TITLE:パリです

先週末からパリに来てます。
毎年、今の時期にはパリにいますが、今年はとんでもなく暖かいので、移動はとても楽です。
昨日で仕事も一段落したので、今日は市内に出てみようかと思ってます。

TITLE:可愛いテレビ発見

ちょっとポップで、可愛いテレビを発見。
こういったポップなインテリアの流れはこれからの一つの方向性だと思うことがある。
去年のサローネではインゴマウラーの鉄腕アトムの照明とか、とある世界的に有名な建築家の家のインテリアで使ってたロボコンのフィギュアーとか、、それと、勿論あまりにも有名になった村上隆のヒロポンてかを思い出すと、、 これもありかなと思いませんか?
ちなみに、このテレビは横浜の「ベイ・クォーター」の中にあるショップで発見しました。台湾の会社だってさ!!

TITLE:HPが少し新しくなりました

会社のHPが少しリニューアルされました。
Baybayの簡易オンライン見積もり(Web TPS)も出来るようになりました。
リニューアルを記念にSHOPのWeb限定セールもやってます。
良かったら見てください。
もし、意見を貰えると嬉しいな!!
https://www.toyokitchen.co.jp/

TITLE:社長の責任って?

不二屋の賞味期限切れの材料を使ったと言うことで騒がれていますが、確かに誉められた事ではないのは事実ですが、会社ぐるみで賞味期限切れの材料を使った訳でもないのに、どうして社長が辞任しなくてはいけないのか?
と、素朴に思うのです。
こんな事書くと、なんか誤解されそうだな。
ついでに、最近疑問に思うこと。
耐震偽装の問題で随分と騒がれて、折角購入したマンションを放棄さられたりしてますが、もともと耐震基準そのものが妥当なのかという議論はまるで起きませんでしたね。
基準が妥当なのかどうかという疑問を最初に持ったのは、福岡で以前に震度5を超える地震がっあたのですが、倒壊したビルはありませんでした。確か、福岡にも姉歯設計が設計したビジネス・ホテルがあったですよね。
商売柄、設計事務所の先生とは付きあいが多いので、この質問をしてみましたが、答えは共通して
「倒壊しません」
でした。
建物が倒壊するというのは、建物の強度だけではなく、地盤問題とか、施工の問題とか、基本的な構造の問題とか、いろいろ複合的な要素が多くて、数値的な耐震強度だけで「倒壊する」とか「しない」とか言えないそうです。
そうすると、マンションを追い出された住民は、お金が取れないデベロッパーとかではなく、耐震基準そのものが妥当なのかとうかという争点で裁判をするという事も出来ると思うのですね。勝訴して耐震基準で「倒壊」はしないと言うことが実証されれば、そのマンションに帰って、再び住めるわけですから、、
ちょっと、甘いかな?
イタリア人の建築家にこの耐震基準の話をしたら、「何それ?」ていう顔をされましたので、「イタリアには地震がないからかな?」っ聞くと、「あるよ」と答えてくれました。イタリアではそれより厳しいのは建築の外観基準らしいですね。
この話で、もっと気になるのは、現在の耐震基準が定められる前の建築はどうなんだという事です。普通考えると、以前の建物は現在の耐震基準は満たしてないわけなので「倒壊する」恐れがあるという事になるのですが、これも誰も問題にしてませんね。
ついでに、もう一つの疑問
駐車違反の取り締まりが民間に委託され、もう勘弁してほしいと思うほど、日常的に取り締まりが行われているので、確かに駐車違反の車は減ったことになります。
でも、それで交通がスムーズに流れているかというと、最近の名古屋の中心部の栄では、駐車できない車がグルグルと廻って駐車場を探しいるので、路上に車が溢れて、もうとんでもない状態になってます。つまり、車が動かないのです!!
この取り締まり強化の影響かどうかは分かりませんが、最近コイン・パーキングがやたら増え始めたと思いませんか?それは、それで、有り難い事です。でも駐車違反を取り締まる民間業者としては、駐車違反車両が次第に減ってくるという事になり、つまり、売り上げが減っていくという事になるわけです。そうなったとき、とうするのか?
まず、中心部だけでは収入が得られないので、次第に周辺部に取り締まりを拡大するか、政治力を使って駐車禁止地域を拡大するか、それとも、、、 考えていると、ちょっとうっとうしくなりますね。
調子に乗って、最近疑問に思うこと、、その3
日本では飲酒運転の取り締まりと罰則が強化されて、飲酒運転が原因とされる事故は減少しているそうですが、不思議なのは全体の事故の数は減ってはいないのです。
イタリアで最近夜間の事故が激減したらしいです。「飲酒運転」がなくなった訳ではありません。イタリア人に日本の飲酒運転の取り締まりの話をすると、そんなことしたらイタリアでは「暴動」が起きますよ、と、言われました。「飲む」「飲まない」は個人の自由だそうです。そういえば、以前にアメリカにいるとき、ドライブ・イン・バーというものがあったり、同級生同士が酔っぱらって、互いの車をぶつけ合って遊んでました・・
 
そうそう、イタリアの夜間事故の減少の話でしたね。
夜間の事故の大半は「居眠り」らしいです。その「居眠り」を防止するために、路上や、サービス・エリアで無料のエスプレッソを出したそうで、それによって「居眠り」が減り、結果的に夜間事故が減少したそうです。
このエスプレッソの「居眠り防止効果」ですが、、私はイタリアに行っても夜は絶対にエスプレッソは飲みません。どうしてかというと、飲むと本当に寝られなくなるのでよ!!
ちょっと、面白い話でしょう。
追伸
最後に、最近嬉しいことがありました。

TITLE:アメリカン・ジョーク

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ジョブスの講演を英語で2時間近く見てたら、何故か突然にアメリカン・ジョークが頭をよぎり、次に映画「グッド・ウィル・ハンティング」を思い出した。
映画「グッド・ウィル・ハンティング」からアメリカン・ジョーク2題、、うろ覚えなので、細かいところでは違っているかもしれない、大体という事で読んでください。有名な映画なので、知ってる人は読み飛ばして下さい。
その1.
おじさんが酔っぱらって、それも泥酔して運転をしてたら警官に車を止められた。警官はおじさんが飲酒運転であるのを見て、逮捕しようとした。でも、ちょうどその時、止められた車の背後で暴走してきた車が立木に激突して横転した。
警官はおじさんに事故の処理が終わるまでこで待機するように命じたが、おじさんは警官が視界から消えた途端に止められた事も忘れてしまい、そのまま車に乗り込んで自宅に帰ってしまった。
それほどまでにおじさんは酔っぱらってたのです。
翌朝、ベッドですっかり熟睡しているおじさんだったが、ドアを激しく叩く音で目が覚めて、玄関に出ると昨夜の警官が立っていた。でも、おじさんは昨晩の事は何も覚えていなくて、どうして警官がそこにいるかも思い当たらなかった。
警官は「何で現場から去ったのか?」と問いつめても、おじさんは記憶がないので何のことだかさっぱり分からなかった。警官は、おじさんに証拠を確認するためにもガレージを開けるように命じた。
おじさんはしぶしぶガレージを開けた。
、、、、と、そこには警官のパトカーが入っていた
その2
旅客機が無事に離陸して、暫くすると水平飛行に移った。
機長は乗客に「水平飛行」に移った旨放送して、マイクのスイッチを切った。でも、切ったつもりだったが、実際には切れてはいなかった。機長は水平飛行になった事と、アナウンスもちゃんとした事でほっとして副操縦士に向かってこう言った。
「さて、取りあえずの仕事は終わったし、横に綺麗な女性でも侍らせながら、のんびりとコーヒーでも飲みたいものだ」
でも、機長のこの言葉は、そのままスイッチが切れてないマイクを通して機内にそのままアナウンスされてしまった。
慌てて操縦席に向けて走っていくスチワーデスに向かって、乗客がこう言った。
「おーーい、、コーヒー忘れているぞ!!」
ほんとは、もうちょっとエッチなんだけど、ちょっと脚色もしました。
この映画大好きなんです。
PS.
ちょっと難解ジョークを一題
「A&P」と「STOP&SHOP」が合併して新しい名前になった。
「STOP&P」
お後が宜しいようで・・

TITLE:Is’t that cool !!

スティーブン・ジョブスが今年のサンフランシスコで開催された「Mac Expo」の基調講演で繰り返し出てきた言葉は「クール」だった。
 「Is’t that cool !!」
日本語に訳すと「なんて、カッコいいんだ!!」とか、
       「なんて、いけてるんだ!!」とか、
       「なんて、お洒落なんだ!!」
という事になるけど、こんな言葉をデニムとタートルのT-シャツとスニーカーでステージに登場して話す経営者が日本にいるのだろうか?
日本の経営者は「過去の実績」と「現実の会社の経営状態」と、後はひたすらマスコミの前で平身低頭するというイメージしかなのだけど、アメリカの経営者は社員だけに対してではなく、誰もが共有できる「将来の夢」を語ることが出来る。特に、ステーブン・ジョップスは・・・
この違いは一体どこから来るのだろうと思うことがある。
まさに「アメリカン・ドリーム」の伝統なのかもしれない。
随分と前になるのだけど、ジョッブスがアップル社を去ることになり、NEXTという新しいコンピューターを立ち上げた事がある。NEXTはフロッグ・デザインでデザインされた、今までに見たことがないような美しいコンピューターだった。
その「NEXTコンピューターは何を目指しているのか」というジョップスの講演のテープを聴いたのが彼の講演を聞いた最初だと思う。
今この講演で鮮明に記憶に残っている言葉は「パーソナル・コンピューターからインター・パーソナル・コンピューターへ」というフレーズだった。
当時、インターネットという言葉は聞いたことがある程度で、それがどんなものなのか、ましてや、全てのパーソナル・コンピュターがインターネット回線で結ばれるなんて事は、もう私の想像の限界を遥かに超えている事で、ましてやそれが現実になるなんて事は考えもしなかった。
そんな時代に、ジョッブスは「世界中のパーソナル・コンピュターが互いに通信回線で結び合う時代」の話をし、その時に何が起こるのかという夢を語り、そしてそれが実現できるNEXTコンピューターを現実のものとした。
まさに、ジョッブスは誰もが共有できる「夢」を語ったのだった。
私にとってはかなりの衝撃だった。
今回、サンフランシスコで開催された「MAC EXPO」でのジョッブスの基調講演はiPONEというまったく新しいコミュニケーション・エンターティメント・ツールを現実の道具として提供しながら、それを機軸とした「夢」を語っている。
凄い!!
http://events.apple.com.edgesuite.net/j47d52oo/event/
全て英語なのだけど、私の言ってる意味は雰囲気から感じて貰えると思う。二時間という長時間に渡って、ジョップスが夢を語っている。
余談だけど、iPhoneはアメリカでは6月発売、アジアでは2008年の発売らしい。価格は4GBのモデルで$499、8GBのモデルで$599。
欲しい!!
一週間アメリカに行ってでも使ってみたい!!
・・・・と、思ってしまった。
では、日本ではこのiPoneは発売されるのかという事だが、なかなか難しいようだ。
http://nextxp.net/archives/2007/01/iphone_gsm.html

TITLE:日本のジビエ

「炉端でジビエ」を一緒に食べませんか?
福井の設計事務所の先生に誘われて、雪深い福井県今庄町に出かけてきました。今年は雪が少ないようで、道路には敦賀に近づくまでは路肩にも雪はありませんでした。雪深い筈の今庄にも大した積雪はなく、ちょっと拍子抜けでした。
写真-左 は「自然薯」
写真-右 は「猪肉と猪脂のステーキ」
その他、熊肉のルイベや越前蕎麦なども頂きました。
驚いたのは猪肉がまるで臭みがない事と。猪脂の香ばしい甘さでした。店の人に言わせると、猪肉の臭みは「血」の臭みで、仕留めた後、その場で血抜きをすれば臭くないそうだ。でも、山の中で血抜きをするなんて大変な事なんで、普通に流通する猪肉は臭みがあるということなんだろうと思った。
自然薯は最近なかなか食べる事がないので、私も久しぶりに食べたのだが、野菜なのにジピエの香りがムンムンとして野趣満点だった。

TITLE:カンパーナ兄弟の新作

カンパーナ兄弟の新作が発表されています。
相変わらず ス・ゴ・イ !!
今回は籐とプラスチックの融合のようです。
大量に生産されたものも、こうやって籐のようにハンドメイドのクラフトに近い素材との組み合わせで、こんなにも暖かく、生き生きとしてくるんですね。

TITLE:品質って何??

「品質」って何だろうと思った事はありませんか?
日本の企業が「品質」を語るとき、それは「壊れないこと」と「外観形状に異常がない」という意味だけでであることが多いような気がする。
でも「壊れないこと」だけで魅力的な商品だと言えるのだろうかと思うことがある。勿論、商品なのでちゃんと機能しなくてはいけないし、壊れにくいことは十分魅力的だし、大切な事であることは言うまでもないが、それだけで商品として購入したい程の魅力なのかという事です。
「品質」にもいろいろな視点があり、その視点は人それぞれに違うのではないかと、常々ぼんやりと思ってました。
また、「壊れない」という事だけで「ものづくり」をするという姿勢についても疑問を持っていました。
・・・ちょっと、過激かな??
この「品質」という考え方の多様性について、たまたま、先日日記に書いた「ドムス」のイタリアの大御所の対談の中で、エンツォ・マリが面白いことを言っていました。
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いや私にとって大切な唯一のものはクオリティだよ。それに私は享楽的なクオリティのことを行っているわけではないよ。さて、我々は二つの種類のクオリティを区別しなければならない。生産する人たちのクオリティ(グラフだと右側)と、ものを購入する人たちのクオリティ(グラフ左)だ。
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つまり、「品質」というのは「生産者」側だけを指す言葉ではなく、購入する側にも「品質」というものがあるのではないかという考え方、、、面白いとは思いませんか?
消費が成熟化するにつれて、消費の中身も益々多様化しつつあります。昔のような「巨大な中産階級マーケット」に向かって大量に生産された商品を販売する事が出来る時代ではなくなってきています。
このマーケットを単に「セグメント」という概念だけで捕らえるても、なかなか理解しがたい事は、マーケッティングに携わっている人間なら誰もが感じている事です。
エンツォ・マリは、これを購入する側の「品質」の問題と捕らえているというのは、私にとってちょっと「目から鱗状態」でした。
もう一つ、エンツォ・マリが生産者としての最高の「品質」は「ブルネレスキやミケランジェロのレベル」、つまりアートこそ最高の「品質」だと話していることだ。この場合、日本企業が一般的に言う処の「壊れないのが品質」だという発想は微塵もない。