてはnabe forumを読んで戴いている方はもう先刻ご存知の事と思います。
 そのハイメ・アジョン、今では世界の若手デザイナーの中でもトップクラスとて上り詰めてきたようで、今回のパリでも彼の新しいチャレンジをいろいろ見る機会がありました。

 今回のハイメの新しいチャレンジはなんとピアス
 ハイメがディレクションする ReDeco シリーズでスペインの老舗リアドロが新しいイメージを次々と打ち出しているのですが、今回はなんと磁器のピアスです。
 ピアスの拡大画像です

 ちょっとコミカルで,ハイメ独特のストーリ性も感じられて、今までにないピアスで面白いと思った。価格的にも恐らく高くはないと思うので,結構日本でも流行るのではないかと感じた。

 リアドロからのハイメの新作はこのピアスの他にも二点展示してあった。
 何れもハイメらしいデザインですね

 昨年に東京の伊勢丹でも発表されたハイメの新作の続編のようです。

 ハイメのスタンド・ライト
 お鼻が可愛い。
 この可愛い鼻に触れると点灯する。
 
 照明関係はReDecoシリーズでもいろいろ出てるけど、認可の関係で日本で正式に発売されているのは皆無。このスタンド・ライトも面白いけど、やははり認可の関係で日本での発売は当分望めないかもしれないですね。
 ちょっと残念ですね

TITLE:カラーの時代がやってくる

 前回の記事でファションがカラーの時代に向かいつつあるという話をしました。
 フィギュアーや置物もカラーの時代になるのかどうかは分かりませんが、素晴らしくカラフルな牛のフィギュアーを見かけました。このカラフルな牛は2007年のサローネの折りにミラノ市内の中心部の街角に大量に展示されたのを思い出しました。
 当時の記事はここです→ここ

 あまりにも沢山展示されているのですが、一つ、一つ見ていくと結構楽しかった。
 面白いと思ったカラリングを二点だけ紹介します。

 あらためてコメントするまでもないとは思いますが、左のキース・へリング風、右の牛はピカソ風です。
 いずれもとてもカラフル、、フィギュアーもカラーの時代を予感させるような牛でした。

 ちょと余談になりますが、パリの街角で見かけた「フルーツの砂糖漬け」
 とてもカラフル、パリはお菓子までカラーの時代なのかもしれない??

TITLE:バリのトレンドはゴージャス感とカラフル

 今回は時間がなくていつものパリの最新ファションのウインドウ チェックが出来なかったのですが、定点観測という意味ではないのですが,前回の記事のシャネルと、そして今回のエルメスとその周辺のチェックはしてきました。
 バリの春夏のファショント・レンドはゴージャス感とカラフルではないかと感じました。

 写真はエルメスのサントノーレ通りの本店のウィンドウ・ディスプレーです。エジプト風というか、中近東風というのかは分かりませんが、エルメスは2008年度のインドからさらに西に向かって動いたようです。全てが黄金色で埋め尽くされた様はゴージャスそのものです。装飾もさらに精緻になってきたようで、素晴しいディスブレーですね。

 クロエのワンピース
 立体的でゴージャスな刺繍にラメが輝いてます。
 これも中近東風といえば、そうとも言えると思う。
 

 クリスチャン・ルブタンの靴
 これもカラフルでゴージャス。これもやはり中近東の臭いがする。
 ちょっと不思議なデザインだと思った。

 クリスチャン・ルブタンの店内
 色が溢れている。

 シャンゼリゼ通りでこんなカラフルでグラフィカルなコートを来て歩いている女性を見た。冬のバリなのに、一瞬の春風を感じた。やはりこういう服が何の違和感もなく,好感度を持って迎えられる時代になってきたのだと思った。
 日本に帰って「ボーグ」の最新号を見たら、やはりカラフルなアフリカがテーマの服が特集になっていた。

TITLE:シャネルからフィギュアー ??

 世界的な不況の影響はシャネルのような偉大なブランドも直撃しているようで、以前にここでも取り上げた「モバイル・アート」の世界巡業も中止になったようだし、世界的な人員削減にも踏み込んだという話も聞いています。

 そこで、シャネルが新しい分野、、フィギュアーのマーケットに参入、なんてことではないとは思いますが、パリのサントノーレ通りのシャネル店のウィンドウにシャネルのフィギュアーが登場してました。

 フィギュアーのコスチュームは勿論ですが全身シャネル。足に履いてる編み上げのブーティーが可愛い。
 このフィギュアーが実際に購入出来るのか、それとも単なるディスプレー用なのかは不明。
 しかし、世界的なフィギュアー・ブームがここまできたのかという感じです。そのうち、エルメスのフィギュアーも登場するかもしれませんね。

TITLE:小雨まじりのパリ

 先週パリに行ってきました。
 世界的な不況のせいなのか、それとも時期的なものなのかは不明ですが、行きの飛行機は今までないくらい空いているというか、ガラガラという表現が最も適切だと思われる程でした。
 バリの天候は小雨でした。気温の方は日本よりは寒いのですが、この時期のパリとしてはむしろ暖かったので、滞在も楽でした。私がパリに到着する一週間前はマイナス10度だったという話で、珍しく積雪もあったようです。
 小雨まじりのバリというのは、私自身はあまり経験がなかったのですが、雨に煙るパリというのもなかなか風情があり、少しカメラに納めてみました。

 雨の中のカフェ。
 気分はマッチ売りの少女かな、、、光が恋しいっていう感じです。

 雨の凱旋門に続く道。

 帰路を急ぐバリジェンヌ

 雨のセーヌ川越しに見るエッフェル塔
 小雨でも、やはりパリは「麗しのパリ」でした。