TITLE:インテリアのトレンドはファッションから始まる

「インテリアのトレンドはファッションから始まる」

これ私の従来からの持論です。その為、サローネに来るとフィエラやトルトーナだけでなく、ミラノ ファッションの最新動向をこの目でチェックすることで今後のインテリアのトレンドを考える事にしています。。。
グッチやドルガバ、そしてディオールまでも2018ssはカラーと柄物と、まさに百花繚乱の体をなしています。グッチ、ドルガバ、ディオールの写真を貼っておいたので見てください。デコラティブである事は勿論ですが、従来の常識的な色のコーディネートを飛び越して、反対色を普通に組合わせているのは衝撃です。
インテリアはどうかというと、うちが取り扱ってるMoooiやKartellの新製品を見ても、柄とカラーのトレンドをインテリアに持ってくるという試みはもう始まっているようです。
まだまだ、日本ではそこまでと思って見える方も多いと思うのですが、実はこのトレンドは日本のインテリアでも徐々に始まってると思っています。
何かと保守的な日本のインテリアですが、これからの5年の動向は目を離せないと思ってます。











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TITLE:ブランディングとコスト

イタリアを含む欧州のインテリアメーカーの直面する問題は中国企業との競合をどう乗り切っていくのかという事のようです。上海や広州の家具展を見られた事のある方はよく分かると思うのですが、近年の中国インテリア企業の進歩はすさまじいものがあります。品質、デザインのレベルの向上はヨーロッパ企業のそれに迫りつつあります。
それにどう対処していくのかというのはブランディングが一つの回答で、今では上海でサローネが開催されているにはご存知の通りです。
もう一つの回答はイメージ的にヨーロッパの企業を装いながら、デザインはヨーロッパのデザイナーが手掛けるのですが、生産は全て中国で行いコスト競争力を高めていくという選択です。
Kartellはそれを技術力、開発力で乗り切ろうとしてます。近年のKartell社のプラスチック成形技術は 眼を見張るものがあります。また、素材レベルで差別化を図ろうと、近年Kartell社はプラスチック素材メーカーを二社買収しています。
企業的に見ていくと、サローネもデザインレベルで見るのとは全く違った視点で見ることが出来、イタリア企業の取っている戦略的なダイナミックさに興味が尽きません。

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