TITLE:Paralello開発のきっかけ 続き

10月2日のParalello開発のきっかけとなった話の続きです。

GシンクやTwinシンクは一緒に料理をするという事だけ考えると問題はないのですが、問題はそれらのシンクをキャビネットに収めるためには特殊なシンク・キャビネットを必要としたり、また一定規模以上のキッチンの大きさを必要とするという点でした。

Parallelloは一般的なキッチンの大きさである2400mmや2550mmの間口のキッチンに無理なく収めるとこが出来るというのを目標にしました。また、従来からの懸案であってプレートの軽量化についても課題としました。

また、正四角形に近い形状にすることで、ブレートの動きを縦方向と横方向と両方向にすることを可能にし、その時々の料理のシーンによって料理をする方のプレートの動きの自由度をさらに高めました。

従来の3Dシンクはプレートの動きは横方向が基本でしたので、プレートを置くとキッチンの開口部が小さくなるのですが、Paralelloは二人で料理をするというコンセプトなので、シンクの開口部をできるだけ広く取る必要があるので、プレートをシンク奥に置くことにしました。

ここで問題はシンクの奥行きが760mmと広くなるので、従来のように水栓をシンク奥に設置をすると手が届かなくなってしまいます。そこで水栓をシンク横に持ってきたのですが、吐水口同士が両方から干渉してしまうことを避けるために新開発のシャワー一体型水栓「Grand Canyon」を採用しました。写真はそのGrand Canyonです。この水栓は水栓上部がフレキホースに繋がるシャワーが付随しているので、シャワー部分を伸ばす事で十分なスパウトの長さを確保しました。(写真はGrand Canyon水栓です)

新開発のシンクParalelloには色々新しい考え方や機能が満載されています。恐らくシンクの機能性ということだけを考えれば、世界で一番進んだシンクだと自負しています。

一人で食べるより、一緒に食べた方が美味しいように、一人で料理をするより一緒に料理をした方が楽しいと思いませんか?
Palarelloはそんな事を可能にしてくれるシンクです。

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CEO TOYO Kitchen STYLE
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