TITLE:明日から東京に入ります

 いよいよ今年の東京デザイン・ウィークが始まります。
 で、、明日から東京に入ります。
 30日のボッテガベネッタのパーティーに顔を出してから名古屋に帰る予定です。
 31日には『上出長右衛門窯 × Jaime Hayon produced by 丸若屋』のレセプションに出席したいと思ってましたが、予定が合わず残念です。
 トーヨーキッチンの方は新製品「INO premium GOLD」と「カレム・ラシッド」の限定キッチンの発表はもとより、今年のサローネで発表された新製品を100点以上展示をします。
 詳しくはトーヨーキッチンのホームページでご覧下さい。

TITLE:カリム・ラシッドのキッチン

 先日のブログに書いたもう一つのキッチンというのはカリム・ラシッドのグラフィク・イメージを扉に使用したキッチンです。

 キッチンは一般的には単色か木目の扉が大半で、こういった激しいグラフィック・モチーフのキッチンは一般的にはあまり見かけないものです。
 でも、キッチン・デザインの方向性としてもう少し多様性のある扉デザインを試してみたいという思いはいつもあって、現在でも扉デザインの多様性ということに関しては、他のキッチンメーカーより遥かに進んでいると自負しています。例えば、柄をエンボスのパターンで表現したキッチン「NUNO」。例えば塗装にホログラフを混ぜて虹色のキラキラ模様を浮かび上がらせた「キラキラ」等、まだほかにもありますのでそういった目で一度トーヨーキッチンのデザインを見て戴くと、また面白いかなと思います。
 今回発表する「カリム・ラシッド」モデルは世界的なデザイナーである彼のグラフィク・モチーフをメラミン材なかに閉じ込めて扉で表現したものです。

 見て戴けば分かるように、かなり激しいデザインです。
 恐らく、一般的には受け入れにくいデザインだと思いますが、彼の世界観を理解すればかなり面白いインテリアの設計が可能だと思います。
 もしその世界観に興味がある方は、トーヨーキッチンがAXIS社から出版した「at the Heart of Life」という本に、カリムラシッドの自宅が掲載されてますので、ぜひご覧下さい。
 「at the Heart of Life」はトーヨーキッチンのウェブ・ショップでお求め戴けます。
 勿論ですが、このキッチンはある意味実験的な商品ですので、各モチーフごとに5セット限定での発売です。

TITLE:「GOETHE」12月号に載ってます

 雑誌「GOETHE」12月号に腕時計の話しで私が載ってます。
 「私が偏愛する腕時計」という特集です。

 書店に行かれたら、ぜひ見て下さい。
 96ページです
 最近お気に入りの腕時計と、その腕時計にまつわるエピソードが書いてあります。

TITLE:新潟の美容院「SNIPS」にホワイト・シャンデリアが、、

 ISOLA LINERのビジュアル写真にも使用されたウィニー・ルイのシャンデリア「WHITE」が新潟の美容院「SNIPS」で使って頂きました。

 白を基調としたミニマルなインテリアの中に装飾性の強いシャンデリアと家具を配して、これからの日本のインテリアの向かう方向性を示唆するような先駆的なデザインです。
 この「WHITE」の他にトーヨーキッチンからは、シャンデリアは「Kilala」と、ソファーの「BLACK MINK」が納入されています。

 素晴しいインテリアの美容院ですね。

TITLE:ロンドン日記「TENT」

 メイン会場を離れて次の会場「TENT」に向かった

 会場も古い工場を展示会場に改装しようで、メイン会場よりも、こちらの方が日本で考えてた「100%デザイン」のイメージに近かった。
 デザイナー・ベースや小さな企業の灰汁の強いプロダクトとか、学生の作品とか、マス・マーケットに向けてのプロダクトというよりは、かなり個性の強いアーティスティックな製品が多くて、どちらかというと、私の場合はこういったものの方がロンドンらしいって思ってしまいます。

 段ボールの椅子
 一枚の段ボールで出来ているかどうかという確認はしませんでしたが、見かけた所一枚の段ボールからで来ているような印象はありました。
 ちょっとエコのイメージですね。
 耐久性は分かりませんが、会社のエントランスにに欲しいと思いました。

 木のテーブルの一部が喰いちぎられたような加工が施されている。
 アートピース的な家具ですね。
 日本ではアート的な家具のマーケットは小さいので、こういった類いの家具を販売するのはとても難しい。でも、個人的には好きなので、将来的にはこういった家具のマーケットにチャレンジしてみたいと思っています。

 これもアート・ピースとしての家具ですね
 完成した家具に無作為にスリットが刻まれていて、脚に至ってはこれもまた何かに齧られたような加工が施されている。

 巨大な段ボールの木馬
 子供が乗るには大きすぎるので、これもオプジェの一種なのかもしれない。
 これもまたエコのイメージなんだろうなと思った。

 マウスの剥製を使ったランプ
 ちょっと気持ち悪い気がする。
 こんな製品誰が買って、どんな用途に使うのだろう??

TITLE:ロンドン日記 「100%デザイン」

 今日からロンドン日記始めます。
 今回ロンドンに行った目的の一つに「100%デザイン」の視察があります。
 まず、その話しから・・・
 「100%デザイン」はアールズ・コートにあるメイン会場を中心として、市内のサテライト会場「TENT」、ロンドン市内のインテリア・ショップが同時にイベントを行うものです。
 以前から一度は行ってみたいと思ってたのですが、なかなか機会が無く、今回初めての視察ということになります。

 まず、アールズ・コートのメイン会場から
 メイン会場の規模はサローネやメゾン・ド・オブジェと比較すると遥かに小さい規模で、会場をゆっくり見て回っても、半日もあれば見終わってしまう程度だったのには少し期待はずれの感がありました。
 展示ブースの内容にしても、70%程度が建材が占めてて、「これじゃ100%デザインじゃなくて、30%デザインだな」とか思ってしまいました。
 日本で報道されているイメージとは随分とかけ離れていました。
 それでも、中にはイギリス的なエスプリが効いた面白い家具やらがあったので、少し紹介します。

 一見、何でも無いアンティーク調のソファーに見えますが、なんとこれがコンクリート製なのです。
 近くで見てもとてもコンクリートには見えません。
 でも、座ると固いコンクリートそのもので、その意外性が面白い。

 円形のピンポン台。
 3人同時にピンポン出来ますって、、殆ど意味が無いけど、、ピンクの脚とあいまって、なんか可愛い。

 古いラグ、もしくはエイジング加工をしたラグを縫い合わせて一つのラグにしたもの。
 この流れのラグは今年のサローネでもあちこちで見たので、ラグの一つのトレンドになっていると思う。
 日本のインテリア・シーンに登場するのは、当分はちょっと難しいだろうなと思いました。

 カラフルなグラフィック処理が施されたテーブル。
 仕上げはかなり奇麗でした。
 メイン会場については特に注目出来るものはなかったので、早々に切り上げて次の「TENT」の会場に向かいました。

TITLE:新製品のキッチンです

 秋の新製品「INO premium」を発表します。

 写真は「INO premium」のゴールド。
 テーマは「和」
 扉の表面に金箔を貼り詰めたキッチンで、「和」のインテリアの中でのゴージャス感をイメージしてデザインしました。
 この「INO premium」は、従来「INO」として発売されていた製品の中で、特殊な素材を使用しているシリーズや、オーダ・メイド感覚で発売されていたシリーズを統合して「INO premium」として発売し、その「INO premium」の新製品として「GOLD」の発売です。
 いわば、トーヨーキッチンのフラッグシップとして位置づけた製品です。
 今回この「GOLD」の他に、銀箔を貼り詰めた「SILVER」も発売します。
 また「INO premium」の「アズール」に約1300色のカラーバリェーションを追加し、お客様が望むどんな色にも対応出来るシステムの提供を始めます。
 製品は10月29日から南青山のトーヨーキッチン東京ショールームで展示されます。
 新たなキッチンの世界標準を目指すトーヨーキッチンの試みにご期待下さい。

 実は、東京デザイン・ウィークでは、キッチンの新製品をもう一つ発表します。このキッチンは期間限定で発売するもので、新たなキッチンのグラフィック・イメージを市場に問いかける実験的な製品です。
 このキッチンも10月29日から東京ショールームで展示されます。

TITLE:セバスチャン・ロングのセミナー登録方法です

 昨日の日記にも書いたように、10月28日にエスタブリッシュ&サンズのデザイナーであり、創業者の一人でもあるセバスチャン・ロングが来日します。
 ご存知のように彼は「Wrong Woods」というサイド・ボードのデザインで、アートとプロダクトの境界を見事に融合させた製品をリチャード・ウッヅと共同して世に送り出した事で知られています。
 彼の来日にあわせて、トーヨーキッチン南青山ショールームで「セバスチャン・ロングのインテリア・セミナー」を開催します。
 参加は事前登録制で行ないますので、既に送付されている事前登録用紙に記入の上、FAXにて記載のFAX番号に送付して下さい。
 尚、登録用紙が送付されてない方は、以下のアドレスから登録用紙をダウンロードしてFAXにて登録して下さい。
 登録用紙は以下のアドレスです。
http://blog.toyokitchen.co.jp/tokyomag/img/20101028FAXEntrySheet.pdf
 彼の考える「アート」とは?
 「アート」と「プロダクト」の垣根は存在するのか?
 「アート」と「プロダクト」はどう融合されていくのか?
 これからのインテリアを考える上でも、彼のセミナーは聞き逃す訳にはいかないと思います。

 ぜひ、ご参加下さい。

TITLE:パリ、あれや、これや、

 今日はパリ編の最終回ということで、市内を歩いていて気になったものをあれやこれやと紹介しましすね。
 まあ、いわば「パリで拾ったもの」です。

 「DOG’s BAR」
 犬用の水飲み場ですね。
 オペラ座の近くの建物の一角にありました。
 ちょっと笑えますが、なんか可愛い。

 犬の散歩風景のウィンドウ・ディスプレー
 ソニア・リキィエルの子供服の店でした。

 文房具屋さんのショーウィンドウに並ぶ「握り鮨の消しゴム」
 日本では見た事があるけど、パリのお店に並んでいると、ちょっと不思議な感じがする。

 ハラコの靴
 ちょっと欲しいと思った。
 高いんだろうなって思って諦めた。

 パリの有名セレクトショップ「レクレルール・サントノーレ店」の天井に飾られたザハ・ハリドの照明。
 こうやって使うんだって思った。
 なかなか印象的で宜しい。
 こうやって一個の照明を変えるだけで、インテリアの印象ががらりと変わる。

 ベルサイユ宮殿で気になったシャンデリア
 
 宮殿の中で飾られてるシャンデリアの中でも異色

 艶消しの塗装を施されたポルシェ・バナメーラ
 精悍だなぁ
 ロゴの赤色が印象的だと思った

 まだまだパリの話しは尽きないのですが、そろそろ次の話題もあるのでこの辺でパリ編は終わるとこにします。
 次はロンドン編です。

 東京デザイン・ウィークがいよいよ近づいてきました。
 以前にお知らせしたように、エスタブリッシュ&サンズの創業者の一人でもあり、デザイナーでもあるセバスチャン・ロングが来日してセミナーを行います。セミナーは事前登録制なので、興味のある方は登録をお忘れなく。
 そうそう、日本を代表するインテリア・スタイリスト長山智美さんとセバスチャン・ロングとの対談もあります。ご期待下さい

TITLE:パリの風景を切り取ってみました

 
 撮影した写真の中で、自分なりに気に入ったパリの風景です。
 まず黄昏時の写真から

 黄昏迫るエッフェル塔とパリ市街
 パリの風景が一番優しくなる瞬間です。

 黄昏のパンドーム広場
 ちょうど街路灯の灯がともった。

 パリの青空は抜けるように青い。
 その青空と建物の対比も印象的だ。

 オペラ座の屋根に光る黄金色の天使の像

 高級ブティクが並ぶサントノーレ通りの青空