3日目の夜は、ホテルから車で1時間あまり登った標高1000mを越える山の頂きにある村のレストランを紹介して貰いました。
葛折の曲がりくねった山道を登って、一つの村を通り越し、更に登ると山頂付近にその村はありました。
街の中の路地を更に登って行くと、ドライバーがこれ以上は登れないので歩いてレストランまで行ってくれと言う、確かにこんな道では車は登れない。昨年プーリアで山の麓に降ろされて、道に迷った記憶が一瞬頭をよぎりました。でも、まあ行くしかないので車を降りて登り始めました。廻りには人っ子一人いない。こんな所に果たしてレストランはあるのでしょうか?
更に登って行くとようやくレストランのサインを発見。
この階段を登れというサイン
階段を登りきった所にようやくレストランを発見
レストランの入り口には扉は無く、金属の網のカーテンが下がっているだけ。
まるで隠れ屋ですね。
ある意味素敵です
中に入ると、インテリアに衝撃を受けました。
漆喰の壁があちこちで崩れていて、崩れてない所は鮮やかなシチリアの空を思い浮かべるようなブルーに塗られていました。
もう片方の壁を見ると、そこはシチリアの乾いた大地を思い起こさせるような黄色の世界。
昔の脱穀機のようなものが置いてあります。
先ほどの人っ子一人いない街並を散々登って、辿り着いたまさに秘密の隠れ屋
古の住宅の匂いと、鮮烈な青と黄色のモダンな感覚、白いテーブルクロス、これはなんという世界なんだろう。
インテリアの常識を超越した、土着の直感だけで作り上げられた空間。
壁の装飾も意表を突きます。
日本にいると、どちらかというと常識的で、可も無く不可も無くというようなインテリアぱかりが溢れていて、雑誌もそういうインテリアばかりを取り上げる事が多く、何か楽しくもないという感じですが、海外でこういった予想もつかないインテリアに出会うと、まさに目から鱗です。
前菜てす。
キッシュというか、お好み焼きというか、、不思議な山の味がします。茸がたっぷり入っているせいでしょうか。かなり薄味
お店で合わせてもらったワインが「千夜一夜」という名前のシチリアの土着のワインで、葡萄はネオ・ターブラ、かなり力強いシチリアの土地の匂いのするワインでしたが、妙にエレガントなのが不思議で
した。
茸とチーズのリゾット、野菜も入ってます。
これはかなり濃厚
パスタです。
手作り感が満載です。
ここにも茸が入ってました。
不思議な味がしました、、何の味かは不明でした。
英語はまるで通じないので、料理の説明をして貰ってもチンプンカンブンでした。
でも、ここは面白かった。
シチリアに来たという感じです、、そんなんばかりですか、、何れにしてもシチリアは楽しい。
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