朝日新聞の「リーダー達の本棚」というコーナーに私のインタビュー記事が掲載されました。
感銘を受けた本を5冊あげて、それについてのインタビューでした。
最近忙しさにかまけて読書量も以前と比較にならない程落ちてた私ですが、この依頼を期に一つ自分の人生を振り返って、その時、その時に出会った本によって、自分の人生が変わった事があるとしたら、それはどんな本で、どんな時期だったんだろうと考えてみようと思いました。
いま自分の持っている人生の信条のようなものって、いろいろな過去の経験によって培われてきたのですが、私の場合は「本」というのが意外と大きなウェイトを占めているんだと、改めて感じた次第です。
その「朝日新聞」の記事はここに掲載されいます→click
ぜひ目を通してみて下さい。
トーヨーキッチンの今の製品コンセプトにかなり通じている部分があります。
TITLE:2011年のサローネです その14
無事にソウルから帰ってきました。
ソウルでは美味しい韓国料理をいっぱい戴いてきました。
でも、この話はまた後日
今日は最後のサローネの話しです。
継続して読んでくれた皆さん、感謝します。
最終回は例によって「サローネの落とし物」と称して、今まで掲載出来なかった写真で、自分なりに気に入ったり、また、面白いと思った写真を見て戴こうと思います。
中には、インテリアとは何の関係もない写真も含まれてますがご容赦下さい。
アッフル社のマークである「かじった林檎」を継ぎはぎて修復したもの。あるビルの玄関に鎮座してたけど、どうう意味があるのかは不明。アップル社への皮肉なのかも不明。
何なんでしょうね、、知ってる方がみえたら教えて下さい。
同じビルの中庭に置いてあった横たわっている犬の彫像と一体化していたベンチ。
面白いって思った。
ロッサーナ・オルランディーのギャラリーの外に真鍮製の自転車を発見。
同行していた自転車好きの社員がこれを見て驚喜してました。
上出長上衛門釜とハイメ・アションが作り上げた不思議な世界
気になる方は、明日から渋谷西武で開催される「ハイメ・アジョンの世界」を見て下さい。
写真はロッサーナ・オルランディーでの展示
ポリーニの妖しく光るゴールドの靴
光り物には何故か弱い私です。
BOSA社から発売されている馬の首の壁付けの花器。
デザインはハイメ・アジョン
これも秋の東京デザイン・ウィークには東京ショールームで見て戴けます。
ご期待下さい
TITLE:2011年のサローネです その13
サローネ・レポートも今回を含めて後2回を残すだけになりました。
今日はメーカーに拘らず、今回のサローネで今まで紹介出来なかった製品で、私が気になったものを紹介する事にします。
新製品「INO LEONE」のプレゼンテーションにも使われたラビアン・ローズのペンタント・タイプが発売になりました。今年の秋には日本にもお目見えする予定です。
カルテルのチャリティー・オークションに出品された吉岡徳仁の「アミアミ」のメタリック・バージョン。残念ながらオークション用の一点物なので市販の予定は無いそうです。
残念、、です。
羽根の付いた「ルイ・ゴースト」
同じくカルテルからのオークション用の一品なので、市販の予定はないそうです。
イタリアの「BOSA」社から発売されているハイメ・アジョンのシーリング・ライト。
限定販売の商品なのでかなり高価
実はこの「BOSA」社の日本での販売をトーヨーキッチンが始める事になりましたので、今年の東京デザイン・ウィークにはBOSA社の日本初のプレゼンテーションを東京ショールームで行う予定です。
ご期待下さい。
moooi社から発売されたスタジオ・ヨブのプラスチック製の椅子
スタジオ・ヨブらしくなんかメルヘンチック
内側に孔雀の羽根を敷き詰めたペンダント・ライト
ロッサーナ・オルランディーのギャラリーで発見
メーカー名は忘れました。
石上純也のテーブル
テーブル面がレンズになっている。
不思議な存在感がある。
サローネで出会った気になったプロダクトはまだまだ沢山ありますが、取り敢えずプロダクトについては今日で終わります。
最後のサローネ報告は恒例の「サローネの落とし物」です。
という事で、明日からソウルに飛びます。
念願の韓国でのトーヨーキッチンの展示が始まるので、そのレセプションに出席の為です。
台北に続いて2つ目の海外ショールームです。
TITLE:2011年のサローネです その12
インゴ・マウラーです。
場所は何時もの「クリッチィア・スタジオ」
やはりLEDや有機ELを駆使して、従来の白熱灯やハロゲンでは出来ないデザインの照明を発表してました。
天井から下がっている巨大な緑の塊
トトロを思い出した。
緑の塊の上には無数の蝶が飛び交い、緑の中に潜む穴にはLEDが仕掛けられて、妖しく光る。
こんな感じ
このイメージをディスク・ライトにスケール・ダウンした製品
有機ELを使ったライト。
この照明は2年前にも、昨年も展示があった。
やっぱりこの分野はヨーロッパが日本より数年先を行ってる感じ
この照明は今回初めて見た
光るチューブを寄せ集めた照明
これも有機ELの一種なのか?
それとも、、全然別の発光システムなのだろうか?
長い布にスリットを入れ、そこにLEDを仕込み、天井から吊るす。
発熱しないLEDならではの照明デザイン。
布の吊り方によって、形状が千差万別に変化する。
日本のLEDはまだ現在の照明器具のデザインをそのままLEDに置き換えただけなのだが、欧米ではもうLEDで無ければ出来ない新しい照明デザインの試行がかなり始まっている。
TITLE:2011年のサローネです その11
サローネ報告もいよいよ佳境に入ってきました。
今日は2年に一度サローネと併設で催される「ユーロルーチェ」からです。
照明と言えば、まずバルビエ・トーゾ
ベネツィア最古のガラス・メーカーとしても知られています。
トーヨーキッチンもバルビエ・トーゾの照明を扱って2年になりますが、ショールームに展示をしてもその存在感は素晴しい。
この美しい照明の前では言葉は中の意味も持たなくなってしまう。
ということで、まず今回の展示で私が気に入った照明の写真を見て戴きます。
最後にちょっと毛色が変わったディスク・ライト
即年のサローネでバルビエ・トーゾがトルトーナで特設会場を設けたとき、この可愛いディスク・ライトが発表されてたので、見られた事がある人も多いと思います。
このデスク・ライト、いよいよ受注が始まります。
TITLE:2011年のサローネです その10
市内の会場からもう一度フィエラに戻ります。
今日はバルセロナ・デザイン、通称「BD」の新作です。
ガァウリーノ(Gaulino)の椅子が復刻になりました。
ガウディとカルロ・モリーノのイメージを融合させた椅子。
カタログに「 A ceoss between Gaudi and Mollino」というサブタイトルが付いています。
テーブルは新作です。
ガゥリーノ・チェアーのアップです。
色はナチュラルとブラックがあります。
日本のインテリア・シーンもミニマルからようやく脱却しつつあるなか、ガウリーノの様な少し装飾性の強い椅子もこれからもう少しポピュラーになってくると考えています。
「チェアーB」です
デザインはコンスタンチ・グルチッチです。
「テーブル B」という同じくグルチッチのアルミの引き抜きのテーブルがあります。「チェアー B」はこのテープルと同じイメージでデザインされていますので、合わせてセットされると更に美しなります。
また、「チェアー B」は写真のようにスタッキングが出来す。
小さい箱を組み合わせるとこで形状が自由に変化するという収納「Free Port」
今までにない収納の考え方でとても面白いと思いました。
デザインはMarti Guixe
彼は自分自身をデザイナーではなく不定形のクリェイターと定義していて、自身がプロダクトのデザイナーと呼ばれるのを嫌っているようで、従って「Free Port」にもデザイナーとして書かれていないというのが何とも面白い。
TITLE:2011年のサローネです その9
前回に引き続いてロッサーナ・オルランディーのギャラリーからです。
本日はピート・ヘイン・イーク
今回のサローネでは従来の手法のビンテージ加工ではなく、新しい手法のビンテージ加工と新しい素材を使った家具を発表してました。
鉄パイプにビンテージ塗装を施したソファー、、と、、思ったら、彼の工房が改築した時に出てきたパイプをそのまま家具にしたらしい。
写真でみてもかなり過激だけど、実物はもっと過激でした。
その鉄パイプのソファーの奥に座っている白髪の女性はロッサーナ・オルランディー本人です。ギャラリーの展示品に負けず劣らずの強烈な個性を感じさせてくれます。
木の塊をそのまま積み上げたソファー
写真はロング・タイプ
一人が卦けもあった。
鉄パイプのソファーを見た後では、こんな過激なソファーもなんか現実的に思えたりして、
こういったピンテージ加工の家具というのは誰が始めたのかは知らないけど、ピート・ヘイン・イークは明らかにこの分野の先駆者である事は間違いは無い。
トーヨーキッチンでもビンテージ感を持ったキッチン「プロバンス」と、フランスからのビンテージ塗装を施したキッチン「ポトフ」がライン・アップでありますので、こういったイメージがお好きな方はぜひご覧下さい。
TITLE:2011年のサローネです その8
今ではサローネでの人気スポットとなったロッサーナ・オルランディーのギャラリーです。
ジョルジョ・アルマーニのニット部門のアドバイザーをつとめた事もあ彼女です。
新々のデザイナーの登竜門としても定評があるこのギャラリー。
マルティン・バースやピート・ヘイン・イークもこのギャラリーから巣立った事でも知られています。
まずはマルティン・バースのサイド・ボード
不思議な有機体を思わせるデザインです。
彼のデザインは「形状の偶然性」というものがテーマとしてあり、アート性の強いのが特徴です。
トーヨーキッチンも新製品「INO Leone」(イノ・レオーネ)のプレゼンテーションの家具に彼の「SMOKE CHAIR」をセレクトしました。
黒のフロアースタンド
これも一つの有機体に見えて、今にも動き出しそう。
夜の薄明かりの中で見ると、ちょっと怖いかも・・
椅子とサイド・テーブル
ミラーとシーリング・ライト
如何でしたか、、マルティン・バースの世界
次回はピート・ヘイン・イークの新作です。
TITLE:2011年のサローネです その7
今日は再度車の話です。
フェラーリ・カリフォルニアの黒のマット塗装
日本ではまだマット塗装ってあまり見かけないけど、ヨーロッパに行くとマニアックな車にマット塗装が施されているのを良く見る。
精悍で、カッコいいって思う。
メンテナンスはどうなんだろうって、、そんな事を思う人はマット塗装を選ばないよね。
レンジローパーのニューモデル。
ちょっと前にレンジローバーに乗ってた事があるけど、四駆としては最高だと思った。
でも、当時のレンジローバーは電気系統が弱くて参った。
最近のはそうでもないらしいっていう話だけど、、
でも、この新型、、ちょと購買意欲の琴線に触れる。
縦に駐車された車
これって、何の車なのか知らない。
昔のチンクチェントが縦に駐車されている光景は以前はよく見た。
日本はどこもかしこも駐車禁止なんだけど、なんかこれって街の活性化を阻害しているような気がします。都市はやはりもう少し混沌としてた部分があった方が活性化するのではないかと思う。
昔、アメリカでニュータウン・ムーブメントがあって、石油会社なんかがスポンサーになって、実験的なニュータウンが出来た時代があったのだけど、結局あまりにも清潔過ぎて人がなかなかいつかなかったという話を聞いた事がある。
TITLE:2011年のサローネです その6
エスタブのロング・ウッヅでも知られているイギリスのアーティスト、リチャード・ウッヅがミラノのメンフィス・ギャラリーでオリジナルの家具を発表してました。ギャラリーなので、勿論生産量はーが少ない限定生産の家具である事は言うまでもない。
ご存知のように、ミラノでは家具は家具屋さんだけで販売されるのではなく、アート作品として限定でギャラリーで販売されている事も多いのです。
写真はサローネ期間のメンフィス・ギャリーの外観。
リチャード・ウッヅらしく、外観もブリック柄で覆われている。
リチャード・ウッヅの作品が個人的に好きだというのもあるし、エスタブの日本総代理店をやってるという事もあって、もし作品が気に入れば一つは購入したいと思っていた。
作品の中から選んだので上の製品。
ブリック柄のテーブル・トップが建築現場から持ち出したような脚の上に乗っている。
購入したテーブルはシリアル・ナンバー2で、勿論リチャード・ウッヅのサイン入り。
10月の東京デザイン・ウィークには弊社の東京ショールームにお目見えする予定なので楽しみにしていた下さい。
また、このテーブルは「nabe collection」として気に入って頂ける方が見えたらお譲りするつもりです。
購入後にリチャード・ウッヅとのツーショットをお願いしたら快く受けてくれた。
それが上の写真です。
気難しい人だと聞いていたのですが、意外と気さくな方でした。
上の写真はもう一つのテーブル。
これは購入しなかった。
向かってが左がリチャード・ウッヅ、右はメンフィス・ギャラリーの社長
写真はブリックの上にライトを乗せた照明器具
ちょっと可愛いと思ったけど、これも購入しなかった。
ちょっと余談になりますが、nabe collectionというのがトーヨーキッチンのウェブ・ショップにある事はご存知と思います。このnabe collectionというのは、私が個人的に気に入って少量だけ輸入して販売するという主旨のもので、まあ極端に個人的な趣向で展開しているウェブ・ショプです。
今まではこのnabe collectionでは小物だけに限ってたのですが、これからはもう少し大きい物、つまり家具や照明器具のようなもの迄独断と偏見で収集したものを加えようかと考えています。
今回のリチャード・ウッヅのテーブルもその中の一つです。
また、そのうちにブログ等でも紹介するつもりですが、コモ湖のアラブの貴族の別荘が代変わりになって全面改装をした時に出てきたシャンデリアも仕入れてきました。今までトーヨーキッチンが扱ってきたシャンデリアとはまるで違うデザインで、アンティークの臭いがプンプンするのですが、意外とシンプルなのでモダンなインテリア空間にも面白いアクセントになると思います。
こんな調子で、世界からレアなインテリア商品を集めてきますので、これからのnabe collectionに注目して下さい。
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