インテリアも好きだけど、フアッションの世界も大好きだ。
ついでに、フィギュアーやコミックも大好きな私ですが、、そのフィギュア趣味が嵩じてメディコム・トイの赤司社長との対談を Openers というウェプ・マガジンに掲載中という話は前回しましたが、、その続編が公開されています。
会談の中で、ついつい赤司さんの誘導尋問にかかって、喋ってしまったのですが、趣味の延長というか、、フアッションのビジネスを少しだけ参入するとこになりました。
詳細はOpenersで → ここ
スピーガ通りといえば、ミラノの中心街にある有名ブティックが立ち並ぶ通りで有名。エルメスやブルガリ、ドルチェ&カッバーナの店舗もこの通り沿いにある。
以前からインテリアとファションの関係というのは指摘されてきたように、いつの頃からかサローネの開催時期にになるとミラノ市内の有名ブティク店舗のウィンドウ・ディスブレーもインテリアを意識したものが増えてきている。
今年も、やはりそういったウィンドウ・ディスプレーを施した店舗が沢山あったので、その中の一部を紹介しようと思います。
左の写真はカルテルの蛍光色のスタンド・ランプの色彩に合わせてコーディネートされたディスプレー。
スタルクの透明なプラスチックの椅子に白いレースを被せたディスプレー。椅子のバックにディスプレーされた白いドレスが印象的ですね。
ディスプレーで家具を絡めるのは良く見たのですが、今年はユーロルーチェの年でもないのに、何故か私が見たとこもないような照明器具を絡めたディスプレーがかなりありました。ひょっとして私が知らないだけで、かなり有名な照明器具かもしれないので、もし知ってる方が見えたらコメント下さい。
写真は火星人のような三本の金属製の足を持った、少しアールデコの臭いがする照明器具。
ショップはロベルト・カバーリ
同じくロベルト・カバーリのディスプレー。
海に漂うクラゲのようなイメージの照明器具
椅子は、なんとなくロッキード・チェアーのイメージでもある。
余談だけど、最近ロベルト・カバーリがブランドごと売却するという話が進んでいるようだ。オファーされた金額は2200億円、、カバーリ側の金額は3200億円ということで、かなりまだ開きがあるという話だ。でも、何れにしても凄い金額が飛び交うものだと、かなり驚いてしまった。ロベルト・カバーリ年間の売り上げはどれだれかは知らないけど、すざましいブランドの付加価値だと思った。
同じくロベルト・カバーリ
これは一体なんと形容していいのだろうか?
連想したのは「未知との遭遇」でのワンシーン、草原の一軒家に宇宙船の母船が現れる時の上空を覆う不気味な雲の動きだった。ともかく、これはデザインというのか、なんというのか、見ているとちょっと消化不良になりそうだった。
無数のクリスタル・ガラスで装飾された有機的な形状を持つシャンデリア。
ロベルト・カバーリの弟ブランドのジャスト・カバーリのウィンドウ・ディスプレー
スピーガ通りに面した建物の中庭にあった、ルアーの竿を使った照明器具。
竿の先にぶら下がっている袋には、白熱灯がいっぱい張っていて、その中の一つが光っているという仕掛け。ちょと意表を突きませんか??
インテリアデザインのトレンドはファションから始まると思っています。
私は、これからのインテリアの方向性を考えるとき、必ずファションの動きを参考にします。タイムラグはトレンドが日本に到達するまでには10年くらいかかっているような気がします。イタリアだと5年ぐらいかもしれません。
まず、ファションで始まり、店舗デザインに行き、そして最後に住宅のインテリアに行くという、まあそんな流れでだと思ってます。
さて、次回は「キッチン、、Boffiの呪縛」です
ご期待下さい
追伸
5月29日から六本木Meubleで新製品「Meuble Carbon」を発表します。
この製品は扉に炭素繊維を張り込み、それをポリエステル塗装で塗り込めた美しい製品です。限定で10セットのみの販売となります。
六本木のショールーム 六本木Meuble はキッチンを家具と位置づけ、キッチンとインテリアの可能性を実感して頂く為のショールームです。今回の新製品「Meuble Carbon」には、アジア・アフリカン・フォーク・アートの家具と装飾品を空間に配した中でのプレゼンテーションです。
インテリアとしてはあまり見ない切り口なので、かなり面白い独特な空間になると思いますので、ぜひご期待下さい。
事前の知識として、どんな家具や、装飾品がが展示されるのか、Meuble のオフィシャル・ブログで公開が始まりました。
是非、ご覧下さい → ここ
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