TITLE:ペッシェの家具

名古屋ショールーム4階のギャラリースペースに展示されているペッシェのBroadWayと呼ばれているダイニングセットです。

ペッシェは日本ではあまり一般的には知られていませんが、世界的には前衛的な家具のデザイナーとしてミラノのトリエンナーレで特別展示会もあるほど広く知られています。

最初に見たときは衝撃で、その時出会ったのがこの椅子で、まさに家具という名前のアートピースだと感じました。その後ダイニング セットを目指してコレクションを始めたのですが、なかなか市場に出回る家具ではないので、セットとして完成させるのに3年間かかりました。

テーブルのトップと椅子の座面は樹脂にペッシェ自身が塗料を一点、一点流し込む事でカラリングされているので、色の配色や配置は一点一点違って美しい。

テーブルや椅子の脚は下部がスプリングになってて、座るとふわふわして心地よい。また集め始めて分かったのですが、椅子の6本脚というのはある程度流通してるのですが、展示のような8本脚というのはかなりレアで、コレクションが完成するのに3年もかかったという理由の1つでもあります。

ペッシェの家具の量産品は今でもメリタリアから発売されているので手に入りますが、このBroadWayのようなアート性が高い家具はペッシェ自身が高齢であるということと、前述のミラノ トリエンナーレでの特別展示以降世界的に人気が高まって、現在では殆ど市場には出回らなくなってきています。そういう意味からいうとこのBradWayのダイニングセットを完成させる事が出来たのはとてもラッキーだったという事だと思います。

背面の壁に飾られてるタペストリーはペッシェの個人ホームページにも掲載されてる作品で、たまたまニューヨークからミラノに来てたペッシェ本人に頼み込んで譲って貰ったものなので、とても貴重で、私のコレクションの中でも自慢の作品です。

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