日本で販売されるキッチンの大きさが年々大きくなって来ているのをご存じですか?
従来のキッチンの奥行きは650mmが一般的だったのですが、最近では量産メーカーも含めてキッチンの既製品での最大奥行きは1050mmになって来ています。
TOYO KITCHEN STYLEの奥行きは更に深くて1050mm以上では1260mmと1460mmのサイズもスタンダード品で用意してます。
キッチンの大きさはもともと大きくなりつつあったのですが、うちが昨年の春にMEGA KITCHENという考え方を提唱してきたから、この傾向が更に強くなって来ています。
狭小と言われている日本の住宅にどうしてそんなに大きなキッチンが入るのかという疑問を持たれると思いますが。住宅の最近の傾向を見ているとよく理解できると思います。
まず、従来はキッチン・ダイニング、リビングと分かれていた部屋割りが、ワンルーム化の傾向でLDKの空間が一つになって来たと言うのがあります。三つに分かれていた空間が一つになった事で、日本の住宅にも従来では考えられない大きな空間が出現したのです。
二つ目はキッチンとダイニングの一体化というものです。キッチンとダイニングが一体化したと言う事は、従来ダイニングとした占拠していた空間が無くなり、更に新しい空間ができました。
三つ目はリビングの縮小です。LDKの一体化によって、客間、つまりお客様用のリビング・ルームが無くなり、家族や近親者だけが集うリビング空間でいいと考える人が多くなり、従来リビングに占拠していた空間をキッチンに割り当てることで、より大きなキッチンが入るようになったということです。勿論、それの背景として家族が集う場所がリビングではなく、キッチンになってきたことで、より大型のキッチンを求める方が増えてきたという事だと考えています。
何れにしても、日本の住宅に於けるキッチンの重要性はますます高まってきている中で、キッチンの大型化は更に進むと考えています。
写真のキッチンは間口4960mm、奥行1460mmのダイニングと一体化したキッチンの実例です。
CEO TOYO Kitchen STYLE
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