TITLE:パリで買った靴

 昨日の私のデニムの写真はこんな靴を合わせました。
 ハラコの迷彩柄の靴です。
L1001240.jpg
 ブランドはジミーチューです。
 靴にここまでアクセントを持ってくるというのは、やはりファションはデコの時代の真っただ中ですね。
 そろそろキッチンを中心とした住宅のインテリアにも装飾的な要素を持ってくる事が増えてきましが、まだまだシンプルなだけの無味乾燥なインテリアを好む方が多いようです。
 

TITLE:パリの話はちょっと休憩してデニムの話です

 バリ日記はまだまだ続きますが、今日はちょっと休憩して TOYO KITCHEN STYLE のアパレル・ブランド「ウェラバウツ」の新作のデニムの紹介です。
DSCN0190.jpg
 最近のデニムは染料に化学染料を使っているのが普通ですが、本来のデニムは植物の「インディゴフェラ」というものから抽出した染料を使って染めていました。このインディゴを使うという理由が、この染料を使うと蛇が寄ってこないというもので、アメリカの開拓時代に荒野の生活に使うのに最適という事で生まれたものだそうです。
 このインディゴが使われなくなった理由は「色落ち」だったのですが、最近「色落ちが少ないインディゴフェラ」が開発されたのを聞いて、恐らく日本で初めてだと思うのですが、このデニムをこの染料で染めてみました。
 商品が出来上がったので、早速履いてみました。
DSCN0179.jpg
 化学染料のインディゴとはかなり違った風合いのデニムになりました。
 白はより深みがあり、植物染料が持つ独特の風合いがあります。
DSCN0180.jpg
 裾にはトレンドになりつつある折り返しを付けてダブルにしてみました。
 履き心地も極めて宜しいようで。
 このインディゴフェラで染められた生地には蛇よけ以外にも色んな効能があると言われています。
 以下はプレスリリースよりも抜粋です。

  • 「世界初、インディゴフェラの定着」

デニムの起源はアメリカ西部開拓時代にカウボーイや農夫などが着る労働者の作業着として広がりました。今ではおしゃれなカラージーンズも作られていますが、 かつてはジーンズといえばブルー1色でした。このブルーはマメ科インディゴフェラという植物の天然染料で染められており、これがデニムのはじまりです。

デニムには世界共通の染料となる植物があるわけではなく、染料の元になるインディカンを含む数十種類もの植物が世界各地の気候風土に応じて用いられてきました。南方諸島や東南アジア・インド・ペルシャ等昔は盛んに栽培されていましたが今ではほとんど見られなくなった稀少品種です。今日、一般的に流通している 合成染料や日本の藍染に使用されるタデアイという植物染料はインディゴ本来の染料とは異なります。
今回の新作はデニムの原点へさかのぼり、本来の染料である今や稀少品種の「インディゴフェラ」を使用し制作致しました。

ただ、インディゴフェラにもひとつ難点があり、色の定着が非常に難しい事が上げられます。洗いをかける事で起こる色落ちが激しく、たとえ手に入れてもそれを 防ぐノウハウが無いアパレルブランドも多い状況です。様々なブランドが頭を悩ます状況下で、その解決策に今回ボタニカルダイという草木染めとのご縁があ り、特許技術を活用した世界で初めて染料の定着に成功しました。インディゴフェラを使用しながらも、過剰な色落ちを気にせず穿いて頂ける究極のデニムに仕上がっています。

デニムの原点である本来の美しい色味や、エイジングによって移り変わる色落ち等、長年愛着を持って付き合って頂けるデニム本来の仕様で作られた今や貴重な1本です。

  • 「驚きの効果・効能」

インディゴフェラで染められたものはその美しい色だけでなく、実用上の点でも防虫・抗菌・かぶれなどの皮膚病を防ぐ効果があります。昔カウボーイがガラガラ蛇や害虫から身を守るために、デニムがインディゴフェラで染められたと言われています。

そ して、あまり知られていないのがその効能。インディゴフェラの有効成分は肌に触れる事でも吸収します。癌、動脈硬化、糖尿病、リュウマチ性関節炎、パーキ ンソン病、アルツハイマー病、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、水虫、慢性白血病、コレステロールの抑制、インフルエンザ、ヘルペス、水泡性口内炎等、非常に多岐に 渡る効能が着用する事で立証されています。

  • 「スマートなテーパードシルエット」

チノパン(W-16111)同型のスマートなテーパードシルエットは大人のカジュアルスタイルに最適です。腰周りにゆとりを持たせる事で動きやすく、太股周 りから裾にかけて緩やかにテーパードした形は綺麗なシルエットを作ります。今回は裾を折り返したダブル仕様ですので、デニムながらより綺麗に履いて頂ける 仕様です。留め部分(2ヶ所)にハサミを入れれば、ご自身でお気軽にフルレングスもお楽しみ頂けます。


 商品はもうそろそろ東京、名古屋、大阪、福岡のショールームに並びますので、ぜひ手に取ってみて、出来れば試着をしてみて下さい。
 
 

(さらに…)

TITLE:バカラの新作照明

 バカラが新しい照明器具を発表してました。
DSC00112.jpg
 この照明はバカラの過去の照明をLEDで復刻したものだという事です。
 もともとの照明は下の写真です。
DSC00109.jpg
 同じデザインでも随分と雰囲気が変わるものだと思いました。
 従来の高価なシャンデリア以外にも少し価格的にこなれた照明も展示してありました。
DSC00108.jpg
 バカラの名作グラスの「アルクール」を逆さにして天井から吊った照明器具。
 なかなか可愛い。
DSC00117.jpg
 昨年のサローネで発表したミケーレ・デ・ルッキのデザインしたもの。
DSC00121.jpg
 
 今回のユーロルーチェで発表予定のハイメ・アジョンの照明がもう既に展示されていました。
 バカラ以外にもドームやリアドロも新作の照明器具を発表してました。こういったガラスや焼物のメーカーもライフ・スタイルというマーケットの切り口での商品拡大を試みているのだと思いました。

TITLE:SICISのパリ・ショールーム その3

 SICISのパリ・ショールームのその3です。
 日本のモチーフに特化した部屋がありました。
DSC00053.jpg
 上り龍です。かなり雰囲気が出てますね。
DSC00051.jpg
 金魚もありました。
DSC00054.jpg
 舞い扇ですね。
DSC00057.jpg
 白い大理石にモザイクの蝶と花が埋め込まれています。
 石とモザイクの組み合わせで随分と色んな表情が表現出来るものですね。

TITLE:SICISのパリ・ショールーム その2

 昨日に引き続いてSICISのパリ・ショールームの話しです。
 壁だけではなく、新しい床材も発表されていました。
DSC00035.jpg
 自然石とガラスの組み合わせです。
 写真の床はガラス部分にゴールドやシルバーが使われていてとても豪華です。
DSC00040.jpg
 このタイプの床材は他にも色々パターンが展示されていました。
 床材と言う訳ではないのですが、石とガラスの組み合わせタイルで面白い新作が展示されていました。
DSC00046.jpg
 ガラスをパターンに切り込んで、そこに天然石を嵌め込むというタイルです。
 かなり印象的ですし、この技法で会社のロゴとかシンボルを壁や床に飾るというのも面白いかもしれないですね。
 このタイルは他にもこんなバリェーションもありました。
DSC00044.jpg
 面白い試みですね。
追伸

 11月に神戸商工会議所の主催で行なった「デザイン経営塾」の第2回目を明日神戸で行ないます。
 明日のテーマは「デザインとブランディング」で、TOYO KITCHEN STYLE の過去のデザイン戦略とブランディング戦略の話をします。この話は今まで社外ではした事がないので、手の内をバラすようでちょっと躊躇したのですが、今展開している戦略がほぼ定着してきたのでそろそろ外に向かって話してもいいかと思って話す事にしました。
 

TITLE:SICISのパリ・ショールーム

  SICIS社のパリ・ショールームがリニューアルされていたので、久々にショールームを訪問しました。
 場所はシャンゼリゼから少し入った所にあります。
 早朝に訪問したにかかわらずレオ社長がショールームで待っててくれました。
DSC00033.jpg
 新しく出来たクリムトの間です。
DSC00032.jpg
 これが全てSICISのベネツィアン・モザイクで出来ているというのは驚きです。
DSC00034.jpg
 これはクリムトですが、SICIS社は工場に工房を持っていて、顧客の希望する絵やグラフィック・イメージをモザイクで表現してくれます。私の場合は先代の顔写真をモザイクで作成して貰い東京ショールームに飾ってありますので興味のある方は是非ご覧下さい。
 S

TITLE:バカラのパーティー

  Kartellのパーティーを後にしてバカラのパーティーに向かいました。
 場所はバカラのフラッグシップ・ショールーム「メゾン・ド・バカラ」
 それにしても寒い。到着した時の空港の気温がマイナス七度だったので、それから夜も更けてきているのでもっと寒くなってる筈だと思うともっと寒く感じられて来た。
DSC00020.jpg
 古い貴族の館を改装して作られた「メゾン・ド・バカラ」の荘厳な雰囲気の中のパーテイーはまるで夢の世界。
 シャンパンも、フードも美味しかった。
DSC00023.jpg
DSC00024.jpg
 このパーテイーで発表されてたのはサニタリー製品。
 カランの部分がバカラのクリスタル。
DSC00025.jpg
 
 サニタリー・ユニットも展示されていました。
DSC00028.jpg
 お風呂もありました。
 どれも豪華な雰囲気を漂わせている製品です。
DSC00031.jpg
 帰りに預けたコートを返してもらうクローク、、クロークでもこんな感じっていうのは凄い。
 こんなショールームを日本でも作ってみたいと一瞬思ったけど、さすがにこれはちょっと無理ですね。

TITLE:今日からパリ日記です。

 今日からパリでの日記を始めます。
 長いフライトの後、ようやくパリに到着しました。
DSC00007.jpg
 宿はマドレーヌ寺院の近くの小さなホテルでした。
 取り敢えずチェックインしてKartellのパーテイーに向かいました。
DSC00014.jpg
 サンジェルマンのカルテルのショールームに到着すると、パトリシア・ウルキォラが新製品のコム・バック・チェアー前でインタビューを受けていました。
 インタビューが終わったので彼女に「日本のFlosのパーティーで会ったけど憶えてる?」って聞いたら、「勿論憶えてるよ」って言われて頬ずりまでされた。
 
DSC00016.jpg
 彼女のデザインの新製品のソファー「フォリアージュ」も展示されていました。
 「フォリアージュ」ノ意味は葉っぱや繁みやその模様というような意味だそうです。
 個人的にはこのソファーはかなり売れる気がするので期待しているのですが、発売までは後一ヶ月待たないといけないそうです。イタリアで一ヶ月ですから、日本での発売はやはり夏以降になるのでしょうね。
DSC00011.jpg
 Kartellがファション・ブランドのモスキーノと提携して発表したマドモアゼルのも展示されていました。
 可愛いでしょ。
スクリーンショット 2013-01-23 14.37.55.png

  Kartellのceoのクラウディオとも色々話しました。

  ご存知のように彼はサローネの運営組織COSMITの会長に就任されたので、その感想を聞いたら「殺人的に忙しくなった」そうです。

 さもありなんですね。

 
 
 

TITLE:ようやく名古屋に帰ってきました。

 
 787の運行停止とパリの雪の影響で帰りの全日空便が大幅に遅れて、成田から名古屋への乗り継ぎ便に乗れずに成田泊まりになってしまいました。
 名古屋への帰り便は朝一番のJALだったので帰国早々に早起きしなければいけない羽目になりました。でも、おかげで成田の綺麗な朝焼けを見る事ができました。
DSC00283.jpg
  トラブル続きの今回の出張でしたが、最後にこんな綺麗な朝焼けが見えたので、トラブルは全て帳消しです。
 明日から、少しずつパリの報告をしますので楽しみにしていて下さい。
 

TITLE:ドルチェ&ガッバーナの2014年秋冬です。

 昨日に続いてファションの話題です。
 今日はドルガバのメンズ
スクリーンショット 2013-01-14 10.59.39.png
スクリーンショット 2013-01-14 11.03.58.png
  花柄ですね。
スクリーンショット 2013-01-14 11.04.19.png
 これも花柄です。
スクリーンショット 2013-01-14 16.30.29.png
 
スクリーンショット 2013-01-14 16.30.19.png
  これは花柄にマリアのモチーフ、南イタリアにある伝統的な宗教もチーフだそうです。
 それにしても、さすがドルガバ、、デコラティブな花柄をメンズに持ってくるんですね。
 ファションでもまだまだデコは健在です。
  SICISではモザイクでもこんな花柄あります。
スクリーンショット 2013-01-14 19.43.10.png