TITLE:社長の責任って?

不二屋の賞味期限切れの材料を使ったと言うことで騒がれていますが、確かに誉められた事ではないのは事実ですが、会社ぐるみで賞味期限切れの材料を使った訳でもないのに、どうして社長が辞任しなくてはいけないのか?
と、素朴に思うのです。
こんな事書くと、なんか誤解されそうだな。
ついでに、最近疑問に思うこと。
耐震偽装の問題で随分と騒がれて、折角購入したマンションを放棄さられたりしてますが、もともと耐震基準そのものが妥当なのかという議論はまるで起きませんでしたね。
基準が妥当なのかどうかという疑問を最初に持ったのは、福岡で以前に震度5を超える地震がっあたのですが、倒壊したビルはありませんでした。確か、福岡にも姉歯設計が設計したビジネス・ホテルがあったですよね。
商売柄、設計事務所の先生とは付きあいが多いので、この質問をしてみましたが、答えは共通して
「倒壊しません」
でした。
建物が倒壊するというのは、建物の強度だけではなく、地盤問題とか、施工の問題とか、基本的な構造の問題とか、いろいろ複合的な要素が多くて、数値的な耐震強度だけで「倒壊する」とか「しない」とか言えないそうです。
そうすると、マンションを追い出された住民は、お金が取れないデベロッパーとかではなく、耐震基準そのものが妥当なのかとうかという争点で裁判をするという事も出来ると思うのですね。勝訴して耐震基準で「倒壊」はしないと言うことが実証されれば、そのマンションに帰って、再び住めるわけですから、、
ちょっと、甘いかな?
イタリア人の建築家にこの耐震基準の話をしたら、「何それ?」ていう顔をされましたので、「イタリアには地震がないからかな?」っ聞くと、「あるよ」と答えてくれました。イタリアではそれより厳しいのは建築の外観基準らしいですね。
この話で、もっと気になるのは、現在の耐震基準が定められる前の建築はどうなんだという事です。普通考えると、以前の建物は現在の耐震基準は満たしてないわけなので「倒壊する」恐れがあるという事になるのですが、これも誰も問題にしてませんね。
ついでに、もう一つの疑問
駐車違反の取り締まりが民間に委託され、もう勘弁してほしいと思うほど、日常的に取り締まりが行われているので、確かに駐車違反の車は減ったことになります。
でも、それで交通がスムーズに流れているかというと、最近の名古屋の中心部の栄では、駐車できない車がグルグルと廻って駐車場を探しいるので、路上に車が溢れて、もうとんでもない状態になってます。つまり、車が動かないのです!!
この取り締まり強化の影響かどうかは分かりませんが、最近コイン・パーキングがやたら増え始めたと思いませんか?それは、それで、有り難い事です。でも駐車違反を取り締まる民間業者としては、駐車違反車両が次第に減ってくるという事になり、つまり、売り上げが減っていくという事になるわけです。そうなったとき、とうするのか?
まず、中心部だけでは収入が得られないので、次第に周辺部に取り締まりを拡大するか、政治力を使って駐車禁止地域を拡大するか、それとも、、、 考えていると、ちょっとうっとうしくなりますね。
調子に乗って、最近疑問に思うこと、、その3
日本では飲酒運転の取り締まりと罰則が強化されて、飲酒運転が原因とされる事故は減少しているそうですが、不思議なのは全体の事故の数は減ってはいないのです。
イタリアで最近夜間の事故が激減したらしいです。「飲酒運転」がなくなった訳ではありません。イタリア人に日本の飲酒運転の取り締まりの話をすると、そんなことしたらイタリアでは「暴動」が起きますよ、と、言われました。「飲む」「飲まない」は個人の自由だそうです。そういえば、以前にアメリカにいるとき、ドライブ・イン・バーというものがあったり、同級生同士が酔っぱらって、互いの車をぶつけ合って遊んでました・・
 
そうそう、イタリアの夜間事故の減少の話でしたね。
夜間の事故の大半は「居眠り」らしいです。その「居眠り」を防止するために、路上や、サービス・エリアで無料のエスプレッソを出したそうで、それによって「居眠り」が減り、結果的に夜間事故が減少したそうです。
このエスプレッソの「居眠り防止効果」ですが、、私はイタリアに行っても夜は絶対にエスプレッソは飲みません。どうしてかというと、飲むと本当に寝られなくなるのでよ!!
ちょっと、面白い話でしょう。
追伸
最後に、最近嬉しいことがありました。

投稿者 nabe : 2007年01月17日 13:38