TITLE:新しいシャンデリア

 

のメイン・ビジュアルを見て、もう気がついて見えるとは思いますが、新しいシャンデリアを発売しました。価格は¥39,000円なので、かなりリーズナブルに設定しました。
 シャンデリアは特別な照明器具ではなく、もっと気楽にインテリアに使って貰いたいという思いも込めた価格です。PORTOユーザーだけでなく、アイランド・キッチンやペニンシュラー・キッチンを考えてみえるお客さまに、どしどし使って戴けたら幸いです。

 3年前から「キッチンにシャンデリアを」というプレゼンテーションを始めました。キッチンを単なる料理をする道具だと考えると、キッチンの照明は料理をする為のライティングという発想になります。でも、これだけアイランド・キッチンが一般的になってきた現状から考えると、キッチンはもはや「料理をするだけの道具」ではないと考えてる方が多くなったという事だと思います。

 キッチンを中心に、もっと生活を楽しむといったライフスタイルと考えると、キッチンの照明も機能だけを考えた無味乾燥な照明ではなく、もっとインテリアが豊かに演出できる照明も必要だろう、、、それが「キッチンにシャンデリアを」という発想の原点でした。

 あれから3年、最近ではマンションのモデル・ルームにキッチンにシャンデリアを使うというのも珍しくなくなってきました。3年前にはあり得ないと思われていたキッチンとシャンデリアの組み合わせ、もう誰も奇異にも思わなくなってきたのは、はやり時代の流れというものが、我々が想像する以上に早くなってきているという事だと思っています。

TITLE:琥珀美術館

 岩手県久慈市、琥珀の産地で有名
 そこにある「琥珀美術館」に行ってきました。
 琥珀といえば、樹液の化石で、中に虫が閉じ込められているものほど高価らしい。
 映画「ジェラシック・パーク」では、琥珀に閉じ込められたDNAを抽出して、それを恐竜まで育てるといったストーリ、、まあ、私の琥珀知識はそんなものだった。
 花巻空港を降りて、左手に「どんと晴れ」でも有名な岩手山を見て、東北自動車道を一路北に、、おもてなしの宿「加賀美屋」は一体どの辺りにあるのだろうか??なんて馬鹿なことを考えながら3時間、ようやく三陸海岸の街、久慈市に到着。

 琥珀美術館は街の手前の山の中にあった。

 琥珀というと、アクセサリー以外はあまりイメージが沸かなかったが、複雑な細工物があるのには驚いた。

写真は、琥珀の衝立、、琥珀をスライスして貼り付けてある。写真ではちょっとどぎつい感じもするが、本物は琥珀の独特の透明感のある澄んだ色がとても美しい。それにしても、何枚の琥珀が使われているのだろうと思うと、ちょっと気が遠くなる。

 琥珀で作られた宝石箱、中に入れるジュエリーよりも箱の方が高そうに見える。

 琥珀のチェス・セット、、こんなんも出来るんだと驚いた。 美しい!!

 当日は、久慈市で一泊、、少し街を歩いてみたが、どこの地方都市も同じだけで、旧市街は完全に寂れていて、少し郊外のショッピング・センターには沢山の人が集まってた。

 久慈というと、ホヤで有名らしい。
 夜は居酒屋で新鮮なホヤを堪能した。
 食べ物の値段は驚くほど安い、写真のホヤで居酒屋で一皿500円、翌日街の魚屋でホヤの値段を見たら150円だった。八百屋で烏骨鶏の卵を発見、一個100円、、名古屋だと安くて一個500円はする。

TITLE:「後悔」君がやってきた

 森の中に住んでいた「後悔」君が突然に我が家にやってきた。
 その理由は不明。
 きっとラブレスの吉井さんに言われたからかもしれない。

 森の中に潜む「後悔」君、昨年に自宅にやってきて、住み着いてしまった「後悔」君の先輩はブラックだったのに、今回やってきた「後悔」君はピンク、、ちょっとセクシー??シルバー・メタリックのヘルメットを被っているところをみると、ちょっと恥ずかしがりやさんかもしれない。

 彼は堂々と庭先を通って、玄関からやってきた。
 森の中から出てきただけに、日差しが心なしか眩しそう。















 玄関から入ってきた「後悔」君
 ちょっと伏し目がちなのが、奥ゆかしさを感じてしまう私!















 しかし、私も油断をしていた、玄関に入るやいなや、彼はその場で突然の大変身!
 いきなりヘルメットを脱ぎ捨て、ゴージャスなピンクの毛皮に身を包んでいた。
 「この暑いのに・・」と、思ってしまった。
 新しい「後悔」君は、ちょっと変わり者かもしれない。
 でも、いろいろあったけど、今回の彼も無事に自宅に住み着いてしまった。
 棚に住む二人の「後悔」君、、、彼らを毎日眺めながら、「後悔」って何だろうって、人生の奥深い疑問を頭の中で繰り返す私です。





  という事で、今年も南青山の「Loveless」から、リグレクト(後悔)という名前のフィギュアー第二弾が発売された。最近の言葉で言うと、ちょっと「キモカワイイ」けど、見てるとなかなか楽しい。

TITLE:銘菓発見

 

 歩いてたら電柱にこんな看板を見つけました。
 「ぶすのこぶ
 どんなお菓子なのか、興味津々で遂に探し当てました。

 意外と普通のお菓子でした。
 「ぶすのこぶ」というネーミングはどこから来てるのかは不明!
 Googleで検索してみました。

 むかしむかし、この渓流にまことに美しい瀬音のきけるくぼ地がありました。そこにブシと呼ばれるゆかいなアイヌの一族が住んでいて、お天気のよい日には、日当たりのよいそのくぼ地に仲間が集まり、酒を汲み歌い踊って楽しい毎日を過ごしていました。そしてそこには、たくさんのゆかいなカニ達が住み、ブシ達とたわむれ遊んでおりました。秋ともなると瀬の小石は、カニや小魚のコロコロした可愛い真珠のような玉子で黄金色に見えるほどだったとか。
 この地域一帯を「ぶすのこぶ」というのはアイヌの方言(ブシ)がなまってブスになり、アイヌが好んで集まったくぼ地(こぶ)になり「ぶすのこぶ」が生まれた、という伝説が語り継がれています。
(銘菓「ぶすのこぶ」より)

TITLE:PORTOnext

 明日から受注が始まるPORTOのニューモデル、 「PORTOnext」 です。

 引き出しもブルム社製の高加重タイプを使用することで、デザインも一新されました。
 トップのステンレスもチタン研磨に変わり、ますますスタイリッシュになりました。
 価格もかなり魅力的になっているので、明日にでもHPのWebTpsを実際に操作をして価格を体感してください。

TITLE:INAXとTOTO

 TOTOINAX、、互いにライバル会社ですね。
 私だけが感じているのだけかもしれませんが、以前はTOTO、都会的なデザイン・オリエンティッドな会社、で、 INAX、田舎の会社で、ロゴはいいけど、デザインとは程遠い会社、、そんなイメージを実は私は思ってたのですが、最近、なんとなくですが、デザインというキーワードだけで感じるのは、この立場が逆転したような気がするのです。つまり、INAXのほうTOTOよりデザイン・オリエンティッドなイメージが強くなったような気がするのです。
 こんな事書いていいのかと思いながら、かまわず書いてる私です。
 こんな感じを持ってるのは私だけかと、私の友人、知人に聞いてみると、同じようなイメージを持ってる人って意外と多いのです。
 この2社が、ここ5,6年とってきているマーケッティング戦略を分析してみると、きっと興味深い結果が出ると思います。
 曰く、INAXはどうやってTOTOをイメージ的な部分で凌駕をしたのか?
 あっ、、この話は、実際の商売の話ではなく、あくまでもブランドとしてのイメージに限定した話ですので、誤解のないようにして下さい。

TITLE:Fiat と Capperini

 今年のサローネでFiatの新型500の発売を記念して、ミラノ市内でFiatとCapperiniのコラボ展示がありました。場所はサンバビラの近くなので、市内の一等地で開催されたわけです。
 Capperiniは少し前にFiatと同じシャルメ・グループに入った事もあっての合同展示だと思います。
 この辺りの事情は「サローネ2007(2) 総論編」をご覧下さい。

 そのFiat500が今回正式にヨーロッパで発売になりました。遊び心イッパイの楽しいマーケティング戦略で、見てると、少しMINIの戦略と被ってくるような気がしますが、それにしても見てるだけで楽しい。

 内装はいかにもイタリア的、ホィールやキーホルダーは遊び心がイッパイ。なんか楽しくなりませんか?

 写真はモデル・チェンジ前旧型のチンク・チェント。新型のデザインと較べてみると、かなり新型は旧モデルのイメージをいい意味でデザイン的に踏襲している気がする。
 Fiat500は通称「チンク・チェント」と呼ばれ、イタリア人にこよなく愛されているようです。あまりに小さいので、市内の駐車も車と車の隙間に縦に駐車もでき、サイドのドアにパンパー代わりのプロテクターが付いているのを見たときはさすがに笑いました。日本では「ルパン三世」のルパンの愛車としても有名ですね。

 その愛すべきチンク・チェントが全面モデルチェンジになった訳ですから、イタリアではもうお祭り騒ぎとか、、日本では車を単なる足と見る人が多いので、イタリア人のように車ごときの発売で大騒ぎすることはないと思います。これは国民性なのか、それとも日本では愛されるような対象なる車が少ないということなのでしょうか?




 サローネでのカッペリーニとの展示は、まずカッペリーニの家具の中で印象的な家具や、レア物というか、あまり見かけないタイプの家具で有名所がずらりと展示されていて、とても面白かった。

 トム・ディクソンのワイアーのチェアー。子供が不思議なものでも見るように、おそる、おそる、手を出して触ろうとしている。何度見ても不思議な椅子だ。余談だけど、六本木「ムーブル」ではそのトムディクソンのワィアーのシャンデリアを展示して、販売もしている。少し高価だが、アートを購入する感覚で見て貰えば、かなりお値打ちなのではないかと思う。このシャンデリアをインテリアの中に放り込むだけで、空気感ががらりと変わると思います。










 

 マルセル・ワンダーズの紐の椅子、これってMooiから出てるとばかり思ってたけど、カッペリーニから販売されているというのを始めて知った。おまけに、この紐にはメタリック・シルバーの塗装がしてあった。話を聞くと、限定モデルらしい。
 この他にも、かなり面白い名作が展示してあって、かなり見ごたえがあった。










 勿論、家具だけではなく、会場の入り口には新しい500のカラーリングや車そのもののプレゼンテーションがされていましたが、それは、それで面白かったのですが、一番面白かったのは地下の500の周辺のアクセサリーやバリエーションや関連グッズのプレゼンテーションでした。

 Fiat500をモチーフとした掃除機、、この掃除機は最近いろんなブログでも取り上げられているので、発売されるのかもしれないと思ってます。カワイイけど、車も掃除機も同じというのは、ちょっとキモイような気がする。







 Fiat500新型専用のシートカバー。被せると旧型500に早代わり。これはかなり笑えるし、もし500買ったら絶対に欲しいグッズの一つ。







 これも、笑える。ビンテージ加工された服が流行っているなら、車もいかにも新車そうろうというのも、なんか格好良くない。では、ということで、新車の状態で車もユーズド加工してしまおうという、そんな提案だ。これも、なかなかいいかもしれない。ピカピカの新品が必ずしもカッコイイわけではない。六本木にオープンした「Meuble」の内装も、イメージは廃屋で、使い古した感がむしろ落ち着くのではないかという、そんなコンセプトで、錆びた籠に大理石の石を積み上げたり、床もユーズド感が感じられる床材をセレクトして貰った。



 最後の写真はルカ・デメオFiat CEOと新型500、、なんと様になっていることか!こういう写真になるタイプの経営者って、日本にあまりいないのはどういう訳なんだろう。日本の場合、例外はあるけど、イメージとしての経営者のモデルは、どうも銀行家のような気がする。

TITLE:ミラノのスィーツ

 自他共に許す、、甘党の私です。
 ミラノに行っても、やっぱり目に付くのはスィーツ、、
 日本のスィーツと較べると少し違います。
 まず、アルコールがふんだんに入ってるスィーツがあったりします。デザートで顔が真っ赤になったりします。有名な「テラミス」もかなりアルコールが強い場合もあるので、アルコールに弱い人は要注意です。
 それから、チョコレート。最近では日本のチョコレートもかなり濃厚になったので以前ほどは驚かなくなりましたが、当時は食べてあまりに濃厚なので別の食べ物かと思った程でした。今でも、一般的には日本のチョコレート・デザートよりかなり濃厚だと思います。

 さて、デザートの美味しいレストランといえば、私のお薦めはミラノの北、コモ湖畔のリゾート・ホテル「ビラ・デ・エステ」のデザートに勝るものはありません。

 以下はビラ・デ・エステのデザートです。

 レストランだけでなく、ミラノ市内にはお菓子屋さんが沢山あります。ショーウィンドウにもいろいろ工夫を凝らしているお菓子屋さんも沢山あり、お菓子屋さんだけのウィドウ・ショッピングをしても楽しい。

 お菓子で作ったチキン・リトル、、食べたくなるほど可愛い。
 あっっ お菓子だから食べられるんだ、、と、一瞬お菓子という事を忘れてしまうような精巧な出来栄え。

TITLE:今日は久々の京都

 京都の御池のショールームがオープンした頃には、かなり頻繁に京都に行ってたのですが、最近は久しく行ってないので、突然に思い立って京都をブラブラしてきました。
 まさに「そうだ京都に行こう」状態
 六本木「ムーブ」のオープンから、基調講演とかなりスケジュールがタイトでしたので、ちょっと息抜きが欲しいなと思ってたところ、スケジュールを見ると、なんと今日は何も入ってない。ということで息抜きに京都に行ったわけです。
 まず昼ご飯は、お気に入りの京都の肉屋さんのカレーライス。
 それから寺町筋に行って、お気に入りの服屋さんを覗く。
 「ナンバーナイン」と「アンダーカバー」を同じ店舗で扱ってるという不思議な服屋さんがある。聞くとこの二つのブランドを同じ店舗で扱ってるのは京都のこの店と、青森でもう一店舗あるだけだそうだ。
 まだバーゲンの真っ最中なので、新しいものは何もなかった。
 大阪の友人が「世界で一番美味しい宇治金時」と叫んでいたのを思い出して先斗町へ出掛ける。
 でも、うろ覚えだったので、結局店はわからずじまい。諦めて抹茶パフェで有名な祇園の「辻利」に行く。店はほぼ満席状態だったが、驚いたのは中国語が飛び交ってることだった。中国人の観光客がこんな処まで出没してるとは、時代が変わったんだなと思った。
 帰る途中に「村上重」でお漬物を買って帰宅。
 半日だけだったけど、かなりリフレッシュできた。
 明日からは、7月21日に予定しているPORTOの全面モデルチェンジの最終の詰めに向けて、エンジン全開の予定。かなり良くなるので、ご期待下さい。

TITLE:講演会、参加ありがとうございました

 会場に溢れるほどのお客様に集まっていただき、感謝しています。
 ちょっと余裕を持って椅子を並べたようですが、全て埋まってしまって、設営責任者は少し焦ったようですが、混乱もなく始まりました。
 これからのキッチンや住宅のニーズはどういう切り口で捕らえるべきかという話や、最近のインテリア・デザインのトレンドの話、商流とユーザー・ニーズのギャプをどう埋めていくべきかという話しとか、余談でファションの話しとか、、、 盛りだくさんの内容でしたが、90分間、最後まで聞いていただきました。
 ありがとうございました。